きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

この夏いちばん熱いお祭り──梅子、松竹座始めました


「関西ジャニーズJr. Summer Special 2021」開幕おめでとうございます!!

無事に初日のその場に居合わせることができました。めちゃくちゃ楽しかった〜!あんなにキラキラした世界を目の前にした時間、贅沢すぎて異次元。致死量超えてる限界突破、心のきーちゃんも船乗って歌い出しちゃうなおったまげ〜!!


私もきーちゃんも一旦落ち着け?


関西に生まれ関西で生きてきたヲタクの割に、松竹座は初めまして。

前の記事にも書いたけど、去年Aぇが初座長を務めるはずだった春松竹がなくなってしまって私は行けなくなり、今年はリトルが「ANOTHER」をやっていたし、何となくAぇはもう松竹座の座長はしないのかな、自分が松竹座に足を踏み入れることはないんじゃないだろうかと思っていた。

Aぇの座長公演は幻!正門は金髪になる!これ全部嘘〜!!


ということで、初めての松竹座でAぇに会えた!そのうれしかった公演の記録。ていうか誰もまっさんが金髪になるなんて言ってません。


出演者なわけでもないのに前の日から緊張しすぎて(なんで)、「有観客の松竹座でAぇが座長なのは初めて」とかそんなエモさ感じる余裕もなく吐きそうだった。緊張して吐きそうとかどうかしてる!っていつも思うけど、元々なんかちょっとどうかしてるんだわ、仕方ない。

そしてAぇちゃんたち、座長公演(てことでいいんやんな?)おめでとうやで!!


緊張の理由は、初めて行く松竹座・久しぶりの生身の大晴くん・席が2階席1列目下手側、願っていた“抜けのいい下手側の席”!


最初に情報局枠で取れていたのは上手側の席だった。どこでもいいんですよ、公演を見られるなら。絶対自担がいる側!みたいなこだわりはない。けど、バンドの時に大晴くんがベース弾いてるのを正面から見たい…!その夢はAぇを好きになったころからずっと抱いていて。バンドの時の立ち位置は下手側。


夢をイープラスに託し、チケットをダウンロードする指にはいろんな意味で力が入ったのだけども、


きましたー!!!!!

全私が泣いた2階席下手側、しかも1列目!この手の劇場の2階席前列の見やすさは異常、最前は抜けの良さが確約されている。言霊ババアの勝訴やで!イープラスの神様ありがとう!!!Lチキ食べる!?


そういえば初めて滝沢歌舞伎ZEROを観に行った時も、南座の2階席1列目上手側・オープニングの阿部さん0ズレの席だった。今回は初松竹座で2階席1列目下手側・大晴くんのベースが正面に見える席。私、こういうのに運命とかエモさとか感じちゃうタイプ。案外メルヘン。脳内が映えるパッフェかメリーゴーランドか。

けど、なんかあるよね?そういうの。



サマスペのテーマは「お祭り」だとAぇが事前に言っているのを聞いて楽しみにしていた。期待通り、開演前の場内は祭り囃子っぽいBGM。赤い提灯は常設とはいえお祭りムードが高まる。ホンマにお祭りしてくれるんやぁ〜って心の中でニマニマした。1人なので傍目にはスンッとしていますけど。

提灯が並ぶ感じやかわいい光を場内に降らす照明が南座や演舞場と似ていて既視感があったから、思ったより初めて行った気がしなかったかもしれない。

けど、めちゃくちゃミニマム。南座より遥かに小さい。席についてみたら、2階とはいえ舞台すぐそこやん!近i!!!苦しい!!!!って私の中のカンパネルラ出てきちゃった。溺れないで。





太鼓の音が大きくなってふわっと始まったオープニングは、角と丸ちゃんが出てきて「お祭りに行こう」というお芝居をしている。声変わりしてない高い声と甚平がかわいい。


暗転して幕が上がると、櫓モチーフのセットにAぇがいる!シルエット映ってたから上にいるのわかったので、かっけぇ上に親切な演出愛してる!!

照明が当たった瞬間ヤダ!かっこいい!ってなったけど、馴染みある『浪花いろは節』のイントロにマスクの中でちょっとモニョった。何かにつけてエンヤコラセノドッコイセ!ってネタにしてるから、こんなとこでAぇのいろはが聴けるなんて(しかも1曲目)おもしろくなっちゃったよね。


Aぇは櫓の上、つまり舞台の高い部分にいることになる=2階席から見ると正面くらいの位置、たたたた大晴くん私の体感ほぼ正面!!!!!ほら!こういうのあるやん!?


肉眼でもお顔のつくりがはっきり見える距離感なにこれ、何かのバグなんか?ここでこんだけ見えるなら1階前列は何が見えるんや毛穴か瞳孔か?怖い怖い怖い松竹座。

いうてお顔のつくりは見えますけど、私は防振を覗きますので。

そうそう、周りの人たちほぼ双眼鏡使わないからびっくりした。2階最前はそんなものなくてもいいゾーンなのか(実際、なくても全然いけますね)、松竹座で育った関西担はガン見するというよりとにかくペンラ振る!!みたいな文化なのか。まぁあの距離感なら見えるもんな、顔。

しかしとにかく私は防振を覗きますので。自担の一挙手一投足逃したくないスナイパー系のヲタクなので(怖いので)。


オープニング、大晴くんは少し緊張した顔していたけど、お客さんがいる会場をうれしそうに見つめているような、準備してきたものをやっと見せられるワクワクが止まらないような、そんな顔で笑みがこぼれてしまっていた。キリッとした顔しようとしてるのに、笑みがこぼれちゃうのよ。かわいいかよ!!!!!!


はァァーー!ほんっと〜にかわいい!! (大の字!)

大の字がおっきいのバグじゃないです。


大晴くんの、こういう感情が素直に漏れ落ちてしまうところかわいいなぁといつも思う。

そりゃみんなうれしいよな、それぞれにお客さんを前に舞台をする機会とかはあったかもしれないけど、グループでのパフォーマンスを有観客でできるの久しぶりやし、それが本職で真骨頂やし、ペンライトのある景色は今は特別なもの。


あんな表情見られるのは、きっと初日ならではなんだと思う。

私は特別初日やオーラスにこだわるタイプではないけど、でも、お客さんは誰も何も知らない空間で、アイドル側もずっと準備してきたものをやっと見せられる、自分たちの手の内を見せるのが初めてでドキドキしている、あのなんとも言えない特別な空気は味わう価値がありすぎるものだった。


す!好き!

好きだった、とっても好きだった。あー!好きだっt!!!!!!!


開始秒でコレ。

だってね!衣装もかわいいし(おっしゃれな変形の新衣装かわいい大歓喜)、大晴くんかっこいいしうれしそうやし、涙袋かわいいし表情筋かわいいし存在かわいいしドーキーズがわちゃわちゃしてるしなんかもう!!エンヤコラセノドッコイセ!!!!!!!


終始脳内がふわふわふわふわしちゃって、あれがどうこれがどうって細かい感想は書けないのだけど、本当に楽しかった最高に楽しかった。

「お祭り」というテーマがまず「楽しい」を絶対的に約束している。今年の夏の約束が天才。


見るたびに成長や進化を遂げているのがわかる大晴くん自身も、Aぇが纏う空気感も、全部がめちゃくちゃよかった。

ドリパビの時と同じで、Aぇの単独ではなくて「関西ジャニーズJr.」のステージなのだけど、あの時より6人に安定感があって、ステージにも迷いがない感じがして、ずっしり刺さった。


私は昔から関西の関西たるファミリー感とか世襲的な空気を敬遠していた。今もそんなに得意じゃないと思う(そう言いながら、ボイビもマッタンもみんなかわいいなとも思っている関西の摩訶不思議)。関ジュはライブしたらいつも関西の曲が多いなぁとか一見さんにはハードルが高いな?とか馴染めない理由はいくつもあったのだけど、いやもう今回完全にひっくり返されましたよね。


セトリ!良い!!!!!

セトリ!良い!!!!!!!!


再放送バグじゃないです。


セトリがほんまに良くて(バグじゃn)、まずそれがすごく楽しかった。オリ曲と関西の曲と先輩の曲のバランスが絶妙だなぁと感じていたら、オリ曲パリアホしかしてない!1曲て!大胆!!

内容も、Aぇがメインのターンが多いのだけど、ボイビもマッタンも見せ場があるし、みんなでステージをつくって成長したいっていう気概を感じる。

「Aぇ! groupのライブ」じゃなくて「関西ジャニーズJr.としてのライブ」の意識が強いとそれぞれに語っていた、それが見事に現れている。

天 才 か!


先輩の曲も、大事なところはエイトやWESTでありつつ(それももちろん良い)(要になるところはそうでしょう)東京の先輩の曲も結構入っていて、なんとなくうれしい東京ジャニーズ由来のヲタク。

リリックとかシンデレラガールとかホワラとか、この1年の間に無観客でやってきた曲も入っていてうれしい。Aぇちゃんのホスピタリティたまらんのだが〜!そしてYSSB絶対見たい(強欲)。


ていうか!自担のワンミリ見られる世界線ある!!!?

One in a Million』は山Pの曲で、私ね、前からワンミリ大好きで。だってかっこいいもんワンミリ!DJ KAORIのリミックスアルバムに入ってたのめちゃくちゃかっこよかった。もうイントロドンクラスでわかるワンミリ。

出演者がシャッフルして曲を披露するコーナー。佐野チーム→末澤チームと続いて、ザワのターンの時、背後に黒い衣装の人たちが入ってくるのが見えた。大晴くん次きそうという謎の直感、黒い衣装はかっこいい系じゃね?という期待。

私の直感と期待は裏切らず、ワンミリのイントロで大晴くんドーン!!!キターーーーーー!!!!!!!

山Pのソロコンでオーディションして入所した大晴くんがワンミリ歌うなんて、なんなん!?エモの洪水なん!!!!?好きでーーーす!


あと、#関ジュの夏休みの島動画で話題やったリチャ末のリハ動画。自分の力では気付ける気がしていなかったのだけど(後から、あれどれやった?ってなりそうすぎる)、すぐわかりました!よかった!!

全員出てきてぐわ!って踊るのその曲しかなかったwッハッハッハッ。

知らん曲かのように見ていたけど、サビになったらわかった。8.8Jr.祭りでスノストが歌ってやつだった。『BRAVE SOUL』、今回の公演後に曲名初めて知ったね。ストの曲かと思いきや、元は関ジュとストの曲らしい。歴史ある曲なんだな。


「群舞は関ジュの伝統芸!」というのをちょこちょこ見かけるけど(ビグゲとか、あとGoLも入るんかな?)、私が好きになってから見てきた中ではクオリティが段違いだった。私の好みにどんぴしゃにハマったのもあると思う。

気迫がすごくて、みんなの気持ちが揃っている感じがして目を離したくなかった。リチャ末が一生懸命考えていた振りがかっこよかったし、演出も良くて、「またこのパフォーマンスを生で見たい」って心が震えたのは関西の群舞と呼ばれるものを見て初めてかもしれない。

大晴くんもめっちゃがんばってたなぁ…身体ちぎれんちゃうかってくらい大きく動いていて…ちぎれなくてよかった(よかった)。あと、あの大人数の中でザワが先頭に立ってV字に並ぶフォーメーション圧巻だったな。ああいう時のザワパイセンのパフォーマンスは締まる!

はーー映像ほしいな、ストの利権どない?Jr.時代の曲やから映像もらえる!?アップできる!?YouTubeでくださーい!!!!


それから、バンドでやった『Oh Yeah!』のこと。

私は以前嵐担をしていたけれど、最後の最後は変な感じで離れた。だからAぇでもSnow Manでも、自担が嵐の曲をすることに特別な気持ちは持っていなかった。

持っていないはずだった。

けどね、バンドの2曲目、聴き覚えのあるイントロが響いた瞬間ほんとイントロドンの速さで、それこそ3音くらいで「Oh Yeah!や!」ってわかってしまった。2007年は私がいちばん嵐を好きなころで、てかもう2007年の曲ってわかる時点でアレなんだけども。

Oh Yeah!は何度聴いたかわからないな。ライブでも、自分自身としても。人生の転換期にはいつもそこにあった曲のような気がするし、自分の心の中で水をやりながら育ててきた大切な存在のように感じている曲。

最近は聴くこともなかったけど、心が高鳴る大好きなイントロに軽率に沸いてしまえば自分のルーツをものすごく感じたし、それを今Aぇ! groupがバンドでしてくれることがとってもうれしかった。私の「大好き」を、大切に違う色の「大好き」で重ねてくれた気がした。

あの曲、キラキラフィルターかかってるよね?キラッキラの夏の朝の木漏れ日!みたいなイントロじゃない!?

今の日本の夏の朝の木漏れ日なんて、キラキラどころか暑くて危険ですけど。


それまで、隣の席のTHE関西担なヲタクの人のペンラ捌きに感心していたけど、Oh Yeah!だけは、その人よりも、むしろその辺のエリアでいちばん踊れてしまっていて、なんかもう、そういうことやなって笑ってしまった。



サマスペで見た大晴くんは、何だか少しお兄さんになった気がした。なんやろな、少し余裕が出てきたのかな。周りがよく見えている印象で、小さい子たちのフォローとか進行や裏方的な気配り、盛り上げようとしてるところとか、ステージ上のことを隅々まで見ようとしている感じがして、お姉さんキュンしてしまいました。

年下組でワチャワチャしてぶっ込んでいくようなところもかわいくて好きやけど、私元々が仕事人大好きなので!すごくときめいてしまったな!お祭りコーナー、ずっと頭に糸くずついてたのもかわいかったヨー!!

根がお兄ちゃんなので、自ずとそうなっていくところもあるのかもしれないなぁ。


そんな変化はもちろん、バッチバチにかっこつけるところもはしゃいどるところもどエロいのも、ウィンクも首コテンも指ハートも全部全部駆使していた福本大晴のフルコースを全身で浴びてきた。2021年夏、いい始まり方したな〜!!!

あとあと、ドーキーズの供給多めで(なぜなのでしょう)(立ち位置の加減でしょうか)(かわいすぎてな)俺得すぎたことも記しておく。まっさんにかまってほしそうな大晴くんかわいい!!

いろはの自分のパートじゃない時にチラッとまっさんと普通にしゃべってたん、なんやったん!!かわいいぞ!!!!





最近の私は、ずっとピリピリしていた。周りはみんなわかっていると思う。どうしようもなかったピリピリが、サマスペに入って少し溶けた気がした。

鳥肌が立つ瞬間も何度もあって、ああ、この人たちすごいな、見られて本当にうれしかった。居合わせられて、よかった。

ずっとここにいたい、それはもちろん物理的な意味ではなくて、私はただただAぇを追いかけるヲタクになりたい。Aぇだけに全てを捧げるヲタクがしたいな、なんて、そんなことを思わせてくれた。


誰も置いてけぼりじゃない、本当に楽しい夏のお祭り。どうか出演者の皆さんは無事に、元気に、健康第一で楽しんで、この夏いちばん熱いお祭りをやり遂げてほしい。

私たちも自分にできることはしっかりして、どうかどうかみんなが自分の「大好き」に会えますように。