きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

なにわ男子からしか得られない栄養があると思った話


私には「おかみさん」と呼んでいる友達がいる。本当は本名で呼んでるけど(おかみさんって呼んでへんのかい)、「なにわ男子のおかみさん」が由来だったはず。

そんなおかみさんに誘ってもらって、7月28日“なにわの日”に、なにわ男子 LIVE TOUR 2023「POPMALL」にお邪魔した。


なにわのコンサートは去年ぶり2度目。なにわ担の友人はおかみさんしかおらず、貴重なチケットなのに連続で誘ってもらってしまって、感謝。

私自身はすの担でAぇ担で、なにわのことはおかみさん経由でしか知らず、曲もシングルかJr.時代の曲しかわからない。ペンライトはおかみさんに借りたデビューコンのもので、去年はJr.時代のコンサートのものを借りたので、過去の栄光でマウントを取るヲタクのいでたちで新規のムーブをかましてきた。

ラキボのときがいちばん元気。





今年も何も知らず、丸腰で出かけた「POPMALL」。

その名の通りポップなものがみっちみちぎゅうぎゅうのショッピングモール、という印象の2時間半。あぁ素晴らしきショッピングモール。なんでもあるもん。イオンモール嫌いな人おらんもんナァ?(知らん知らん)

コンセプト通りにひたすらポップでかわいくて、飽きのこない多彩な見せ方。

なるほど、これはポップモールですわ。



なにわの強みって「関西発の王道」「キラキラ」「丸ごとかわいい!」など、それがパブリックイメージであり周知の事実なのだけど、今回私が感動したのは、彼らが1つのアイドルグループとして「コンセプトをパッケージにして伝えることに長けている」ということ。

ただキラキラを売りにしてる、ただかわいい人たちじゃなくて、コンセプトにキラキラを落とし込んで展開するうまさに痺れてしまった。


まず、不思議の国のアリスとかトイ・ストーリーとか、おもちゃの国みたいな世界観を連想させるメインステ。……ごめんトイ・ストーリー見たことないから、トイ・ストーリーがおもちゃの国みたいなんかは知らんけど。

そこに並んでいるものが「ポップ」の源流で、流行りの平成レトロ感もあって、とにかく隅から隅までかわいいの塊。

しかも、この目の前に広がるものたちが映像なのだとおかみさんに聞いて、めちゃくちゃびっくりした。メインステのセットが映像て…

令和とてつもない。

映像と聞いてから見ても、実際にあるものとの境界線がまったくわからない。確かにこのメインステでは狭そうやけど、ステージ上のどれがリアルで、どれが映像?

そこは結局よくわからんままコンサートは始まり、よくわからんまま舞台上は展開していった。

令和とてつもない。


大切なのは、どこが映像であれ永遠にかわいいものがあり続けていたということ。なんなら「なにわ男子」こそがかわいいの煮凝りなので、なに?今日の大阪城ホールかわいいね!?!!?!?!!?



セットや使われるアイテムもかわいいが、衣装もかわいい。

私が🥚(←いつか絵文字が表示されなくなったりしたら何かわからないかな。玉子の絵文字です)(なんの心配)と呼んでいる長尾くん。由来は初めて生で見た2019年のたまアリで、お肌がゆで卵みたいにツルツルだったからです。

そんな🥚がJr.時代からなにわの衣装デザインをしているのは知っていて(もちろんおかみさん経由)、今回のコンサートは全部の衣装を考えたんやと聞いたのはまだオープニングやったけど、その時点で衣装がめちゃかわいかったからそうだと思ってたヨォ〜!と心の中で拍手喝采

その先も、着替えてくる衣装がどれもかわいい。ほどよいトレンド感とアイドルらしさのバランスが絶妙で、衣装をデザインしたりプロデュースするアイドルはたくさんいるけど、🥚の才能は本物なんだなぁと感心してしまった。

ちなみに私は白×白のやつが好きでした。大西プロのゆるシルエットのやつがかわいかった。


衣装にもコンセプトをしっかり落とし込んでいて、それでいて1人ひとりに似合う形をしている。すごいのが、それぞれに似合う形がワンパターンじゃないことで、イメージにはないような意外な“似合わせ”があったりもする。メンバーが衣装をデザインする強みの最たるものだと思った。

「なにわ男子」というパッケージの中で育まれた才能が、「なにわ男子」のいろんな顔を見せる役割を担っていてお見事!

いつか衣装展したり、衣装ブックみたいなの出したらいいのにな。



彼らはZ世代が選ぶ注目のアイドルNo.1であり、TikTok時代の申し子なので、顔周りの振りがポイントになってる曲がいくつもあって、というかそれを何かの番組で知ってから妙に意識して見ている。かわいいだけじゃなくてトレンドに仕掛けにいってるの、いいね。

私(17)なら一生懸命練習してTikTokしてたかもしれない。私(実年齢)もコンサートにお邪魔することがあれば踊っちゃお!と、なんとなく練習してますが、全然ついていけなくて実年齢って感じ。

あと振りにハートが多くてかわいい!各種ハートをつくるアイドルが大好きなのに、自担たちのマーケットはハートをつくるものとは近くないので、なにわ男子の皆様におかれましては今後とも何卒ハートをよろしくお願いしたい。


さすがZ世代に選ばれるアイドル、衣装・演出・振りなどなど、全方位絶妙にトレンドがトッピングされているのが強かった。独自の道を走ってるだけじゃなく上手に時流に乗ってもいて、今釣られたばかりの鯛なのか?もがれたばかりのシャインマスカットか?鮮度が良すぎちゃってる。



とにかく知らない曲が多くても、見どころだらけで想像以上に楽しかった。

他担としての感想やけど、去年はデビュー組としての初々しさに満ちていた。それはそれで良かったのは大前提で、今年は「なにわ男子」としてのやりたいことや強みをガンガンに前に押し出している印象。

そこに“コンセプトを落とし込む強み”を感じた、一貫して続くポップモール。魅力的でずっと楽しくてニコニコだったなぁ。


しかも、おかみさんがバクステ側正面のスタンド前列(なんと4列目!)を引いてくれたので、バクステに来た「なにわ男子の等身大」を存分に浴びる。みんな本物ジャン!ミニマムでかわ〜!(みちきょへさんは大きい)


バクステでやってくれてうれしかったのが大西プロのドラマの主題歌で、新曲をこんな真ん前で見てええんですか!?という特別感と、私がその曲好みだなと思ったのと。縦一列、恭平くんがみっちーのお顔を隠して始まる振りは美と美の掛け算が異常。

あと、アンコールのダイスマの歌い出しもバクステで、往年の名曲を目の前で見られて感動。圧倒的ラキボ派ではありながら、ダイスマはやっぱりすごい。プラチナのジェットの特等席に乗せてもらった気持ち。





ところでこの夏、ドーム用に作った「ハート作って」という2連のうちわがあって、それで🥚にハートをもらいました、の話。ひゃほい!

ハシュメリ(奇跡的に知っていたクリスマスの曲)でバクステのリフターに乗った🥚。これはせっかくなので…!と🥚に向けて持っていたうちわをゆっくり読んで、そしてにこ〜!っと笑ってゆっくり片手ずつ🫶をつくってくれた🥚ォォォォ…!

すーごい、すーごいかわいかった…!出会ったころはガチャガチャした少年やったのに(第一印象が小猿)、あの子あんな爆弾みたいなファンサするんか…カメラアピールの顔も完璧で、キラキラ笑いながら1つ1つのうちわをしっかり読んでファンサしてあげてて、私の知ってる小猿の🥚じゃなく…これはすーーーごいアイドルになる子やデェと度肝抜かれてしまった。


私はずっとアイドルからハートをもらうのが夢で(ハートはかわいい、アイドルもかわいい)(かわいいのかわいいを浴びたい!)、けれど、ファンサうちわを持っていてアイドルからハートもらったことってなくて。正しく言えば、某白石まいやんからはあるけれど。

そして自担たちのドームでもハートはもらえていないので、そんな私の夢を🥚が叶えてくれて、とてもうれしかったです…!

🥚ありがとう、おかみさんにみっちーのうちわ借りてたのにコロペソに魂を売ってごめんなさい。次回があれば🥚の色のペンラを振ります。


お気に入りは大西プロです。




普段「かわいくてキラキラ」よりも、シュッとしたパフォーマンスとかバキバキに踊る人たちを見ている。そして、自分の好みもそちらだと思う。

けど、私がなにわに見せてもらったものには、そういう“好み”を凌駕する感動やときめきがあり、なにわ男子からしか得られない栄養があった。


自分の“大好き”がいて、それだけの世界も楽しいけど、隣に目を向ければ違う強みを持つアイドルがいる。私はそれを知って広い世界を見渡していたいし、アイドルたちがそれぞれの煌めきを放ってくれる世を慈しみたい。

事務所が揺らされている昨今、彼ら自身にも大変なことがたくさんあるはずやけど、こんなにも多種多様なアイドルが在籍しているという事実はすごいことで、そこで頑張る彼らにこの先たくさんの幸せが降り注いでほしいし、ずっと切磋琢磨して煌めきを見せていてほしいなぁなんて、キラキラの原液みたいな7人とセンステに降りてきたどでかミラーボールを見ながら思った。



ポップモール、すごく満ち足りてキレートレモンを飲んだような健やかさがあった。これはもう、目で見て摂取するタイプのビタミンやと思う。

「あついね」のエアドロ

「あついね」と/きみがいってくれたから/バンテリンドーム──


奈良梅子、バンテリンドームナゴヤにて地獄の川柳を詠む。

字数が全く合ってないのをどうにかしろと言われた。それな!最初日付入ってたかもしれないけど、どっかで落としちゃったハハハ。





森林伐採」というワードに触れて5年、私も阿部さんからファンサと呼ばれるものを都度都度でいただいてきたけれど(ありがたいよね)(宝くじ級よね)(宝くじいくつも当ててくれるアイドル尊)、今回のドームではちょっと趣が違うというか、異質というか、思ってもみないことが起こった。


Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME」名古屋2日目、オーラス。私は横花前のアリーナにいた。

上手側のブロックで、横花の階段がある部分に面した席の7列目。渡辺担のくま様のおかげで通路側端っこの2連にいて、くまが柵側に座って、隣に私。私の前に阿部担、後ろも阿部担、隣も阿部担という、奇しくも「阿部担の森」となった。

私は本当に同担引き寄せ術か?ぐらい同担が近くに来やすい。メンバーが9人いようとも関係ない。ええねんけども。

この「森」が後々効いてくることになろうとは、開演前は思ってもみないわけで。



PPPのときに阿部さんが隣のブロック正面、私からは左斜め前に見える立ち位置に来ることはわかっていた。

実は大阪に入ったときから「PPPの阿部さんの前に入りたいなぁ」と思っていて、名古屋初日にはそれは忘れてたけど(忘れてたんかい)防振できっちり阿部さんの立ち位置を確認して、「あそこに入りたい」と初めて思うかのように思っていた。言霊やで!言霊はあるって大学の卒論で書いた友達いたもん!


ライブも終盤、いよいよPPPで現れた阿部さん。阿部さんの立ち位置の隣のブロックといえども、端っこで通路横なおかげで視界が開けていて、阿部さんがよく見える!ドームと思われんくらい近いやん、こんなん!!

顔は小さいわ背は高いわ脚は長いわ美スタイルだわで、これはあの、多分1000回見ても1000回思うことなんですよね。いつか新手のお経になりそう。


すの6におちたとき私が最初に出会ったオリ曲で、大好きで格別のPPP、自分のパートでカメラアピしてる阿部さんをこの目で見られる幸せ…目の前の(正しくは斜め)阿部さんが、そのままどでかスクリーンに映されている桃源郷。恋のマハラジャやん。

スタンドから見ていたときはあんまり意識してなかったけど、え、ずっとおるやん。ずっ…とおるやん?いる時間長〜〜〜!

これは好条件すぎる。好待遇、手厚い福利厚生、豆腐より真っ白のホワイト企業くらいのそれ。


そして「阿部担の森」がどうも目に留まったらしく、阿部さんがこっちを見ている体感があった。

私の手には【阿】【部】うちわとペンライトしかなく、隣ではくまが警備員のように、緑のペンラで私を指していた。おそらくそのほかの森の面々も各々の名前うちわを持っていて、不思議とこのとき誰もファンサうちわではなかったっぽい。


阿部さんが森を見ていた体感があって、でもこちらはその空気に呑まれたのか誰もが静かに見返していた。ガチ目の阿部担が揃っていたのかもしれない。あとPPPってフリーの時間は長いけどファンサ曲なわけではなかったから、キャーキャーするタイミングでもなく、ただ阿部さんを見つめるしかない。

くまが言うには「阿部、チラチラこっち見てたよね」らしいけど、なんかもう私ギン!!って見すぎてるのか視界ぼやけてくるし、冷静さを失っているからよくわからない。ただ記憶をたぐると、確かに阿部さんはこちらを見ていた後に前のブロックにちらちらとファンサをして、そしてまたこっちの方を向いた覚えがあった。


そして、時が動く。

(そのとき歴史が動いた、くらいの)(大袈裟)


多分2番だったと思う。自分のパートじゃなくて、カメラに抜かれてもいない、重心をなんとなく右に取って立っていた阿部さんがおもむろに、森に向かって口パクで言った。



「あついね」



!%「€:〆%=+|〒9÷$^[々#%\!?


えっ今話しかkえ〝っ〝っ〝!!?!!!!!?!?


何が起こったのかわからない。いやあの、阿部さんがこちらに向かって「あついね」と言っている。声が聞こえたわけではないけど、これはまごうことなき「あついね」であり、なんなら聞こえてないけど完全に聞こえてしまっている、普通の会話の中にあるような「あついね」──


びっくりして、どうしたらいいかわからずポカーンとしてしまっている私の横でくまが頷いた。うける。返事すなwwwと思ったら、私は本当にくまに秒速でつっこんでいたようで「なんであんたが頷いとんねん」やったかな。なんか秒速で。

(その日から私はくまに延々「頷いたら怒られた」と言われている。忘れてよ)


でも森で頷いたのは青色のくまただ1人で、阿部担たちは誰1人動かなかった。ほかの人たちのことをちゃんと見たわけではないけど、私は動けなかったし、多分みんなそう。

こんなどでかいドームで目の前に阿部さんが来たことがまずラッキーすぎるわけで、そして多分こちらを見ていた。そして滞在時間が長い。そういういろんなもので、なんとなくファンサをもらうとかどうのまで考える回路が遮断されていたかもしれない。

何かあったとしても、指さされるとか森のあたりを指でぐるぐるされるとか、そんなかな!?と思っていたので、想像を遥かに超えるというか、予想だにしないというか、そういうワードを煮詰めてごりっごりに固めたようなそんな出来事だった。


いやだって話しかけてくる!?友達!?!?!!?ええええええええ…!!!!!!!!!!!!!!?!?!?


阿部さん、そんな引き出しまで持ってるんか…恋の致死量を超えてしまっている。


くまは「あついね」のとき、阿部さんが顔の周りをパタパタ仰いでいたと言っていたけど、私はもうそんなの全く覚えておらず(あえていえば、体の重心が右側に少し傾いてたような気がするくらいのそれ)、ただ、阿部さんが口パクで言った「あついね」のトーンまで込みでなんとなく聞こえてしまって、声、聞こえないのに聞こえるんだ…と思った。声の向こう側…





おそらくあの場で唯一冷静だったくまが、公演後に「阿部担にしか見せない顔だね」とか言ってきて、あっそうか、そうだよな、そうなんだ、そっかそ…そそそそそそそ(爆発)


たまたまあの席に座ることになって、そしたらたまたま阿部担が集まっていて、そして滞在時間の長いPPPの阿部さんの立ち位置がたまたまそこで。

きっと私がいた席が緑のペンラが集まる場所でなければ「あついね」なんてもらえていないから、“たまたま”は“偶然”でありながら、星のレベルで導かれたスペイベだったようにも感じている。


え〜!だって「あついね」って、ものすごい世間話ちゃう!?友達とする会話やん!!!阿部さんからしたらメンバーとするような話でさ、アイドル…アイドルが「あついね」って…え〜!!!!!!!!!確かにあついねんけどさ!?!!!?!!?!?!?

なんかもう声のトーンまでわかってしまって、それはくまもわかるって言ってて、それを伝えられる阿部さんはなに、魔法の世界?ハリポタなの?????


デビューしてからも阿部さんはファンサに対して真摯で、ファンサに真摯ってなんか変やけど、でもいつもコンサートがあるといえばパンフレットやドル誌なんかで「僕のファンの人にたくさんファンサをしたいです!」というようなことを言っていて。

そのマインドは変わっていなくても、デビューしたことや会場が大きくなれば、そのスタイルも形を変えてゆくのかな。私はファンサ厨とかではないので、もちろんもらえるとうれしいというか、脳みそ噴火レベルで寿ぐけれど、ファンサが手厚いから阿部さんが好きなわけじゃない。だからそれはそれでいいし、それでも阿部さんは阿部さんだしなと思っていた。

「それでも阿部さんは阿部さんだしな」じゃないのよ、変わってないどころか、考えてみればすんごい「阿部さんらしい」の放ってるのよ。


きっとこれは通り過ぎていくトロッコやフロートの一瞬の勝負ではできない、ファンサ曲で目の前にヲタクがたくさんいたら発動されない、海で限られた条件下に現れる島みたいなもので。

都合のいい解釈をすれば、自分のファンが集まっているところに何かしてあげたいと、あの瞬間に考えてくれた、その先の「あついね」だったように思っている。


そんなところに居合わせてしまって、新しいファンサ体験をしてしまい、阿部亮平恐ろしいなと思った「あついね」──お見事でした。



冒頭の地獄の川柳は規制退場を延々待っていたときに(いっっっちばん最後だった)、突然ナゴドで発したもの。くまには「きもぉ!」って言われたけど、いやまじでキモいな。

奇しくも数日後が本物の「サラダ記念日」だったようで、共時性まで完璧。キモさの高みを目指し、キモさの極みを叩き出してしまった。みんなよう私と友達でおってくれるよな…(感謝)。


別の席で入っていた目黒担の歯医者さんと阿部担のミカエルに「あついね」の話を聞いてもらいながら夜道を歩く。横断歩道で風船落とした私はマジで鈍臭くてウケた。

あぁ、ミカエルには私の見えたものを脳内エアドロで共有できたらよかったのになと思う。あの阿部さんを共有したい。「あついね」の恋の阿部さん…!


記憶をエアドロできたら、みんなで見せ合いたいものっていろいろある気がする。でもそれは21世紀現在叶わないので(某ドラえもそなら、そんな道具持っていそうではある)、なんとか文字で表して伝えたいと思った次第。

各々エアドロアプデの方、よろしくお願いします。

Flash

7月1、2日と名古屋に行ってきた。「Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME」最終の地。


ドーム、楽しかったねえぇぇぇ!!!!!!

IQ2かな?くらいの、このバカデカ感情を紐解いて置いておきたい。果たしてIQ2には紐解くものなどあるのか。



名古屋初日は渡辺担のくまと5階(下手側スタンド上段)からの景色。5階最後列から2番目、つまりドームのほぼいちばん後ろの私とくま。

ドームの引きの光景を見られるのが初めてで新鮮、そして圧巻だった。

会場やセットの全景、花道や外周の構成、ドームってやっぱり大きいねぇと座りながら、開演前に色とりどりに放たれているレーザーを見ていた。それがなんだか、とてもきれいだった。


この席には、この席の良さが満ちている。

まず、暑くない(そこ)。私は汗腺が正門なので(爆裂汗かき)5階でも暑いには暑かったけど、いわゆる「米粒」の距離感のアイドルに対して、文字通りの「熱」を上げることもないので、近くにアイドルが来たときに感じるような熱気も発生しない。

そして我々には人類の叡智「防振双眼鏡」があり、天空にいれども、それなりの距離感で自担を追うことができる。

そうなってくると5階の後ろの方やからといって大きな不自由はなく、なんなら自担が誰とも被らず見られて大変健やかだった。キャーキャーは言いつつ、俯瞰して冷静にコンサートと対峙できたというか。

今まで見えなかった角度のものが見られて、阿部さんのかっこいいところをたくさん浴びて幸〜〜〜!

複数回入れていることとか、前列に入ったこともあったとか、そういうのもあるとしても、それでも自分はどこの席でも楽しめるヲタクであると改めて。



5/28の京セラドームぶりに会った‪Snow Manは、すっかりドームクラスのサイズ感に慣れた人たちになっていた。

大阪ではあんなに浮ついて「浮ついてるというか…浮いてる!?」みたいになってたのに、大阪・東京・福岡と回って、すっかり“いつもの顔”でパフォーマンスをしている。

きっとそれでも「ドームは大きい」と感じながらやっていたんだろうけど、アイドルが経験値を貯めていくのをリアルに感じ、人間の順応性を見た。


花道超えてバクステ寄りの私の席から、メインステの阿部さんまでの直線距離はどのくらいだろうか。見え方はほんとに米粒大というやつやったんやろうけど、防振のおかげでその体感はなく、城ホのバクステ側スタンド21列目からバクステに来たアイドルを肉眼で見てるくらいのサイズ感。(伝われ?)

しかも、大阪では2日間三半規管がやられて気持ち悪くなったけど、この日は近鉄特急に乗ったので酔い止めを飲んでいた。つまり絶好調!防振覗き放題!三半規管弱すぎるのはやめたい。


オープニングから健やかに阿部さんを見ていたら、上から見ているのに脚が長すぎてびっくりした。「3mある」ってやつ。下手したら5mあるかもしれない。

上から見ても阿部さんは顔が小さく手脚が長くスタイルが良い。阿部亮平、上から見るか横から見るか──


阿部さんが何とも被らず見えるので、大阪で見られなかったものたちを全回収する勢い。

D.D.の9パラ、大阪では顔を傾けて画角からはみ出てしまっていたのに、名古屋ではちゃんと収まっていたこととか(進化の過程がイーブイよりかわいい保護)、あべさくアイコンタクトへの嫉妬、いわあべアイコンタクトにホワァッとして、あべなべアイコンタクトはモニョォ…佐久間くんだけはマジで恋敵卍マジ1回体育館裏で対戦しろください。

紹介ラップの一言は「オレンジメーッシュ♡」おいおい、このかわいさで今年30なんて信じられるか?爆裂御かわいいが!!!!御かわいい!!!!!!!

かわいさが突き抜けてしまって恭しく「御」つけずにおれないよね!!!


キミカレの台詞は「でら好きだもんで♡」、こうやってちゃんとその地方の方言を取り入れてくるところがインテリジャニーズであり、ご当地ものはファンが喜ぶだろうと準備してくれてるのだと思うと………阿部さん素敵すぎない!?知ってたけど!?!?!!!?!?

ほぼ名古屋人のくまには「『でら好きだもんで』とは言わない」と一蹴されましたが、【名古屋 方言 好き】とかで検索するのかな?って考えたら、公演後の酒が捗りすぎたkawaii


ケラケラ笑って、キャーキャー言って、今話題のコロペンを目の当たりにして絶句して(絶句する)、5階めっちゃ実りあるジャン?


あとは初日はなんだろうな、最後のダンスパートの盛り上がりがすごくて、大阪でもすごかったけど、やっぱりツアーラストの地となると更に高まるものがあるのだろうか。

阿部さんの顔つきもいつもより劇画で(劇画)、なんとなく大阪のときと違うなと思ったけど、最後の挨拶のときにジャケットを半分脱ぐ感じで肩出してて、なんか二の腕の上の方?三角筋?のあたりが見えてて、「おおおおぉ…なに、なになのあの三角地帯…」とガン見してしまった。

暑いのかぁ人間味あるなァ恋だなァ…大盛り上がりのCry out、阿部さんの中でも昂るものがあったという事実が刺さってしまって好きです他のメンバーの話が入ってこなかったですけど不可抗力ですすいませんでした。

(一息)


「あいことば」のスクリーンに映る歌詞は阿部さんが書いたと聞いて、初めてスクリーンだけを見てみたら、あったかすぎて感情が揺れた。

Aメロのだてあべふかの組み合わせが大好きすぎて、大阪では夢中で防振を覗いていたから、最後の9パラになったサビあたりでしかスクリーンを見てなかったと思う。

だから初めて見た背景の淡くて柔らかいグラデーションとそこに並ぶ阿部さんの文字、歌の持つ温かさ、ニコニコ笑っている9人、そんなものたちが一気に心に流れ込んできた感覚で、揺れた。


すごく好き。すごく好きだった。

正直に言えば、リード曲があいことばだと発表されたころ、少し寂しかった。こんなふうに寄り添う系の曲で、“みんなのもの”になるのかな、それよりも私は私たちを突き放して突っ走るような、そんなアイドルでいてほしい。

売れることは彼らにとって絶対的に大切やけど、それによって消えていくものがあって。不必要になるから消えるのかもしれない、そんなものたちが私にとっては大切だったから。


とは言いながら、結局はドームツアーを経て、というか大阪初日に見た時点で私は「あいことば」を大好きになっていたので(なんなら心に沁みてしまって、泣くかもしれんレベルには)、だからやっぱり彼らの持つ力のすごさ、というか阿部さんの私への影響力を思い知る。

顔しか見てない勢いのヲタク、スクリーン全然見てなかったけど、名古屋に間に合ってよかった。





名古屋2日目、いよいよオーラス。

私とくまに目黒担の歯医者さん・阿部担のミカエルが加わった「縁切りチーム」と呼んでいる4人で、まずはお昼に肉まぶしを食べた。

物々しい名前ですが、ただの変な人の集まりです。

実はそのランチ後からドームまでの道中に、よく考えたら元気でコンサートが見れるか紙一重のハプニングがあったのだけど、それを今笑って話せるくらいには元気にオーラスを終えられたのでよかった◎

縁切りチーム、4人でつるむと変なエネルギー発してる気がする。あと火事場で妙に前向きだというのは、今回わかったこと。


この日はもろもろの用件でたくさんの人と会う日で、その人たちが全員いい人で、前の日に会ったのもいい人たちだったから、今、“いい人”の波の中にいてうれしい。こんな変な世界で(言い方)(でもねぇ)いい人と出会えるのは貴重なご縁。ありがとうございます。



そして梅子はこの日、夢の上手側に入れた!ヤッッッター!!!!!

というのも、ここまで3回全部下手側やったけど、どうも阿部さんは立ち位置的にも動線的にも上手側が多いのを感じており、私は上手側から阿部さんを見ることを熱望していた。サイチェンとかはしないので、とにかく神頼み。

これは切実に上手に入りたい、名古屋前日の私。


上手側のアリーナD、横花前のブロックを引いたくま天才!ハグしてあげよ。


今回のツアー初めてのアリーナ、というかSnow Manがつくるドームツアーでの初めてのアリーナ。楽しみ。

灼熱のナゴド、人混みを潜り抜けて疲弊して辿り着いた席が柵の横の2連で抜けがいい!

さすがドームというところで、アリーナとはいえメインステがなかなか遠い。遠いけど、メインステージに正面から臨む景色が初めてでうれしい。見たかったものたちが全て見られそうな場所。


16時、いよいよオーラス開演。上からでーんと(でーん)現れたSnow Manを見上げる形で見る。正しくは、その最下手側にいる阿部さんを。

満ち足りた顔をしている印象の自担、今日も格別に御麗しく好〜〜〜〜〜!(ハオ)


D.D.、キッシンと阿部さんは冒頭ずっと上手側の端っこにいて、ちょうどよく見える場所だった。これまでも防振で見てきているけど、ズドンと真っ直ぐ見られる幸。阿部さんは今日も顔が小さくて美スタイルで麗しく…日本で一般家庭に生まれているのに属性が王子様なのなんなの。阿部という名の皇室なの?潜在的王子様が過ぎる。


名古屋初日の夜プロントで飲みながら、「紹介ラップにはさぁ〜阿部さんのメンバーへの気持ちがこもってるんやからいいよなぁ〜///」なんて照れ照れしていた私、それも相まってオーラスの紹介ラップが改めて特別に聴こえた。

メンバーはさぁ阿部さんからこんな形でラブレターもらえていいよなあ!(大の字)

阿部さんが気に入ってるという、9人の掛け合いの後に重なる「転がせ like 雪だるま式!」のところも、臨場感が合わさってちょっと鳥肌。私ニコニコが止まらなかったなぁ。

ドームで、そしてC&Rもできる中で久しぶりに紹介ラップができて、順番に色が変わるように阿部さんがしてくれたペンライトをみんなが使って、そんな景色見られてよかったね、阿部さん。良すぎて涙出ちゃいそ…。

アイドルのヲタクをやっていると、こういう「自担がうれしいだろうな」の“うれしい”を自分も分けてもらっている気がして、幸せやなぁと思う。自分は何をしたわけでもないのに、幸せを分けてくれるアイドルは尊い


ちなみに紹介ラップの一言は「好きじゃんね♡」

これは合ってる!と、ほぼ名古屋人のくまに言われた最高かわいいじゃんね〜!!!!?(これは多分間違ってる)


Grandeur、クラクラ、タペストリー、僕ドラ、8月の青、slow...などなど、正面からとか近くで見たいと思っていた曲がいくつかあったけど、中でも感動したのはタペストリーかな。

元々タペを踊る阿部さんのことがとても好きで、だから生で見るのを楽しみにしてたけど、下手側からやとその動線にいろんなメンバーが挟まるので、阿部さんまで一直線!で見てみたかった。

きました!きましたヨォ!一直線!!


水色と白がある衣装、阿部さんは水色で、ゆるシルエットは阿部シルエットで好。

肘とかジャケットに長めに紐というのか、装飾がついてて、パフォーマンスと共に揺れるのめちゃくちゃ恋。狩猟本能くすぐる紐。

タペの阿部さん最高にきれいだった。表情まで追えて、ドームで踊る阿部さんの美しさを浴びてしまって、視線の流れまで美しい阿部さんがいて…(好)


イチバンボシや僕ドラの自分の出番ではないときの表情だとか、Juliettaで客席を映しているスクリーンを見上げている姿だとか、相変わらず森林伐採してゆくところ、ナミダの海や8青でフロートから客席を見る顔とか。

私はそういうのを見るのが好きで、阿部さんがカメラの前で見せる顔とは違う、力んだり気を張っていない、少し素に近づける部分というか、アイドルとしてファンに見せてくれる素に近いところ、そんなものをたくさん追えてうれしかった。

穏やかでやさしい顔をしていて、人柄にじんじゃってて、どこを切り取っても王子様やしもう完敗…阿部さんのマルチアングル(全編)…ください…お金出すんで…





Snow Manのコンサートでオーラスに入るのは、デビューしてからは初めてだった。

たとえば阿部誕みたいな「何が何でも絶対入りたい公演」以外は無理せず、自分の気力とか体力とかお財布事情とか、もろもろがちゃんと成立する中でヲタクをしたいなと思っている昨今。

「オーラス」が少し特別な公演の1つであるのはわかっているけど、執着は不健全を産むので、いろんな条件が合ってご縁があったら入るくらいのものとしてこだわりを持つのはやめた。

なので今回はオーラスに入れる機会ができて、すごく楽しみで。


ライブの楽しさや意義は本編にあって、オーラスという公演の楽しさはきっと付加価値の1つでしかないとは思っているけど(オーラスだけがすんごい盛り上がる!とかないし、そんなんやったらあかんし)、それでも最後の公演に辿り着いた達成感が滲むお顔をしているアイドルや、この先に繋がっていく挨拶や、今日を超えたら二度と開催されることのない儚さみたいなものが混ぜ込まれた煮凝りとして、特別で最高だった。


やっぱり後半にかけてその雰囲気は増して、すごい勢いと気迫で9人がセンステに走ってきたCry out、挨拶のときの阿部さんの「Snow Manの初のドームを無事に終えられそうです!」という達成感に満ちた顔、「約束いいですか?」「またみんなでライブしようね!」ってニッコニコで言ってくれたこと、感極まって泣きそうになってた渡辺くん初日アゲイン。

そして、WアンコールのZZLは最たるもの。

Wアンコで出てきてくれて、曲は何にしようかと相談しているアイドルたちを見ながら、くまと「ZZLがいいな」と話していた。でもZZLより最近のものをしたりするのかな?

ラウールがスタッフさんに曲を伝えにいっている間、Snow Manを見るでもなく「ZZLのイントロってどんなんやっけ?」って聞く私に、ちょっと考えてから「♪きーすあーんくら〜い」と歌い出すくま。あ、イントロとかなかったわ。速攻サビやったわ。


そしたらなんと、かかったのがZZL!の、歌い出しのサビじゃなくて、そのあとのイントロ的な部分。

あー!そのパターン!!?となった。もはやくまの歌い出しに繋がっているレベル。

夢のZZL…おれたちのジグザグ…大歓喜!!うれしい!!!!!!


オーラスのZZL、あまりにも夢が詰まっていた。

いわあべが何やら相談しているメインステ上手側、これはくるぞくるぞと期待していたら2人で抜かれた「内緒だよシー」!阿部くんの内緒だよシーキタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━ !!!!

かと思えば間奏のときにセンステでアクロした佐久間くんに続いて阿部さんがロンダートからバク転して、私はこのとき、この日いちばん大きな声が出た。

わかる人にはわかる、野良の松村北斗が卒業式にサプライズ登場したときの歓声を表現したタナカのキィヤアアアアアアア!!!!!!!!みたいなやつ。(いつかのストANNより)(細かすぎて伝わらないモノマネみたいな)

だってだってさ!?ドームで阿部さんのアクロ見れると思わなくて!すごく見たかったから!!!!!うれしい!!!!!!!!!!

阿部さんのロンバク!!!!!!

ふっかと一緒にやった♪僕の心を燃〜やして〜の手、ジグザグジグザグラブの手振り、「みんなでせーの!」で「Z」ポーズ。なにこれ、完璧すぎる大団円。最高。


周年まで待たなあかんのかなと思ってたオリ曲の、その原始に触れられて、ふっかが「この曲から始まった大切な曲」って言ってて…ありがたすぎちゃってるZZL…!

最後の最後にブチ上がった上に、心の奥底までポカポカにしてもらってしまった。





アリーナにいながら、アンコールで降る白い風船は風の流れで全然落ちてこなかった。と思いきや、公演後にスタッフさんが通路に落ちたやつをどんどん投げ込んでくれるものだから、気付いたら風船にまみれていたくまと私。

私は降らしものが降ってきそうなところにいて降ってこないタイプのヲタクなので(大阪初日もそうやったし、大阪ラストはミカエルが銀テも風船ももらってきてくれた)、今回は銀テも風船も取れてうれしい。銀テはまみれることもなく、そよそよ〜って流れてきただけやけど。

降らしものにもそんなに執着してないのだけど、大阪でミカエルと「名古屋で4人で風船持って写真撮ろうね!」と言っていた言霊も叶ってうれしかった。退場後にドーム前で撮った写真バリエモのバリカワ。


そういえば回ってきたなべと目黒のユニットの白い羽根を「歯医者さんにあげよう」と、いそいそとしまい込むくまもいました。なぜかミカエルの分もいそいそとしまい込み、なぜか私にもくれたくま。白い羽根の業者さんカナ?(大切にせよ、との圧)


くまといえば、アンコールのハロハロだったかな。横花通って一旦通り過ぎたはずのなべ(耳にお花かけたver.)が、なぜか少し戻って目の前の階段から降りてくるというスペイベに遭遇した。(ハロハロじゃないんやって、ブラビなんやって。くまからLINEきましたハハハ)

ヒエッ!って見てたら私たちがいる柵の前まで来て、そこに溜まってた風船蹴り上げ…たけど思うように客席に届かず帰っていった(届かなかったとこまでで1パケの、ものすごくいいなべ)。

なんならドームの最前より近くで見た勢いで、くま目ぇ剥いてたwwwwwwwwwwwwwwwwwwすんごい二の腕締まっててお肌もちもちしてたなべくん…!

私は「あついね」をもらえて、くまは風船の軌道にいて、すっごくすっごくいいオーラスでは!?うれしいね、くまも私もよかったね。



自分の性格のややこしさゆえに晴々と迎えたわけではなかったドームツアー、終わってみればバカデカフォントで「楽しかったねぇ!」と書くくらいには楽しかった。

楽しかったし、アイドルたちや友人たちに、心をまた明るく照らしてもらった。


ツアーを通して、ドーム立てるのはファンのみんなのおかげだと繰り返し言ってくれていた阿部さん。

名古屋初日には「先輩のバックで出たドーム公演で、スタッフさんに『次はSnow Manの番だね』と言われて『10年後かな』とか言ってたけど、心の中では無理だろうなと思っていた」という話をしてくれて、「でも、それから9年経ってドームに立てているのは、みんなのおかげ」だと。

「無理だと思っていた」事実に触れて、大変だった日々の方がまだまだ長いことや、その冷静な思考や素敵な人柄が表れている言葉に、本当に今日この日を迎えられてよかったねと、阿部さんがオーラスの折々で、目を細めてうれしそうに客席を見ていた姿を重ねる。

阿部さんが今こうしてアイドルとして1つ報われていることが、私にとってもうれしくて救いになることだった。

諦めずにいてくれたから出会えたわけで、私の心を晴れにしてくれる阿部さんには感謝でいっぱい。


Snow Man、初ドームツアー無事完走おめでとうございます!お疲れさまでした。いろんな景色を見せてくれて、いろんな気持ちをくれてありがとう。

最高に楽しかったー!!!


そして、この春夏つるんでいるくま、オーラス同じ公演に入れて、お互い良き景色を見られたミカエルと歯医者さん。縁切りチームは4人ともベタベタしてないシングル4(同じホテルに泊まるとしてもシングルを4つ取るタイプの人間たち)、でもみんなやさしくて気配り上手で居心地良くて愛す!

みんなみんなありがとう、心から楽しいドームになったのはみんなのおかげでもあるよ。人間関係は新陳代謝やけど、2023年のこの夏に、縁切りチームとのご縁が深かったことはとても幸運だったと思います。ズッ友だよ✌︎(突然のダサワード選手権)


京セラドームの宙に浮く


Snow Man、宙に浮いてんちゃうか」

初ドーム初日、そんなことを思った。

演出等々で物理的に浮いてるということではなく、あまりにウキウキとしている彼らから感じ取ったもの。


デビューして、私も友人たちも、そしてきっと本人たちも予想もしていなかったほどの人気が出て、「ドーム」の存在が近くなるのに時間はかからなかった。

“東京ドーム”が夢の場所だったのは知ってる。8.8のデビュー発表のときのことも、しっかり覚えてる。

でも、まだドームは待ってほしいなぁというのが私の本音で。

加速度的に出る人気についていけない。お茶の間で話題の彼らと私が好きになった彼らは同じ人たちなのか、もうそれすらも疑わしいくらいに、みんながSnow Manを知っている。

そんな環境になじめない、まだ私の知ってる世界にいてほしい。


自担にはいつだって幸せでいてほしいけど、でも、ドームになんて立たれてしまったら、本当に知らない人たちになってしまうようで怖かった。二度と会えないんじゃないかという妄想にも取りつかれた。

私の中に根付いている、まじもんの根暗がはりきっている。


とはいえ、ここ2年なんとなく「ドーム」の3文字はずっとつきまとっていたので、今年はドームやるんだろうなとは思っており、発表があったらあったで「絶対行く!何がなんでも行く!!」「初日が大阪!?行くでしょう!!!!!!!」と天性のガッツが顔を出した。「もう二度と会えないかも」の繊細さはどこへ?


そして、そんなガッツと時の運が手伝って、「Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME」 初日、私は京セラドームにいた。





前の日に別の現場があったり、妙に仕事が忙しかったりして、ドームに思いを巡らせるだとか、あれやこれやと考える暇のないまま迎えた5月26日。

せっかくなんだから、めっちゃ楽しもうという、その気概だけ。

83パーセントの根暗と、17パーセントの陽キャがシェアハウスしてるのが私の内面なのよ。


席は下手側アルファベット列で、ドームに行く機会が多かったころ、アルファベットいいなぁ見やすいなぁとよく思っていたのを思い出した。この日も「アルファベットってほら!見やすいとこやん!!!」と、確か口に出して言ったと思う。相手はくまです、渡辺担の方のくま(?)


実際に席に着いてみると、センステから伸びる横花の延長線上あたりで、外周から8列目くらい。えっ近、近ない?ドーム…えっ近ない?

ドームに入ったら「Snow Man遠くなっちゃった」とかありがちなことを思うのかなと思っていたのに、ドームは広くてでかいけど、メインステもセンステもよく見えそう。視界良好で良い◎



18時開演。

どんな顔して出てくるのかなぁ。誰かは泣いちゃったりとか、するのかな。

そんなことをなんとなく考えていたけれど、オープニング映像の阿部さんがフードをかぶっていたものだからギャンギャンにテンションが上がってしまって、秒で忘れた。フード萌えは我ながらチョロい。

わくわくさせるセットの雰囲気やオープニング映像、そこに加わる照明や9色のペンライトが煌めく景色や、熱気と高揚感。「楽しい」がドームで渦巻く。


オープニング映像でカウントダウンの後、でーん!と(でーん?)セットの上から出てきた9人は、めちゃくちゃいい顔をしていた。

目ぇキラキラというよりバッキバキ、メイクは濃いめで、ヨッ、ドーム仕様!脂の乗ったぶりよりぷりっぷりの(これは書きがちワード)今をときめくアイドルたちの顔つき。


歓声がすごかった。声出し解禁になってから初めてのコンサートで(スノラボのときは途中からやったもんね)、あと、初めて彼らに会える人が多かったのもあると思う。

デビューして初めて歓声をど正面から浴びて、どんな気持ちだっただろうか。しかもそれが5万人って、桁がバグ。うれしかっただろうな、久しぶりに身体ビリビリしたかな。


D.D.、キッシン、Grandeur、出したシングル順に並ぶ冒頭の選曲は、生真面目なSnow Manらしいなぁと思った。私の出会ったすの6は、例えば少クラでゲームをするとなれば、笑いをとりにいくというよりは生真面目にゲームをする人たちで、そういうところがかわいらしくて微笑ましくて好きだったので。


ムビステで客席の上を通っていくGrandeur、それを私の席からは横からになるのだけど、見ていて思った。「あの人ら、マジで宙に浮いてない?」

D.D.やキッシンのときもうっすら感じていたけれど、いつもの振りだったGrandeurの動きでそわそわと浮ついてるのが伝わってきて、めちゃくちゃおもろい。

(おもろい)

もちろんふざけてるわけじゃなくて、でも明らかにいつもと違う。パフォーマンスの中にうきうきした感じがにじんでるというか、空気が妙にふわふわふわふわしてて、かわいすぎやろ!と笑ってしまう。

後から「みんな立ち位置とかめちゃくちゃで、ぶつかりまくってる」となべが言ってたので、マジだった。さすがのSnow Manもそんなふうになることがあるんだなぁ。


そんなふうにちょっと笑いつつも、Grandeurと動くムビステ、そこから見える景色はきっと夢の景色なんだろうと思った。今、彼らは“夢”の中にいるんだなぁと思うと、ドーム良かったね、おめでとうって感動してしまったな。


私から見えている阿部さんという人は割とどんな局面でも冷静で、あのデビュー発表の混沌とした中でとか、配信のデビューコンや歌舞伎の大千穐楽でメンバーが泣いちゃったりするときでも涼やかに微笑んでいる。穏やかな人柄の中に一本筋がピシッと通っているのが伝わって、そういうところも大好きやけど、そんな阿部さんさえもふわふわしていて本当にびっくりした。

冒頭からすごくテンションが高いと感じることや絶対浮ついてるやんwwwwwwと思った瞬間が何度もあって、阿部さんが我を忘れるというか感情が先に走ってしまうなんて…いや、そんなのかわいすぎちゃってるが!?!!!?最高かよ!!!!!!!!!!!!!!

(MCで着替えから戻るころにはいつも通りの雰囲気なのが見て取れて、(あっ、落ち着いた)って思った)

そういう意味でも、ドームはすごかった。


セットやと思ってたフロートが動き出して(めちゃくちゃびっくりした)、1人1台でドームを回って、バクステの位置ではフロートのリフターになってる部分が上がっていったりして(1台何役なの)、しかもそれがすごく高く伸びて(高すぎない!?ってヒヤヒヤ)、その上で始まったスノワ(しかも踊るん!?)。

そこでニコニコと歌って踊ってファンサしてる阿部さんを見ていると、なんだか心が洗われた。

キラキラが舞う中で笑っている阿部さんがあまりにもアイドルとして美しくて、「ドームはまだ待って」と思っていた気持ちが晴れたのは、このときかもしれない。


Cry outは会場が揺れるくらいの熱狂。近年、待ち望まれていた曲なのは知ってるけど、私にとってはJr.時代のオリ曲の1つで、ここまでの興奮をつくるエネルギーがあるとは思ってもみなかった。なに、幻のポケモン

ペンライトの縦揺れと、これでもか!という勢いの火柱や花火を呆然と見ていた。花火、そんなに上げてええんや…ちょっと笑った。くまも笑ってて、なんか2人で笑いながら見てた。

パフォーマンスもお祭り騒ぎというか、各々思いっきりのはしゃぎっぷりが乗ったパフォーマンスで、なんか本当に“祭”だったなぁ。あの会場中のエネルギーがあれば、5万人のスマホが一瞬でフル充電されそうではある。


怒涛のダンスパートを経ての挨拶、そして「あいことば」。

挨拶はそれぞれの形で情緒がダダ漏れしていた。阿部さんがファンの人がいたからドームに立てたのだということや、「ここに連れてきてくれてありがとう」とキラキラと言ってくれたその言葉の中に自分も少しは含まれているような気がして、そんな喜びまで分けてくれてうれしいな。

あんなにキラキラした目を見せてもらっては、大好きが爆発してしまう。


「あいことば」の3:3:3のパート、私はだてあべふかが大好きなので防振で熱心に見ていたら、いざ3人のパートが始まった途端に、隣から「ねぇ渡辺くんが泣いてるんだけどぉ!」とバカでかボイスが聞こえる。くま…くまの情緒…!マジでカウコンのデジャヴすぎてウケた。

(くまはカウコンで阿部さんのシャッフルメドレーを双眼鏡で見てる私の肩を揺らして「次、渡辺くんがいるよ!!!」と目をキラキラさせてた人)(無邪気)(めちゃ揺らすやん)

泣いてる渡辺くんは、だてあべふかのパートのあと見せていただきました。大変おかわでしたね。


あいことばの終わりの方で、阿部さんが目をシパシパさせたり上を向いたりしていたから、もしかして?と思っていたら鼻の頭が赤くなってきたので、あっやっぱり泣きそうなの我慢してるんやってわかった。さっきも書いたけど、阿部さんのそういう感情の揺れを感じる機会があまりないので、“初ドーム”は本当に特別の特別なんだとそこで実感して、あぁぁ…よかったねぇ。よかったなぁ。

そういう姿を見られることは阿部さんを応援していてとてもうれしいことの1つなので、私はこのときの記憶をまた大切にしまっておきたい。



夢の景色を見ている、東京ではないけど「ドーム」での単独コンサート本番を初めて迎えた人たち。

客席は、仲間たちのことは、どんなふうに目に映っただろうか。想像なんてできないけど、その目の煌めきからは楽しいんだなって充分すぎるほどわかるよ。

私もその夢の中にいられて、素直にうれしい。





初ドームツアーの初日、自分の大好きなアイドルの夢が叶うときに立ち合えたなんて、私にとってのヲタクとしての宝物。

あんなにガッチャガッチャした雰囲気の阿部さん、見られるのドーム初日だけ!(いや、知らん知らん)

ガチャガチャしてるだけではなくて、メンバーと目を合わせあってうれしそうなところとか、大きな目をキラキラさせているところをたくさん見られて、私の中にも、根暗な思想を打ち消す「来れて良かった」が満ちあふれた。


パンフレットで阿部さんは、自分たちの本業の1つであるコンサートを生で見られないファンがいて、残念な思いをさせてしまっている、だからグループの成長の証とは別で、今回のドーム公演はそんな人たちに見てもらうための意味も大きいのだと言っていた。

セトリはアルバムをベースにSnow Manの「王道」を目指したというよなことを言っていて、私は「Snow Manに出会ってくれた人、ようこそ!」のセトリのように感じていたので、“今”のSnow Manを表すセトリという点で同音異義語的な?私の感じたもので合っていたかなという答え合わせ。

なんとなくZZLとかAcrobaticとかメキホとか、Jr.のときの曲も聴けちゃうのかなぁと期待してしまっていたので、それはまたの機会(周年とかになるのだろうか)にとっておこう。


あとコンサートとは直接関係ないけど、自分の武器を使ってさまざまなメディアでSnow Manを知ってもらう入り口になりたい、その先でほかのメンバーを好きになってくれても全然いいということを言っていた阿部さんのその思いって、Jr.のころからずっと変わってないんだなぁということも改めて教えてもらって。私の知らない人たちではなくて、ちゃんと私が見てきた阿部さんだった。

「私の知ってる人たちなのかもわからない」とか、私はいつも暗い方にばかり考えが突っ走ってしまうけど、阿部さんは何も変わっていなくて、そんなのコンサートで見ればわかることなのもわかりきっていることだけれど、こうやって文字になっていたこともうれしかった。パンフレット、有益。



そうそう、あと、これは大切な思い出なんですけど、初期から使ってる名前うちわしかなかった私にくまが「撃って」っていううちわを貸してくれて。ファンターナモーレでフロートが来たときに見せていたら、まさかの「ばーん」をもらいました…!こんな王道のファンサ初めて!!!!!ヒャフ!!!!!!!!!!!!!!

その直前までアリーナの方向いてたから、あぁさすがに今回は無理か…と思ってたら、こちら側に振り向いた瞬間くらいのタイミングで撃たれてたよね…視野がシマウマの殺し屋なの…?

しかも撃つとき「ばーん」って言ってるらしいから(くま情報)(私は覚えてない)、阿部亮平さん罪深いアイドル…あぁぁ…




さて、幸にあふれていた京セラドームから1ヶ月と少し。いよいよツアー最終の地・ナゴヤドームへ。ありがたいことにそこにも居合わせることができる今回、思いっきり楽しんで、ドームの空気を吸ってこようと思う。


(2023/07/01、名古屋へ行く特急の中で書きました、の記録✎)

全ツの一言感想文したためてみたけど、一言とは、ってなるやつ


Aぇ! group「Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023」感想文を書く、1人ブログマラソン

一言感想文のつもりで書き始めて、全然一言で終わらんやつやりまーす。




𓅮 Aッ!!!!!!
おてんとを経ても、私の耳には全然馴染まないままのAッ!!!!!!やったのに、この春を経てさすがに馴染んだ。2023春の思い出BGMかもしれない。

(いや違うな、キミカレかブラビやな)

オープニングに新衣装は高まる。メンカラで、フォーマルっぽい形がかわいくて、衣装に合ったアイテムがキラキラしてたのもかわいい。そういえばメンカラ衣装って、ストドのバリ重毛皮衣装しかなかったもんな。

大晴くんの衣装はハイウエストの位置にベルトがついててかわいかった〜!韓国風のスタイリングらしい。さすがおれたちのすえざーパイセン!それと、この衣装の大晴くん、なんか身体ががっしり分厚く見えてオホォ…

でーん!と出てきたAぇがみんな楽しそうに振りをしながら煽ってくれたの、あれは幸多き光景。

大阪で目の前に来たんザワやったかな、会場の奥の方に視線を向けながらピースの手を振ってるザワがえらいかっこよかった記憶。

あとすごいいい匂いを前列に撒き散らしてくれたのもザワだと思う。今はもう思い出せないけど、脳裏には刻まれた、風と共に漂ってくる“いい匂い”。



𓅮 僕らAぇ!groupって言いますねん
大晴くんの表情管理が完璧で、プク顔とかウィンクとかハートつくったりとか?一生かわいかったやつ。ここでもうすでに全部やってまうんか!?すごいねぇ(だが情の山里母コロヒー)

あと、大晴くんのパートは一生何言ってるかわからん。こっこーりつ!しかわからん。でもかわいい。かわいいの天才だから。



𓅮 Firebird
この先もずっと「キターーー!」って思う存在であり続けるFirebird。香川も京都も「キタキタキター!」って高まったけど、大阪は記憶皆無で笑う。尋常じゃない近さに呆然としていた奈良さん。

曲のあとの挨拶、年上組は1人ずつハケていくけど年下組は残ってて、次の曲に繋ぐときに3人でモニターに映るやつとか、大晴くんがかわいいの天才だった。表情管理の質が鬼すぎてこわい(最高)。



𓅮 King & Queen & Joker
実はとても好きだったやつ。年上組(最近は御三家呼びされてるんやっけ)3人が均一なパワーバランスで、それぞれの持ち味を見せつけたKQJだったなと思う。全員属性が被っていない、そこがいい。

ジョッキーブーツの王子様衣装久しぶりに見たけど、あれめちゃかっけぇな!?!?!!?

大阪で見たとき、まっさんのジョッキーブーツの上がくにゃって内側に入ってたの、“まっさん”すぎた。早替えヒャフー!



𓅮 君の彼氏になりたい
夢のキミカレ、オリジナルの振りでしてくれてうれしかったァ!夢叶ったァァァァ!しかも大晴くんがセンターだったのもうれしい。大歓喜!盆と正月一緒にキタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━ !!!!

セリフガチャが2/3で大晴くんだったので勝訴案件。「帰さない」を大晴くんはいろんなパターンでやってたようで、私が見たのは香川の「チューして」(佐久間ver.!!!!!知ってんね!!!!!!となった)と大阪の「一緒にいたい」。4文字に8文字詰め込むたいせイズムよ。こういうとき、だいたい字余りになりがちな自担、愛。

京都の小島の「帰さない」がカッコ良すぎてびっくりして、「ケーーーン!帰りたくな〜い!」ってなった3階席のおれ。



𓅮 Party-Aholic
カメラに抜かれて、めっちゃエロっちくスカーフ噛みながら後ろに進んでた大晴くんが、ステージ端っこの階段に躓いてこけかけたやつ、大晴くんすぎて、めちゃかわ委員長すぎるで賞。



𓅮 MY MP3
エムピ、振りがきれいで好き。ガッシガッシ踊る系じゃないけどしっかり踊ってて、斜めにずれていくカノンのとことかめっちゃ良かった。シャンデリア衣装との相性も良◎

大晴くんのよき色香が漂ってましたね…大人になったなぁ(ホロリ)と、心の祖母が参観日の如く。



𓅮 WHIP THAT
目の前のウィプザ、ぐわんぐわん踊るAぇと振り上げるペンラと、これがいわゆる「多幸感」か?

「スト・打点・高く」の標語を学んだので(標語)、張り切って打点は高く!会場もみんな打点高かったので高揚感があり、レーザーとか丸い光がいくつも散らばってパリピのパーティー感すごい。パリピのパーティーに行ったことはない。

京都のウィプザ、真下に見えるお立ち台に来た誠也ちゃんが、上の階に顔向けてくれて、音に合わせて縦に手をぶんぶん振ってたの、あれかっこよすぎてキムタクすぎた(かっこいいの最上級)。



𓅮 君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか
大晴くんが言っていた「コジケンの挑戦」が、この曲の弾き語りだと知ったのは大阪入る直前くらいかな。ケンかっこいいジャン!!!

ジャケット脱いだり水飲んだりしてからキーボードの方に行く小島を至近距離で見て、顔圧でちにそうになる。カッケェェェェェ



𓅮 ゲーム/ストーリぃ!/MC
入った3回ともが、1人ずつ更衣室的な箱の中に入って、お題に合ったメンバー出てくる(それが1人ならクリア!みたいな)やつやったけど、ゲームも何種類かあった?らしいね?私の全ツのゲームはこれ一択。

コスプレは大晴くんのチア、ナース、ヤンキーで、どれもおいしかった。チアがいちばんかわいかったかな!

ストーリぃ!は変なヅラの京都の末澤整体師が優勝してる。あの無限末澤モニター忘れられない。(大晴くんのチアもかわいかったし、大阪の対良子告白タイムもめちゃくちゃ笑った)

MCでコスプレから青ナポに着替えてくるのは、青ナポの輝きが3割増し。着替えに行くとき、変な格好引いたメンバーの先に行きたい感じと、変なヤツを残したいウェイト重めの攻防が絶妙な心理戦、見応えあった。



𓅮 Naughty Girl
ダーツガチャ、香川はノリガ。踊る曲ヒャフー!大晴くんガツガツ踊っててかっこよかった…(凡)



𓅮 I promise
アイプロ!アイプロ!曲選んだ人がセンターだと知った京都のアイプロ。大晴くんがセンターで幸!!!自担がセンターにいるのって私には当たり前じゃないから(それはそれでもいいんやけど、でも)、夢みたいだった。うれしい。

曲に入る直前までモニョモニョしてて、甘々の甘の歌声響かせてたおれたちのスパダリ…好(ハオ)



𓅮 YOU
目の前にドーキーズがいた大阪、私とくまの前で見つめ合うドーキーズの♪あなたのために生きていいかな〜は、もはやそれがおれたちへの特大ファンサにて致死。

まっさんから見つめ始めて、大晴くんが気付いて見つめ合って、なんなん!!?



𓅮 LOVE YOU ONLY
チャリこぐガチャは小島2の大晴くん1。

大晴くんがチャリンコ漕いでた京都、かわいすぎちゃって特大花丸。後ろからスタッフさんが風船を割ったときの驚いた顔かわいすぎちゃった(はぁと)

向かい風で小島に向かって飛んだ新聞紙がなかなか小島から取れなかったの、あれ忘れられない。



𓅮 スキすぎて
めちゃ振りかわいいやん!スタンドマイクで円になってみんな向き合うの、あそこわちゃわちゃと楽しそうで最高。



𓅮 ちゅきちゅきハリケーン
おかみさんにコンサートの円盤見せてもらって練習したちゅきハリ楽しかった〜!大晴くんどの瞬間も抜群かわいい!なにわ男子よりなにわ男子!!(なにわ男子の最上級)

私がおかみさんに「きょへくんのパート大晴くんやで!」って教えたのに、全ツ入ったおかみさんから、そこザワやったって教えられて笑った。大晴くんのパートは長ちゃんらしい。

まっさんが歌詞忘れたんは京都、めちゃおもろかったな(しかも確か、挨拶で回収してたとくまが言っていた)。そう思うと京都はいろいろ豊作。



𓅮 One Love
特大かぁいい大晴くんが抜かれて、3階で荒ぶったおれ。これも京都案件。マジ特大かわいい、なんやったんあれ…



𓅮 しらんけど
狂犬のシャトルラン。



𓅮 ダンスパート
リチャ、小島、佐野チームと、末澤、正門、福本チームのダンスパート。レーザーを駆使した光とダンスの掛け算すごすぎちゃった…!やっぱりリチャ末は別格やけど、でも大晴くんもすごくダンス上手くなっててガンガン踊ってて最高。

(まっさんの汗がターンと共に弧を描いたの、すごかった)

6人でリチャ先頭にV字のフォーメーションになるとき、ザワのシンメが大晴くんだったのに気付いて、いよいよ、こんな前で踊れるまでに…!?ってめっちゃうれしかった。きっと昔なら、その場所もらえなかったんじゃないかな。忘れたくない景色のひとつ。



𓅮 Grandeur
香川でイントロ鳴った瞬間ひっくり返りそうになったGrandeur(でもキミカレのときのがすごかったとミカエルが言っていた)。

ザワが夢祭でGrandeurしてくれてうれしかったけど、全員でやってるの見たいなぁと思ってたから感激…!振りは本家振りとは違うけど、でも難しそうなやつで迫力があった。Aぇ解釈のGrandeur。

大阪のとき、大晴くんがめちゃくちゃきつそうな顔してたの人間味あってきゅんした(♡)ここのダンスメドレーは絶対きつい。



𓅮 RAM-PAM-PAM
あのストのおパンツの歌と、こんなところで出会うとは…(おパンツ抜いたら結構いい曲だった)

大晴くんお尻パァン!ってすんのすご!って京都で見てたら、まっさんはもっとすごいのだとくまが教えてくれた。大阪では客席に向かって飛び蹴りする勢いで4DX福本大晴だったので、お尻パァンどころではない。



𓅮 ロマンティック
ロマンティックのときにミカエルが大晴くんに見つめられた思い出…!あの大晴くんの等身大すんげかったァァァァ。私は見つめられてないけど目剥いて見ちゃった、等身大のサイズ感。




𓅮 Break Through
ブレスル、曲中でやっとやっと声出してコルレスできたのうれしかったな。やっと会えたね!感。出会った年の夏、配信の夏松竹で見たな。大好きだったブレスルの昇華。

バンドのときの衣装、大晴くんのやつかわいすぎて大好きだった〜!黒のオーバーサイズめのTシャツ、黒パンツ、オレンジの効いた柄物の羽織とグレー地の透けた豹柄のスカーフが腰のあたりにひらひらしててかわいい。このアクスタほしい。



𓅮 ブラザービート
イントロで度肝抜かれたやーつ。あっ…バンドの曲じゃなくてもバンドにできるんですね…(すごい)

大晴くんが肩揺らしながらベース弾いてナナナナナナナ♬してたのめちゃかわ委員長〜!!!!せんせー!ここにめちゃかわ委員長がいますッ!!!

間奏にGrandeurの振り入れてくれた大阪ぶっ飛んだ。前の日D.D.やったらしくて、今日もあるかなーと思って行ったらGrandeurは俺得すぎん??????

Aぇは大晴くんが歌い出しを担当することが多いけど、ブラビも佐久間パートかわいかったあ!布団には愛ッ🫰



𓅮 Banger Night
バンド曲じゃなくてもバンドn(以下同文)

バンガナはJr.がこぞってやってるかっこいい曲やけど、贔屓目モリモリで意外性のバンドスタイル、Aぇのバンガナが優勝!一本!!!!!

ザワのタップ、メンバー一人ひとりのギラギラと燃える楽器ソロ、高揚感。あれはやみつきになる。また見たい、もっと見たい!って思わせるの、かっこよすぎるおれたちのAぇ! groupやん?



𓅮 勝手に仕上がれ
仕上がれの大晴くんのベースソロ、目の前で見られたのが本当に本当にうれしかった。みんなに「大晴!」ってコールされて入るソロをずっと特別に思ってる。大好き。

京セラの円盤で見ても単独で見たときも、まだベースに追いかけられてるような感じがしたけど、今回は気持ちよさそうに音に乗っているような感じがした!最高最高!!



𓅮 PRIDE
Aぇバンドの「顔」に育ったPRIDE。

バンドの曲はどれもそういう側面があるけど、際立って“それぞれ”の役割を全うしてるのがかっこいい。あとやっぱりリチャ末の声の周波数(周波数?)、相性ぴったり。

そして私はラスサビ、テテテテイク〈ドーン!〉の特効がないとだめな体になってしまった。



𓅮 ボクブルース
全ツの、というか、今のAぇ! groupがつくるライブの最後の曲がボクブルースなのがすごくいいなと思ってて。

私は初披露された当時そこにいたわけじゃないけど、ここ1年くらいで顔つきも変わって活躍の場も増えて、結成時よりも力強く、団結して進んでいる彼らが今歌うボクブルース、なんだか深みがあって良かった。

そういえば配信の夏松竹でもやってたよね。あのときともまた違う、頼もしくなったきみたちのやさしさに包まれた素敵すぎる時間でした。

大晴くん、歌もがんばっててえらい!自担最高かわいい!



EC.
𓅮 Aッ!!!!!!
2番も歌ってることを京都まで知らなかったの、マジで私って感じで。

大晴くんがバスケ部みたいなヘアバンして出てくるの、なくてもかわいいけど(アイドルさんの素材そのものを愛するオタク)、つけたいならつけたらいいよ!かわいいよ!!!!!!

最近ちょっと関係性の落ち着いたビバちぇがなんとなーく絡むアンコールを愛す。これは勘違いかもしれないけど、大阪で私の大晴くんのうちわを見た小島が、その直後にすれ違った大晴くんの肩をポンと叩いていたその光景が、私は結構好きだった。

香川ではちょっとしゃべってるビバちぇの地声が聞こえてきたのも高まったのを今思い出した…!アイドルさんの地声!!(それアンコールちゃうかもしれん)

京都のとき、3階からくまと一緒にペンライトでハートを描き続けたら、最後の最後(もうみんなセットの下入ってバイバイしようとしてるタイミング)に小島が同じ動きでハート描いてくれたの、あれはまごうことなき私たちへのファンサだと同時に確信して「「小島!笑」」でシンクロして終わったあれは、本当にいい終わり方。

自担にはもらえずとも、あんなイケメンさんがハート描いてくれるなんて!ほんっっっまにおもろかった、京都のあれ。





全ツの感想マラソン、これでおしまい◎

ばいばい!春!

春を眩しく照らした君よ

大晴くんの放つ“アイドル度”が上がりすぎている。2023年6月現在、好きすぎてしまっている。


そんな余韻の、Aぇ! group「Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023」だった。

全44公演無事完走おめでとう!お疲れさまでした!


私としては4月19日に終わる予定だったはずの全ツ、ご縁に恵まれて5月25日昼公演に行くことができた。幸(さち)!!!!!!!!!

大阪はやっぱりAぇにとっての「ご当地感」があるので、元々行きたかった場所。香川と京都で最高に楽しんだから悔いはなかったものの、チケットのあれそれで行けることになった、まさかの延長線。


これが私の全ツ通していちばんのAッ!!!!!!と驚きイベントで、ありがたすぎる世界の幕開けだったなんて。

























席が最前だった。

正しくいえば1階2列のセンター、少し下手側。1列目が潰れていて、席に着くと最前だったのだから手足ブッルブル。

いやこれ変な話、本当に「積ん」だりとか「買っ」たりとかしてないんですよ。そろそろ信じてもらえなさそうですけど、一応毎回書いてる。鉄壁の定価。


QRをかざしてチケットを受け取った正門担のくまが(4月以降ずっとくまと現場いる)(ずっくま)すんごい目見開いたあとチケットを全然見せてくれなくて、ギャーギャー言っていた入口のエスカレーター前。今、戻れるならあそこからがいい。

チケットに印字されている「1階2列」という文字に目を剥いて、長〜いエスカレーターを登りながら、ふと気付く。「えっ2列目って…最前潰れてるんちゃう!?」

だって、香川も京都もそうだった。私の右脳77がピンときた。それをくまに言ってみると、「いやいや、そんなわけない」と変な希望を持たない左脳99のくま。だって香川も京都も潰れてたで!と言っても全く取り合ってくれない。くま、石橋叩いて粉々に割るタイプ。

けどまぁたしかに香川も京都もそうやったから大阪も、ということもないか、と、私の左脳23も言いだす。

ていうか2列目の時点で、十分すぎるほど目の前で見れてまうからな!全!肉!眼!と席に向かったら、


……ぁぇ〜?

(擦り続けるストANNで聞いた松村北斗くんのリアクション)


1列目、ない。すでに撤去されている。私たちの席の足元には、ロープで線が引かれている。どうも、それ以上前に出てはいけないらしい。われわれのためのバミリ?


本当に目の前にステージが広がっていて、遮るものがない光景に渾身の「ぁぇ〜?」が出た。いやこれ最前やんkwww(笑い事ちゃう)

私もくまも平常心を失い、席についてゴソゴソ準備するもペンライトを落とし、ペットボトルのキャップを落とし、荷物のあれやこれやがしっちゃかめっちゃか。しっかり!…はできない、さすがに無理ゲー。

重たい思いして持ってきた防振は、また使わないようだ。ありがたい、うれしい、が、重い。

フェスティバルホールの背景になろうと、黄色地に黒文字で「ドーキーズしか勝たん」って書いてある4連うちわも張り切って1年半ぶりに持ってきていたのに、最前でそんなん出されるアイドルの気持ちになったら怖すぎるだろうと、使わないことにした。





暗転したらもう、これから目の前で何が起こるのかわからなすぎて怖かった。

座っててもステージが近いのに、立ったらもっと近い。IQ2になるレベルでこわい。

一体どんなサイズ感でAぇはそこに現れて…?


オープニングはアニメーションだけの、バックステージからの映像のないバージョンで、やっぱり香川のやつ映像なかったわ!これやわ!!と、このタイミングで答え合わせ。こんなタイミングやけど、わかってよかったァ。

上から出てくると思っていたら、通路横の扉から出てくる公演もあるのだとくまに聞いて、オープニングのガチャ、曲のガチャ、スクリーンに抜かれるガチャ、ゲームガチャコスプレガチャガチャッガチャッガチャガチャしてるのに、そこもガチャなん!!?

(後々「Aッ!!!!!!と驚き」やからいろんなバージョンがあったのだとすえのりのインタビューを読み、感心する)(汲み取れないあっさいヲタクでごめん)


そしたら今回はメインステの上じゃなくて、正面から出てきた。

そのパターン!?(初)


アイドルの等身大、この春、私はどれだけこの言葉を使ったかわからないけど、目の前にAぇ! groupの等身大が現れて、上からじゃないから早々に目の前で「Aッ!!!!!!」が始まって、もうわけわからんけどレッツゴー桃源郷



登場した瞬間から、大晴くんったら今日も全力で全方位かわいいじゃないか…!

距離がバカ近いので、しっかりお化粧してる感も味わえてしまい(色白肌にピタッとファンデーションが塗られている)(これが割と早々に汗で取れていくのもリアルだった)、カラコンしてるとか、ストレートの中にいくつかの束でゆる〜く癖付けされているヘアセットの具合とか、ちょっと肌荒れ気味かな?とか、なんかそんなのを全部見ていたけど、とにかくかわいい。かわいいが歌って踊ってる、かわいいの天才ィィィ…


アイドルがこの世に実在している、私たちと同じ60兆の細胞を持って人体を有しているという事実を認識できるような、こんな距離感でずっと見るの!?今日!?

もう始まっちゃってるのに、にわかには信じがたい。

だってあまりに「本物」すぎるのに、メンバーとアイコンタクトしたり笑ったり、次の段取りを追うように立ち位置や表情を変えたり、目の前で意思を持って動いているのだもの…マダムダッソーじゃないのだもの…

よう落とさんかったなくらい、目ぇ見開いてたと思う。


近すぎてAぇを見上げるかたちになる。しかもあの人たち、場合によってはステージの結構きわきわまで出てくるから、電車の向かい側の席に座ってる人より近い。私がちょっと前出て手伸ばせば届くかもしれん(ロープを越えてはいけません)。理性があってよかった。

メンバーがステージいっぱい横一列に広がって大晴くんが端っこの方に行ったら、ほかの誰かが目の前にいる。この異空間では普段のように自担ばっかり見るのも憚られ、さすがに目の前の誰かを見た。脂の乗ったブリのお刺身よりぷりっぷりなAぇ! groupの皆さんを目の前に、初っ端から結構オロオロ。これはオロオロするて〜!距離感のバグがすごい。


こんなオロオロが2時間続くんか!?と思いきや広く横一列になることはそんなになく、結論から言えば、私の席はえげつないほどに福本大晴0ズレ席だった。過去2回入った感じから、大晴くんの立ち位置はもっと下手側かな、少し斜めに見る感じかなぁと思ってたのに、蓋を開けてみるとド真ん前。

立ち位置、8割がた私の前だった気がする。自担ずっといるやん。

文字にしてみると、勘違いヲタクみたいな字面やな…と思うけどホンマやねん!いちばんびびったん私やねん!ホンマやから、みんなちょっとくまに聞いてきてほしい。


さらに私の見た限り、センター席の最前に福本担がいなくて(すえのり小島のファンが多かった)、奇しくも私は全力でアイドル福本大晴を浴びることとなる。こんなん、ラッキーの宝くじに当たっとるやん。

いやぁ…………ありがたくてうれしいけど、でもあまりに前に来るのでどうすればいいかわからず、すごすぎて、毎回私でなんかごめんなさいって申し訳なくもなってきてキャパオーバー、途中ちょっとくまに席変わってほしかった…人生で3本の指に入る贅沢。


まぁそんな小心者の感情は置いといて、大晴くんがスペシャリティにかわいかった事実と、ヲタクとして一生ものの宝物の景色を得たわけで、だから私が見た大晴くんのことを残しておく。



44公演中の残り3公演、ツアー後半も後半、というか何なら終盤で、しかも大阪なこともあってかメンバーはみんなテンションが高かった。素直で感情だだもれになるかわいいの天才・福本大晴くんなので、ずっとテンションが高くてかわいい。

表情管理というのかな、曲に合わせて表情をつくるのがとても上手やから、あぁその顔見たかったやつ!というものから、そんな顔できるんですか!!!?!?!?まで多彩すぎてお見事。

アイドルとしてのスキルが格段に上がっている…!


Aぇになってすぐのころ、それまでメインでコンサートに出た経験のなかった大晴くんが、亀梨くんのファンサをコンサート映像で見て勉強したというのはすごく好きなエピソードやけど(学び方がインテリジャニーズ)、今の大晴くんはきっと亀梨くんの見せ方とは違うので、経験値を貯めて自分の見せ方を見つけて、それがどんどん磨かれて、なんだろう…尊すぎてかわいすぎてしんどい。さすが、かわいいの天才である。

「かわいいの天才」というワードを5億ほどチャージしないと足りなくなりそ。


アイドルのつくるハートとかウィンクは無形文化遺産、なんなら国宝やと思っていますが、大晴くんはそれを全部パフォーマンスに乗せて見せてくれ、私はそんなありがたいものを肉眼で見ていいのか、すごいな、ほんとにその顔できるんや…(とは)

もうバグりすぎて、途中、本人越しのスクリーン見たりしてたもんね。もったいな。





全ツのセトリ、めっちゃ好きやったな。

Snow Manが3曲入っていて、キミカレやGrandeurは、ずっとAぇがやっているのを見てみたかったというのもあるけど(思いもよらないブラビのバンドバージョンで度肝抜かれたのもよかった)、そういうのを置いておいてもバリエーションがあって見応え抜群。

これまで見てきたAぇのセトリは西寄りで、というより、関ジュが関ジュらしさを求めたり、アイデンティティをもってコンサートをつくると西寄りになるのはきっと当たり前で、でもあまりに慣れてしまった「西のセトリ」、それが今回は、西とか東をフラットにしたところに立つセトリだったというか。


大晴くんが最初に考えたセトリは「安牌」って言われたそうで、悔しくて、いろんなものをぐちゃぐちゃに詰め込んだセトリをつくったらそれが採用された(そこから引き算してできたのが全ツのセトリ)という話やったけど、こういうの、アイドルの持つストーリーとしても良い。


1曲1曲の思い出はまた改めて書きたい気持ちがあるので(無理そ)(とりあえず気持ちは)、印象的だったことをざっと並べてゆきたい。



大晴くんは今、ダンスがすごく楽しくできる時期なのかな。気合いが満ち満ちていた。

ダンス、すっっっごい上手になったからね!

これはAぇの現場に入るたびに思うことやけど、結成後からの伸び率が異常。リチャ末がいる環境、Aぇの上昇志向がいい作用をもたらしていそう。

夢祭で本当は自分がGrandeurやりたかったとか、サマパラのリハでCHANBARAをリチャと熱心に練習してたりとか、そういうの見るとガシガシ踊るやつやりたいんだろうと思う。


シャンデリア衣装の「MY MP3」がすごく楽しそうで、手首に香水つけてにおう仕草したり(そういう曲なんですか?)、音に合わせて身体動かす感じがのびのびしてて、そっそんなんできるんすか!?その様子を見上げながら、なんだかびっくりして照れちゃった。かっこよかったナァ。

ダンスパートのソロダンス、Grandeur、ラパパンとどの曲もかっこよくて良かったけど、ラパパンの勢いがめっちゃすごくて、下手したらこっちまで飛び込んでくるんちゃうかぐらいジャンプしてて、私ヒエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!となっては、私と大晴くんの間に時折挟まるモニター用のカメラさんで一旦息を整えるなどして。

ちょっと、びびらされとるやん。


4年見てきて、大晴くんは大雑把なとこもあるけど生真面目やなぁと思う。まず身につけるために振りを追いかけ、歌は歌詞を追いかけ、ベースは弦を追いかける。

それはそれでとてもかわいくて好きやけど、最近はその「追いかける」時代はもう終わって、自分らしさを見つけていく段階かなと感じることが多くて胸熱が止まらない。

出会ったころの姿を思い浮かべると別人のパフォーマンスで、その裏にある努力の積み重ねや経験を思う。すごいなぁ、きみはどこまでいくのかな。



「会場を煽る」のも大晴くんの役割になったようで(これも大晴くんがやりたくて始めたことやったはずで)、これまでもそういう姿は見てきたけど、どんどん板についてきて、全ツでもずっと頑張っていた。

ただ、あんまりしゃべりに抑揚がないのと甘噛みしちゃうので聞き取れないところも結構あったりして、私はそれがすごくかわいいなぁと思っている。親バカと同義。


ロマンティックの終盤、早めに一旦はけて、バンド用の衣装(これがまた、オレンジが効いてるかわいい羽織でして)を着て戻ってきた大晴くんは、みんなより一足先に水を飲み、タオルで顔の汗を押さえ(ゴシゴシ拭かずに押さえるアイドル力)、曲終わりに合わせて会場を煽り始めた。

その間にメンバーが水分補給をしてバンドの準備をするのだけど、その役割の手順を見届けられたのがすごく良くて(仕事人フェチ)、本人がやりたいことがかたちになってそこにあり続けることが、なんだかとてもうれしい。


バンドになると、テンションがめちゃくちゃ高くて頭ぶんぶん振ってるし、全身でベース弾いてます!!!みたいな、それで汗がすごいから手が滑るのか、ブレスルのときに「まちがえた!」って口パクで言ってたり舌ペロって出したりしてて、そんな光景も最高のライブ感。そしてかわいいの天さi

ニッコニコで誠也ちゃんとぴょんぴょん飛び跳ねて演奏したりとか、言外のコミュニケーションってなんでこう…胸が高まるんでしょうね…全財産おひねりにしちゃうところやった。


私の夢はずっと、最前のベース真ん前の席で大晴くんを見ることで、ど真ん前じゃないけど斜め前で、ていうかそれまでずっと0ズレやねんからマジのマジで夢が叶ってしまった…!すごい!!!!!!!!!!!!!

大晴くんがお立ち台に足かけて頭ぶんぶんしながらベース弾いてるのとか、多分汗かぶっちゃってる勢いで目の前。さすがに冷た!とかはなかったけどもさ…汗かぶり席…?


ベース弾きながらブラビの歌詞を♬とまぁ毎日ぼくらは“楽しい”で〜すって変えて歌ってたの、かわいいの天才が刺さった。ベース弾いてる、ブラビ、楽しい、どこを切ってもかわいいの天才が出てくる金太郎飴。どこまでかわいさ見せつけてくれるんさ!楽しいのかよ!!よかったよ!!!!!!





くまは、公演開始すぐにまっさんにファンサをもらっていた。

詳しくはくまの話なので置いておきますが、気付いたときすでに事後で(事後)、私がふとくまを見ると、なにやらコクコクコクコク頷いてくる。マンガかな?くらい頷いてくるやん。おお!すごい!うれしいね!という友達としての気持ちと、マンガwwwwwwが止まらない。

まっさんはトップスピードで最前のヲタクを捌く、仕事の早いアイドルだと学ぶ。


一方私は、1曲目の早い段階から大晴くんが目の前に来たとてぜーんぜん目が合わないので、「最前だからって目が合うなんて、当たり前に思ってはいけないよ」と心のもう中があの顔で、甘い自分を戒めてくる。

このもう中が伝わった人は、ラヴィット好きですね?


踊りながら、私の目の前でなぜかくまのうちわを読んでる(と思われる)大晴くんを見ながら、「あの…その隣の人(つまり私)、きみのファンだが…?」と思っていた。

ええねん、こんな最前列でコンサート見れるだけで人生のファンサやねん。ええねんけど、そこ読むとこちゃう!活字ホリックか!

ここにいてファンサもらえへんなんてことあるんかな、ファンサ厨なわけじゃないけど、この距離で気付かれへんってあるん?いや、でもファンサは当たり前のものではない、勝負は時の運、と異常すぎる慣れない近距離でぶつぶつ考えていた私にも、時は来た。

(もう中どこいった)


多分「僕らAぇ! groupって言いますねん」のときやったけど、ステージのちょっと奥で踊ってるタイミングで、私が持ってる名前うちわを見た大晴くんがニコニコしながらうんうんうんって頷いてくれたあと、なぜかウィンクまでつけてくれた…ギャン!!!!!?

私は見事にくまの方に崩れ落ちて、そしたらそれもしっかり大晴くんに見られていて、すごい優しい顔で笑ってて、え、もう今日私、帰りに事故とか遭うんちゃうこれ?


…遭いませんでしたが。


なんだかすごくやさしく笑ってもらって、びっくりしたし、ときめきが止まらないし、崩れ落ちたあとまで見てくれててなんか…なに!!?!?!?!好きです!!!!!!!!!!!!!

めちゃくちゃドキドキしてくまの服掴んで、余韻の心臓バクバクすごかった。高血圧やったら倒れてるかもしれん。低血圧でよかったァ〜…

目の前やのに全然見られもせず、そりゃ最前やからってファンサがもらえるとは限らん。今日はそういう日かな?とか思ってた1曲前の私にグーパンチ。鼻血出せ。


自分が応援しているアイドル(しかもめちゃくちゃ顔がいい)と目が合って微笑んでもらう世界線。こんなの定価では足りないから大晴くん今すぐペイペイ送らせてくれ。

あんなにかっこいいアイドルに、かわいいの天才に笑いかけてもらえるなんて、生きててよかった。これからも生きる。





ダンスと煽りとバンド、あとファンサのこと、ここまではコンサートに行った翌日に書いていたので(ドームに向かう春と夏の境界線で、狂ったようにスマホで文字を打つヲタク)、私にとって特筆すべき点はここだったのだなぁと思う、1ヶ月後の今。

多分もっと書きたいことたくさんあったけど、めくるめく日々の間に手からこぼれてしまい、ツイッターの感想文とこれが全てになってしまった。

でも、そういう時の流れの中でもみくちゃになってヲタクをした2023年の春が私にとって特別楽しい、珍しい景色と共にあったことに変わりはないので、そういうことも含めて、全部頭の片隅のどこかで覚えていられたらいいな。がんばれ私の長期記憶。そして未来の走馬灯で全再生!



アイドルとして自分の見せ方を見つけるところからスタートした大晴くんが、気付いたらキラッキラのアイドルさんになられて、セトリを考えたり、会場を煽って空気を牽引したり、アイドルオブアイドルな見せ方を身につけて、歌も楽器も楽しんで、「形にする」の先をいっている姿を目の当たりにした全ツ。


ボクブルースの前、挨拶のときに「42公演目を迎えたけど、毎回メンバーとの掛け合いが違う。そういうのが本当に楽しい」とキラキラした目で話していたのが印象的だった。

お笑いも歌もダンスも全部全力でするライブは自分たちにしかできない、グループとして事務所の革命児になりたいということを語ってくれて、私ニコニコした。大晴くんの挨拶は、いつも前向きで先を見ている。名は体を表す、の人。

事務所がいろんな問題で揺れる中でも、こうやって事務所の看板を背負ってエンターテイメントを見せてくれている。そして「事務所の中でこんな存在になりたい」と決意している、アイドルの尊い野望が眩しかった。


Aぇなら大晴くんの言う革命を起こせてしまうと、私は信じて疑わない。

2023年、私の余花──「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」②


滝沢歌舞伎ZERO FINAL」感想文の後半。


もはや初のドームツアーさえ残すところ名古屋だけやというのに、まだ歌舞伎の話してるん私くらいしかおらんやろ、と思いつつ。

「余花」は「遅咲きの桜」という意味で、夏の季語らしい。夏にはギリ間に合ってるからよかった、ということで。



前半はこちら☟





白塗りのお化粧のために阿部さんがタタタッと入ってきたとき、(ハァこのサラストを見るのも最後か)と目に焼き付ける。この先で待っているのは、ヅラを被り、ヅラを取る、ヅラを経て最初のヘアセットとは別の世界ぞ。

私へ、「かつら」と言いましょう。


阿部さんは上手側の先頭でタタタッ。まずスキンケアのために、慣れた手つきで手早く前髪を上げた阿部さん…あああサラストさようなら…〜fin〜

相変わらず大胆にパシャパシャッとスキンケアをしてから白粉をバシャ!っとつけて、ぽんぽんぽんぽん!って、お粉と共に私の好きも舞いそうなレベルのその景色。いい意味で繊細さのない、男らしい手つきかーいい!かーいいよぉ!!(※かわいい)阿部さんの手元はこうでなくっちゃ!


「鼠小僧」の映像が流れているとき、安兵衛の番になったら阿部さんがお化粧の手を止めて客席に「おれおれ!」ってするのだという“かわいいオブザイヤー”級の話を耳にしていたけど、ライビュで見たときも、この日もちゃんとしていて、かわいいというより、そのホスピタリティに心打たれる阿部狂いの女と化した。

だってさ、うれしいよね。「おれだよ」って毎回ちゃんと教えてくれるの。その日しか観られない人もいるかもしれないし、歌舞伎を初めて見る人もいるかもしれないし。でき得る限り変わらず同じものを見せてくれる、そういう人柄がにじんでいる行いに、また「好き!」を貯めてしまった。

「好き!」をお金に換算できるなら、5億は堅い。

換金して家建てたい。


お化粧、今年は最後まで残ってると聞いてたから楽しみにしていて。自担が舞台上にいないと何を見ればいいのかわからず、とにかく目が泳ぐので…(ジャニーズさんを見なさいよ)

そしたら29日はちょうど亀梨くんが見学に来てる日だったのもあって、彼らの話す感じには少し浮ついたようなガチャガチャがあり。結果的に阿部さんがマイクを通して話す声は聞けなかったけど、目黒と2人でなんかしゃべってる地声がふと聞こえてきたのが逆にリアルじゃね…?と、おいしい空気をもぐもぐいただいた。

お化粧タイム終わりにうっすい幕?が降りるとき、微笑んで軽く会釈する阿部さんは、5年前と同じ綺麗なお姉さんの微笑みで胸熱。綺麗なお姉さんは好きですか?大好きです!!!!!!!!!!!!!!!!(即答)



阿部さんの女形はもう何の心配もなく見られる精度で、積み重ねられた経験値を感じる。ROTで「肩を落とすのが大変」って苦笑いしていた阿部さんをバブく感じるほどの佇まい。貫禄さえある美しき姐さん。

SODAには「女形は腰を落とすのが本当に大変で」と書いていたので、「男と女の舞」のときに腰元を見てみたら、しっかり腰を落としていてすごい!!!って、また新しく感動できてうれしい。


そして私はライビュで見た時から、「娘道成寺」がすごく好きで。

生で見る娘道成寺は、なおさら迫力があったなぁ。

かわいらしい仕草で鈴太鼓をトントンと叩いていたのに、突然顔色が変わって、髪の毛をびゅっと出したと思ったらカッカッカッと鐘を登り、頂上で下をキッと睨む阿部白拍子花子たん…。

このびゅっと髪を引っ張って髪型が変わるのって怒りを表すものなのかな?と思っていたら、歌舞伎にはどうも、場面が劇的に変化したときの演出方法で「さばき」というのがあるらしい。お七もびゅっしてたもんね。


阿部さんの顔色が変わったとき、ちょっと背筋が寒くなるくらいの恐ろしさがあって、その迫力に驚いた。えっっ…すご、こわ……阿部さんすごいな…!

鐘を昇る姿も女の人の動きでしかなく。しかも、この鐘の位置がちょうど私の席の斜め前くらいで、鐘の上から見下ろす怒り狂った花子たんがよく見えて、睨んだ顔が最高に美しく、阿部さんがその裏側に積み重ねただろう努力も感じられて最高に好きだった!白拍子花子たん推せる〜!!!!!!!


「FINAL」だから見ることができた創作歌舞伎のオムニバス、私はどれも初めて見たけど、あぁ!もっと観たい!と思うところで次の演目に変わる展開の速さが絶妙で、全部おもしろかったなぁ。少しのお稽古期間でこれを成立させられるのは、きっと、この5年の積み重ねあってこそ。

宮ちゃんの氷の王が圧巻だったのと、ひかるは和製スパイダーマン(移動しながら、手から飛ばす蜘蛛の巣テープを受け取るひかる仕事人すぎた)、佐久間のお七はかわいすぎるのでアクスタください。





組曲」「花鳥風月」、これは「ZERO」になってからの、私が共に歩んできた演目。


組曲は初年度に見て、始まる前のスタンバイの時点で度肝を抜かれた記憶がある。えっそれその体勢、下の人の首、どうなっ…えっ!?!!?首、だいじょぶ…?

私の知っている「ジャニーズ的」なパフォーマンスを超えたものをぶつけられた感覚だった。目の前で繰り広げられるものがすごすぎて、Snow Man何者…と思ったのも懐かしい。(「ジャニーズ的」がいいとか悪いとかいう話ではなくて、事務所特有のパフォーマンスにはそこにしかない良さがあると思ってますけど)


奇禍の最中の2021年には、水を使う演出があったので最初の方の日程でカットされてしまい、去年もなくて、だからまた見られることも、出会って5年を積み重ねた今見たら、自分がどんな気持ちになるのかな?ということも楽しみにしていた。

フルじゃなくて中盤からだった組曲、ザムビの花鳥風月で着ていたシンプルな紺のリネンっぽいゆるシャツと柄パン・裸足との相性がとても良い。少し高い足場に足元からの照明もあって(あったよね?)、過度な演出がなく、そのシンプルな世界が「組曲」の存在感と魅力を余すことなく引き出していた気がする。


いつだったか阿部さんが、体力的にはもちろん精神面で気持ちを切らさずにやり切るのが大変な演目だったと言っていたのが印象に残っているけれど、より責任ある立場や年齢的にも大人になった彼らには、割と余裕でできてしまったりするのかなぁなんてぼんやり考えていたのが大間違いだった。

全っ然そんなことない。

みんな今も変わらず熱くやり切ろうとしていて、ひかるの雄叫びというのか、叫ぶ声が聞こえてくるような距離感で、組曲は相変わらず組曲としてそこに存在するのだと思い知る。何年経っても「熟す」(こなす)なんてことはなく、情熱を途切れさせずにできるんだと、その精神性にも感動した。


阿部さんは下手側の後列にいることが多かったから見えない時間も多かったけど、でもそれでも思っていたよりは見えてうれしい。阿部さんの組曲は長い手足が生かされて、折り目正しくてとっても美しいので。

あと、髪型がポワポワしていた。創作歌舞伎のかつらを経て、お化粧を落として出てきた阿部さんの髪の毛ポワポワでかわいい。えっ!かわいい!!!!

これがこの後、パフォーマンスの熱や汗により、左耳かけと、残りの髪がぐわっと右に持っていかれてデコ出しで、男っぽく凛々しくなってそれもまた…好。ハオ。



「花鳥風月」は初年度は創作歌舞伎の役のまま桜の枝を持って(だったと思う)、途中からは突然ラスサビだけ歌うようになったり(笑ってはいけない滝沢歌舞伎ZERO)、なぜか翔太だけプールのシャワーに溺れるくらい水が直撃していた水浸しの演出や、去年の連獅子も通って、さまざまな形態を経て終着したのはザムビver.だった。それが正解です!!!!!!

白塗りアベンジャーズも良かったけどザムビのやつがいちばん好きだよかっこいいもの(一息)。


ザムビver.の花鳥風月の振りがすごく好きで、阿部さんの美しい構造の身体が余すことなく使われていて、あまりにも「美」。あべふかシンメで始まるところも好きです。まさかこれを生で見られる日が来るとは。


阿部さんは上手側の立ち位置が多めで、組曲と比べて、ものすごく近く感じてしまって(組曲も十分近いのだけども)、心の中でアワアワしっぱなしだった。阿部さんの長い手が描く軌道を、こんな距離から見てしまっていいの!?

首にすごく汗をかいていて、組曲と花鳥風月はそりゃ汗かくだろうけれども、それにしたってあんまり汗かきのイメージのない阿部さんの首元に汗がにじんでいて、生きている事実というか存在感というか、阿部亮平さんの等身大ってそうなんだ…しんどい。


花鳥風月の最後、みんなが歌い出すところらへんで温度が少し上がったような体感があって、ちょっと暑かったそれは、もしかして私が高まっていたのか、でも太鼓のときも感じたから、舞台ならではの脈動のようなものが存在しているんだろうか。


とはいえ、このあとに目の前に阿部さんが来る時間が待っていたので、集中しきれなかったのも事実。あぁ、大好きな花鳥風月、次に備えすぎてほとんど記憶がないことだけを恨む。





五条大橋」、赤い橋がモチーフの演目が「Memories」という名前だったのは今知ったレベルですけど(本当の今の今)(五条大橋って呼んじゃってるもんね)、この演目は私が「ZERO」を初めて見たときと同じ、「私は今、何を見せられて…?」「なるほどわからん」という感覚を全力で味わうもので。


赤い五条大橋が、ぐるんぐるん回る上でのパフォーマンス。思ったより勢いよくぐるんぐるん回っていて、遠心力とか、なんせ身体にとんでもなく負荷がかかるでしょう!?という状況にも関わらず、振りが揃っていたり、流れるようにカノンになっていたり。情緒的で、美しい世界観が圧倒的。

でも気を抜くと、「私は今、何を見せられて…?」が襲ってくる。普通に考えて、まあまあのスピードでぐるんぐるん回る橋の上で踊ってんのは、体幹とかすーーーごいね?


ライビュでは上から映されるカットが多くて、情緒以前にめっちゃ酔った三半規管激弱ヲタク。演舞場で伝わってくる感情的なものを掴んで、やっとある種の理解に到達した気がする。

ただ、私には「ZERO」以前の歴史がないので、この演目が彼らにとってそれがどんな存在か、それを表情やパフォーマンスで感じ取ることが主だった。私に歴史がなくても、それでも彼らは美しく、儚げでありながら、相反して感情に訴えかけるものでもあり。


ぐるぐる回ってる五条大橋を見ながら、なるほどわからんの先で「‪何を見せられてるかよくわからんけど、Snow Manってすごいんだぁ…」と初めて体感したあの日あの場所と同じ気持ちになった。だから、つまり、私にとっての「滝沢歌舞伎ZERO」って“そういうこと”だと思う。

彼らが演出から手がけたこの世界は、継承してきたものとブレないものだったという証明かもしれない。


橋を降りて、ますます降ってくる水の中での傘を使ったパフォーマンスは、傘で跳ねた水がピュッと飛んできたのが臨場感。私の膝の上にはゴソゴソと広げた水避けのビニール(席に着いたら置いてあるやつ)がかかっていたので、おぉ〜ビニールの意味ある〜。

阿部さんは凛とした空気を纏い、粛々と自分の役割を全うする仕事人の顔も垣間見えて、ずっと阿部さんを追っているのに、それでは足りないくらいもっともっと追っていたかった。水に濡れた阿部さんがとても美しく、傘をさす動作も、ピンクの薄衣をかぶる仕草も、全部がすごくきれいで、この景色を目に焼き付けたい、忘れたくないと思った。今こそ一生分の好きを換金したい。

(けど、多分それは今ちゃうで)

そして、傘で宙に浮いた宮ちゃんが真上くらいの勢いでそこにいた。


後々にラウ日で、橋は時計で、反時計回りにぐるぐると回って過去に戻っているのだと教えてもらったけれど、なんて小粋で情緒的なの最高!

佐久間くんが泣きそうになっているとか泣いていたとか、そういうレポを目にしていて、私が入った日もそうやったけど、きっとそれは佐久間くんだけのことではないんだろう。

彼らは橋の上でぐるぐる回されながら、それぞれに時を駆けていたんだな。


そうやって大きく感情を動かしながら2時間のパフォーマンスをすることは、そしてそれが連日続くことは、どんなに大変なことだろうか。当たり前やけど、私にはそんな技術も内面的な感情の豊かさもないから、ただただそのすごさを尊敬する。

自分のパフォーマンスで見ている人の心を動かせるって本当にすごい。それを見ている側として目の当たりにして、改めてすごい人たちに出会ってしまったなと思わざるを得ない。





五条大橋の上での「WITH LOVE」。いよいよ私の滝沢歌舞伎ZEROもクライマックス。

阿部さんは上手側で、とてもよく見えてうれしい。水の演出のおかげで髪はオルバになっており、私は特別オルバが好きなわけではないけど(斜め前髪愛)、でもすごくかっこよかった。「ZERO」になったときに赤にした、最後の衣装も最高に似合ってる!!


阿部さんが一つ一つの動きを丁寧に、心を込めてパフォーマンスしているのが伝わってきて、橋の上に並ぶ人たちを、その中にいる阿部さんを見続けられたのは幸福な時間だった。阿部さんのこと、最後までちゃんと見られてうれしかった。

これまで、座る席や角度によって、こーじだったり某がちゃんだったり、WITH LOVE後半の阿部さんが全く見えないことがあって、それもそれで1つの思い出やけど、でもやっぱり、最後だからこそ阿部さんをちゃんと見られてうれしい。


WITH LOVEを終えて、Snow Man一人ひとりの名前がスクリーンに出て一歩前に出る、そのときの阿部さんの眩しさは格別だった。(このとき上手側の方の立ち位置だったことをマジで神様に感謝した)

そして三方礼の最後、正面を向いてお辞儀してすぐ、お顔が下を向いたときに目をぎゅっとつぶった阿部さんが見えた。

顔に汗なのか水なのかが流れてきたのだと思う。そりゃ流れてくるよなぁ、汗も水も。けど、前を向いているときは全然そんな素振りを見せなかったの、めちゃくちゃプロやん!!!!!!プロを浴びてかっこよすぎて痺れちゃった…SUKI…!


スタオベで立ち上がったとき、立った分だけ舞台がさらに近くてちょっと震える。座ってても近いのに、立つともっと近いィィィ!!!!!!!?!?!?!?!!?

Snow Manが「そこ」にいてびびる。もう、ちょっとこわかった。


「LOVE」は最初、上手側に宮ちゃん、こーじ、阿部さんがいて、やだもうキラキラ笑う阿部さんがこんな近くにこの感じでいるの、私はもうどうすればいいのか…(ど緊張)(最後なのに)。

LOVEになると普段見ているアイドルの阿部さんの顔をしていて、それは演目中には見ることのできないものだから、なんだかホッとしたし、眩しかった。好きだったァァ…

てか阿部さんの存在に気を取られすぎて、あんなにシンプルに一緒にできるようになってる手拍子も手振りも無茶苦茶。いや、裏拍難しいよね(たまに佐久間くんで裏拍を立て直した私)(人生で5本の指に入る贅沢)。


曲後半には阿部さんは下手側に行ってしまったので、遠く斜めから見ていたら、あんまりキラッキラの笑顔してるから「!?」と思ったら、ライビュのカメラに向けての笑顔だとわかって、ほんっっっまに阿部亮平マインドを浴びた。映画館のスクリーンにお届けされるアイドル阿部亮平さん!!!すごいよ、完璧な純度でアイドルを貫いてる!!!好きです!!!!!!!!!!!!


たまに正面に目を向けると激近ポジに宮ちゃんがいて、宮ちゃんに合わせて手がラヴィットの手になったのもいい思い出。(なんか宮ちゃんラヴィットの手になってたよな…?)


明るく楽しい大団円は、FINALにふさわしいものだったなぁと思う。キラキラと降る小判も美しく(私の頭の上には全く降ってこなかったけど)、5年間の集大成としてニコニコと終わる「滝沢歌舞伎ZERO」、お見事でした。





5年間いろんなときがあって、本当に今年はいよいよ歌舞伎に行けないんじゃないかと思った年もあったけれど、でもなんとか毎年見ることができたのは、「幸運」の一言に尽き…ず、いろんな友人が私が歌舞伎に行けるようにと願ってもくれたし、助けてもくれたからで。

その恩返しは足りないばっかりで、いつかお返ししたいなぁと思いながら、まだそのお返しが届かないでいる友人もいて。どうか気長に待っててね、がんばって恩返ししたい。



歌舞伎の阿部さんはいつも特別美しくて、終始綺麗で、多分この世のものではない。そんなレベル。でも間近で見たら、パフォーマンスする中にしっかり汗をかき、仲間とアイコンタクトをし、そして感情を動かしていて、すごく人間だった。そんなギャップしんでしまうわ…用法用量守ってこ?


そして、阿部さんの表現力の豊かさを全力で浴びた。

オープニングの王子様然とした姿から、仇討ちや女形、DA BOMBみたいな「Snow Man」としてのパフォーマンス、熱量を放つ太鼓、組曲、花鳥風月。情緒的に訴えかけるMemories、締めくくりのWITH LOVEとLOVE──見せてくれる顔がどれも違うけれど、でも全部阿部亮平さんの内面から出ているもので、しかも、いつだってさらに進化を遂げている、その表現力に対して私には「すごい」の3文字しか並べられないけど、本当にすごい人を好きになってしまったと、またさらに大好きになっちゃって!!!

“一生分の好き”は一生加算され続けるのかもしれない。


この日見た景色は宝物で、例の如く走馬灯でフルで見たいので、いよいよ将来、私の走馬灯も1年くらいかかるんじゃないかと思われる。



私のすの担の歩みと並んでいた「滝沢歌舞伎ZERO」、お世話になりました。

桜と共に舞っていた人たちを、その中で私の目にひときわ煌めく阿部さんを見つめ続けられた春は、いつも美しく少し苦く、忘れられない5年間です。


楽しかったね〜!ありがとう!





終演後、くまとお酒を飲んだ帰り道に雨が降ってきたので、かばんに突っ込んでいた水避けのビニールを頭の上に広げた。春の東銀座のヲタク愉快すぎるだろ。これもまた、春になったら思い出すだろうな。