きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

はちみつの日の低温ヲタクグータン

8月3日、3年越しに初めて会えた友だちがいる。

正門担の漁師と、末澤担の班長班長とは春に少し会っているけれど、3年間ああでもないこうでもないと“病める時も健やかな時もDM”(漁師のとこからパクったワード)をしていた3人で会えたのは初めてだった。

漁師は職業漁師なわけではないし永瀬担なわけでもない。なんなら地元に海はないと思う。見た目も全然漁師感なかった。ほっっっそいからカジキ絶対釣れない。班長は、班長っぽい。班長でしかないよ、めちゃくちゃ班長


2人は私が某ガーデンを通った時に出会い、春にAぇの区画に引っ越してきた人たち。ブログには何度も登場している私の命の母。そんな母たちが(母たち?)大阪にやってきた。目的はこの夏いちばん熱いお祭りやで!サマスペ!

いろんな偶然が重なって、みんなバラバラの席ではありながら同じ公演を観られることになった。全プレの奇跡。

なので今回は、はじめまして(?)の思い出を残しておきたい。ただのお友達紹介。


出会ったころ誰もAぇのことを見ていなかったのに(むしろAぇまだできてないよ)、まさか初めて3人で会う日、みんなで松竹座にぬいをかざすなんて誰か想像できただろうか。






𓃰 漁師のこと

最初は3人で松竹座で会うんだろうなと思っていた。開演前かな?後かな?と思っていたところに妙に不安そうな漁師がいたので、難波の駅で捕獲して(捕獲)松竹座までナビすることにした。漁師を釣るのはミイラ取りがミイラ的なアレ?違うね。

この日の私は朝からまあまあのポヤが炸裂していて、ハサミ使ってたら間違えて皮膚までじょきん!と切っちゃったり(痛い)、あちこちで足を打ったり、早起きした割に時間ギリギリになったり。ねぇ、なんで?

止まったと思っていた血が電車に乗ってる間に吹き出してしまったようで、ちょっとしたスプラッター未遂。難波着いて早々に絆創膏を買う。なにやってんだ。


そんなこんなしてる間に漁師は20分も巻きで難波に着いていた。トイレでDM見てびっくりした。私たち、LINE知ってるのにマジで一生連絡がDMですよ。ツイッタランドを通しての関係。


ソワソワしながら待ち合わせ場所に行く。

本当はサマスペポスターの大晴くんの前で待ち合わせだったのに、某あの宣言の影響か前日にポスター撤去されてたのマジ涙。漁師は正門くんの前って言い張っていたけれど大晴くんの前なので。

どっちでもええ。


漁師、すぐわかった。というか漁師は春に私と班長が会うってなった時に「必ず写真撮って送れ」と先に自分の写真を送ってきたオンナなので(その大胆すぎる囲い方がマジで王のオンナだった)、よほど似てる人がほかにも立ってなければわかる。

それでも間違うのが私なので慎重になっていたけれど、あとは中学生くらいの女の子しかいなかったセーフ。

会うの初めてやのに緊張しなさすぎて笑った。実は人見知りの私(ホンマやで)もう少し緊張する気がしてたけど、文字とはいえお互いにいろんな話をしまくっているのだから緊張は今更か。


少し時間があったので、スタバに行った。呪文のようにご当地フラペの話をしていたので。いつも空いてんなって思ってた穴場のスタバがあって、そこ行こか〜って言ってたのに2年ほど行かなかったら道を忘れた。アホだ。なので普通になんばウォークのスタバに行く。

漁師は文字上から感じていた通りの温度低い系女子で、でも心の中に青い炎が灯っているのを私は知っている。まっさんを「正門くん」と呼ぶのがかわいい。生「正門くん」を聞いてこっそりニヤニヤした。まっさんの体調を心配する青い炎に触れてしまってキュンしたし、全然知らなかったその情報に引っ張られて公演中私は妙にまっさんを見ることになる。漁師と正門の罠…!

「2階席双眼鏡なくてもいけるかな、酔っちゃうんだよね」なんて言っていたのに、公演後「結局ずっと(双眼鏡で)正門くん見ちゃった」とか言いだした漁師はかわいいが突き抜けていた。なにあの人、ちょうかわいいジャン!!


漁師の隣は居心地が良かった。初めての感じしなすぎて完全に心許した。ほんとは警戒心強いのにな、私。説得力ないね。

人間的な性質を辿れば私は姉気質やし漁師は妹気質なのだけど、漁師包容力あるから甘えたくなってしまうナー。完全なる逆転が起こっていて、生まれ順信者なのにアテにならなくなってきたぞコレは。


𓃰 班長のこと

班長は日々ツイッターでそれはそれはザワにメロっているのだけど、実際会うとこちらも温度が低い。あんなにメロってるの信じられないくらいの。班長の中に燃える炎は赤いよ、「熱くしてやるよ」ですよ。そういえば関係ないけど、私は今回のライブもFirebird聴けんかったわ!亡霊!

班長にメンカラのお洋服着てほしいなぁって、DM越しにヤイヤイ言い続けた念願叶って赤を着ていた。ネイルだって手も足も赤かった。いちばんメンカラヲタク!かわいい、かわいいんだが!メロofメロ班長!!


公演後、班長どれくらいメロっとんやろな〜って密かにワクワクしてたけど、班長はデロデロに溶けているというよりもザワを見続けた時間を自分の中でかみしめていて、ぽろっとこぼれる「かっこよかったよ」の重厚感がリアルだった。

「せーやくんかっこよかった」「本当にせーやくんしか見てない」ってぽつりぽつり語るメロ班長、話聞いたらマジでザワしか見てないし聞こえてない。なんだろ、これはもうお赤飯炊きたくなるレベル。


班長と私はすっごく似てるところがあるけど、ぜんっぜん似てないなって思う。嗜好がそれはもう見事にシンクロしながら、見え方とか受け取り方が180度違うようなことがよくある。同じ道を通ったり同じものをキャッチしてるのに、そこから掬い上げるものが真逆というか。班長と話してると人間はみんな違う生き物だと体感する。壮大か。おもしろいよね。

ちなみに班長の隣では、私は一生ガチャガチャしている。なんでかガチャガチャバタバタしちゃうんよな。子どもか。


漁師と先にバイバイした後で班長と少しの時間お茶したけれど(今度はタリーズ )、ワーワー!ってしゃべるわけでもなく、とりとめない話からこぼれ落ちるメロまで味わわせてもらってこっそりニヤニヤした。にしてもマジでザワしか見てなくて、普段阿部さんしか見てなくて話通じない私ってこんな感じなんだなって思ったりもした。

そうよね、初めてステージに立つザワに会えたもんね。よかったなぁ。ザワをよりクリアに見たくて双眼鏡新調しようとしてるの笑った。どんだけメロかわいいんだよ!


𓃰 3人でたこ焼きを食べた

うれしかった。

小学生の日記か。

このご時世なのでゆっくりペラペラ喋りながらたこ焼きつっつけたわけじゃないけど、漁師の新幹線までの時間3人でたこ焼きを食べた。


やっと3人で会えたなあという感慨よりも、当たり前に、ごく普通に2人が目の前に座っていた感覚。もっと照れちゃうかな?って思っていたけど、結局ヘラヘラしていただけだった。私は心を許すとヘラヘラする癖がある。


サマスペ2回目とはいえ、この日の公演中わりと全体を見ていた私。3階席やったので俯瞰オブ俯瞰な世界が広がっていたのもあるし、漁師と班長が初めてAぇのステージを見てると思ったらまっさんやザワがどんな感じか気になったのもある。それで、いつもと比べればだいぶ周りを見ていた。

そしたらなんと私がいちばん周りを見ていた上に、2人に話が全然通じない。あそこのアレがコレがと言っても「???」が頭の上に並ぶ漁師と班長かわいすぎんか。「正門くんしか見てなかった」「せーやくんしか見てない」OMG!なのに、なぜか2人ともに少し見られていた小島。小島はすごい。

こんなの初めてで、いつメンの正門担にも「梅子がいちばん周り見えてんのすごいな」ってウケられた。ウケるよね。でも、いちばん周り見ていたといえば冷静そうに聞こえる梅子がいちばんガチャガチャしていて、いちばん子どもっぽいなと振り返って思う。

私は周りを見ていようが自担だけを見ていようが、いつもガチャガチャしている。なんで?


漁師は自分の興味と自分の手札を把握して冷静に目的を絞る人。班長は興味を広く持ちながら最終的には目的に突進する人。私は理想は広い視野、でもめんどくさくなって目的だけを遂行するタイプ。

出会ったのが学校の同じクラスなら全然仲良くなかったかもしれない。それくらい、いわゆる系統が違うと思う。だからジャニヲタで得しちゃったな〜!

2人がゴソゴソとでっけーお土産くれるのを見ながら、そんなことを思った。おやつみっちりでマジででかかった。ヲタクがくれるお土産の概念を超えるデカさびっぐらぶ!


でも、学生だったとしても、もしかしたら周りから「あの3人って、なんで仲良いんだろうね」と不思議がられつつ仲が良かったかもしれないな。それくらい波長が合っている体感がある。

数多いるヲタクの中からただ形式的に出会っただけのことだったのに、きっと一生の付き合いになるような、そんな確信に近いものを感じることは財産だし喜び。





2021年の夏は、2020年とはちょっと違う。

心配事はなかなか減らないどころか増していくところだってあるけれど、その中で“いつも通り”を全力で与えてくれるアイドルがいて、それをいっしょに見つめられる友達がいる。手放しとはいかないけれど、それがうれしい。


2人ともまた西においでね。状況が落ち着いたら、うちに遊びに来てお泊まりして、キャーキャー西の人たちを愛でような。


3人で会えたことが本当にうれしかった、今年の夏の思い出。