きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

ポロメリア


そろそろ3週間が経つらしいけど、なんだかずっとボーッと生きている。

実際は年越しをした感覚もなく、仕事ではミスを連発、ろくでもない毎日で、自担が突然いなくなるってこんなにも影響出るのかぁと自分で驚いたりもしている。


妹には「負のオーラがすごい!」「負がうつる!」「マイナスの話しかせんな!」「窓開けろ!換気しろ!」と言われるような、そんな感じ。まぁこれも、こういうこと言えるくらいに私がやっと安定してきたからの話ですが。

契約解除が発表になってすぐなんて何かにつけて大晴くんを思い出してメソメソするから、くまに「全身地雷」って呼ばれてたもんな。それを考えたらマシか。

マシ…か?


結局、何があっての契約解除なのかわからない。最初に広まったような事柄ではないのかなという印象で、だとしたら何?何で?何が起こった?と困惑するしかないのだけれど。

事務所の発表は憶測を呼ぶ文言で、けど漏れ落ちてくるような情報もなく、私の心は諦めるに諦めきれず、ずっと立ち止まっている。


本当にだめなことをしたのなら、嫌いになるとか軽蔑するとか、そういう選択肢を持てる。

ボタンの掛け違いみたいなミスで、どうしてもこうならざるを得なかったのなら悲しくて仕方ないし、大晴くんは大丈夫なのかと心配やし、この先を応援したいと思う。

そのどちらも選べない。できたら、どちらかを選びたい。


事務所が無茶苦茶になっているときだから、見せしめ的に辞めさせられたんじゃないかと思ったり、でも実はメディアに明かせないほどのことで、詳細を言わないことで守られているんじゃないかという考えにも至っていて。

ずっと対極の気持ちが心にあって、隙あらば信じたいし、好きでいたい。

ヲタクとしての惚れた弱みをひしひし感じる。


こういうのは日にち薬で、考えたり悩んだり落ち込んだり、もういいやってなったり、いろんな気持ちを繰り返して落ち着いていくものだとわかっているから、まだ先は長いだろうけど、トボトボとでも日を進むしかない。


わかってるけど、大晴くんのいない毎日はすごくつまらなくて、寂しい。





そんなに好きだった!?そんなにも!?ていうかアイドルが1人いなくなっただけで何もかも全部楽しくなくなるほど!?そんなに!?と自分で困惑してるところもある。


けど、好きになって丸4年くらい。4年は“日常”になるには余りある時間だった。

いつの間にか大晴くんは私の日常にいて当たり前のものとして溶け込んでいて、そして2023年は特に大晴くんの年だった、だからこうなってるんよなぁ。

大晴くん個人もAぇとしても活躍の場がどんどん広がっていたから、見る機会が本当に多くて、毎週月曜のおは朝も、水曜のシーズンレギュラーになったラヴィットもあって当たり前だったから、今、本当に寂しい。ずっと寂しい。



でも実は、私に福本担としての後悔が特にあるわけではない。

そりゃ、あの現場もっと入りたかったなぁとか、これやっぱり行っとけばよかったのになぁとか、そういうのは挙げたらキリがないけど、でもこの4年、私なりに大晴くんを追いかけて、見たいものは全部見てこられたし、やりたいことは全部やってきた気がしてる。

キリのない足りないものよりも、大晴くんがアイドルとして加速度的に変わっていく姿をリアルタイムで追いかけてこられたこと、たくさんアイドルとしてのキラキラを受け取れたことがうれしい。その気持ちの方が大きいかもしれない。

私は私なりの全力で、福本大晴くんを大好きだった。


もちろんAぇとしてデビューしてほしかった。もっといろんな人に知ってもらって活躍の場を広げて、夢を掴んでほしかった。CDを出してほしかったし、大晴くんが構成を考えるコンサートにもっと行きたかった。

このかわいいの天才のこと、私はずっと前から知ってるんやでフフンみたいな、そんな誇らしい気持ちを持つ未来までもう少しだったと思う。それはめちゃくちゃ悔しい。

でもそれは、「私の」後悔ではないから。



ちょっとキモい話をすると、ヲタクの脳内なんてキモくて当たり前なので受け流してもらえたらいいし、ここは私のブログで私のことを書くところなのでほっといてほしいけど(防御に次ぐ防御)、私はヲタクとして大晴くんにご縁があったと思っていて。

気持ちにムラのあるヲタクなので、モチベが下がってもう降りるかもなというときもあったけど、なんかこういつもタイミング良く気持ちがひっぱられる出来事があったり、積んだり買ったりすることなく(潔癖の定価)見たいところで見たいものを見てこられた。


そんなの思い込みだと言われればそれまでで、占いみたいに誰にでもそう受け取れるようなやつだといえばそうなのかもしれないけど、でもなんとなくずっと、この人はご縁がある人なんだろうなと感じていた。

アイドルとヲタクとして相性がいいというか。接触イベントがあるわけでもないし、そこに相性があるのかは知らないが。


そう思えているから、後悔がないのかもしれない。

でも、そう思うから、まだまだずっと見てたかったなぁ。どんどんかっこよくなるところを追いかけていたかったなぁ。

でもね、最初からこうなる運命は決まっていたような気もしてる。

だから見たいものを全部、見てこられたのかもしれない。



なんだかとても生き急いでアイドルをしていたような気がするな、大晴くん。

もっとずっと、ゆっくりしてもよかったのに。





この3週間を遡って自分の旧ツイートを見てみたら、日に日に落ち着いてきているのがわかったのでホッとした。

私はずっとこのままここに立ち止まっているのかな、地縛霊みたいになっちゃうのかなと不安もあったけど、私は私なりに対処しようとしてる。


最初、数日間は寝れなかったけど今はぐーすかよく寝てるし(気を抜くと夢に大晴くんが出てきて、しかも夢の中でもアイドル辞めてる人なのでつらい)、ごはんもそれなりにもりもり食べている。たまに食欲ないけど、それなりに。

仕事のミスが多いのが痛いところなので、もう少ししっかりしたい。「奈良さんも人間だったんですね」なんて同僚にニコニコ言われているので救われてるけど、そろそろ立て直さないとやばい。


あとは最近は『ハイキュー!!』を読んでいて、これはおかみさんのおすすめで年末から読み始めたものやったけど、めちゃくちゃおもしろくてハマって、結果的に私の今を救ってくれているものだから、出会えてよかった。

私は影山飛雄一択で好きですが、みんなは誰が好き?

お友達たちも気にかけてくれたり、話を聞いてくれたり、他愛もない話をしてくれてうれしいです。支えられてるなぁって思ってる。いつもありがとう。


Aぇのことはもう見れなくなってしまって、それがすごく寂しい。でもやっぱり、そこに大晴くんがいないAぇは、私には耐え難い。

5人のことも好きだったから、寂しい。私の好きだったAぇはなくなって、知らない人たちになってしまったようで悲しい。

賛否両論揉めていた先日の生配信、私はたった1枚のスクショを見ただけやけど、それでも、それが本当に大晴くんへのメッセージなのだとしたら、こんな形でいなくなった仲間への言葉だとしたら温かいもので、なぜ辞めなければならなかったのかわからず困惑している1人の福本担として、うれしかった。

何やってもヲタクは揉めるなぁとうんざりしながら、確かにそれはLINEでせえやとも思いながら、それでも憎まれて恨まれて辞めるしかなかったのではなかったと思えたことが、心救われるものであったことには間違いない。

いつも見当違いなやさしさをくれる人たちだったな、どうもありがとう。



今どれだけ過去を思い返しても、あれやこれやと考えていても、私が大好きだったAぇ! groupの福本大晴くんはもういない。

私が人生2周目に堺で暮らして救うとか、多分救えるの4周目だろうとかそんな空想どうでもええけど、そのレベルでしか現実を変えようがなく、つまり何も変えられない。


ファンとしてアイドルに未来を約束されたつもりやったけど、そして向こうもファンに未来を約束したつもりやったと思うけど、アイドルとファンという一方的な関係性に確約なんてものはないから、だからファンとして誰かを好きでいるなら、いつだって後悔のない選択をしないとなぁなんて実感だけが手に残る。

自分が応援している人がアイドルとして存在している、“自担がいる”みんなのことが心の底から羨ましい。



今日はこんなことを思っている。またギャピーって泣いたり落ち込んだりするんだろうなと思いながら、これはこれとして今の私の記録です。















とんでもないダメなことをしたのではないのなら、救いようのあるものなのだとしたら、テレビの世界に戻ってきたらいいよ。