きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

3列目の虎、恋してはコンタクトがずれ続けた春の終わり ──『滝沢歌舞伎ZERO 2021』②


今年のとっても短い春、『滝沢歌舞伎ZERO 2021』4月22日夜公演の感想文②です。

1階席3列目ほぼドセンなんていうえげつない席で見つめた、MaybeからBlack Goldまで。



①はこちら☟ 「3列目の虎」の経緯もここに。


4/25から5/11までの公演が中止になったことや、この先の不安定さを思うと、感想文をあげることを悩んだりもした。自分だけが良ければいいように見える気がしてしまって。決してそんなふうには思ってないけど、気後れしてしまっていた。


けど私の思い出は私の世界のものだから、ここに残したいと思う。楽しかった、も、幻でもなんでもなくて本当にあったことやし、大切なことなので。






❀ Maybe

圧倒的低体温阿部…!強い、強すぎる。全女子が好きじゃないんか、あんなとんでもない阿部…!!


私の席から向かって少し右側の立ち位置だった阿部さん。もう、あの…ベスポジ。斜め延長線上、阿部さんとの間に2列目のお客さんがいるので、いい感じに目隠しがあって心置きなくガン見できる。いや絶対全く隠れてはないけど。


夢にまで見たMaybeの阿部さんが目の前にいる。こんな時に限って、また右目のコンタクトはずれそうだ。鎮まれ。


Maybeの阿部さんは陶酔系。私は陶酔系の阿部さんってあんまり得意じゃないけど(見ているうちにものすごく恥ずかしくなってしまうから)、Maybeは別。格別であり別格。最高にいい!

髪の毛もね、後ろまでちょっとツンツンっていうのかな、毛先遊ばせてる?感じで。あれ?さっきこんなやったっけ?阿部、変面の間にやった?やってんな?

目線の動かし方も、手の動きもやばい。無理。恋。あ、いい意味の無理です。


あれどこの歌詞の時やったかな、顔を右に向けて手を見つめながら歌うところがある。あの顔!顔!優勝!!!無理無理無理やっぱ無理なんだが〜!!!!!あ、いい意味の無理です。

私、阿部さんの横顔が大大大好きで、低体温の男子も大好きなので、好きと好きのコラボがえげつなくてもうだめ、すごい惑わされた。語彙力失った。致死量の阿部。好き、恋。恋が止まらんのだけど…!!!


Maybeの肝は、さくラウの感情的で熱の塊みたいなコンテンポラリーダンスと、温度の低いあべふかボーカルの対比だと思っている。熱くて冷たい、シロノワールかな。絶対違うけど。

サビで踊り出すあべふかシンメのダンスと、さくラウが踊っているものは別世界すぎて、例えるなら赤と青だし、本にするなら『冷静と情熱のあいだ』だし、北海道と沖縄だし、豚バラミルフィーユ鍋だし、そのミルフィーユが素晴らしすぎて中毒性がえぐいと思っている。

もっともらしいこと言いながら阿部さんしか見たことがないから、冷静と情熱のあいだも豚バラミルフィーユも体感したことはないんすけどね。


ああ、でもやっぱり大好きMaybeの阿部さん。2年前より少し大人な顔つきをしている阿部さんのMaybe。衣装も変わってなくてうれしかったし、恋を7兆ほど捧げても足りない。


❀ My Friend

とにかく阿部さんだけを見ていたいアベサンガーを自覚している私ですが、それはそれとして翔太のことはめちゃくちゃ好きだと思う。

顔が好き。かっこいい。だから肉眼で翔太のお顔が確認できてハッとする。って今?もう割と長い時間この席に座ってるのに?翔太かっこいい、とにかくかっこいい。

お肌には見目麗しいツヤ玉を確認した。渡辺、あんたという男は…!上手な歌を聴きながら男前を拝見する、これはどこの世界の新しい宗教かな?


翔太、また歌上手くなってて感動した。たくさん努力してるんだな、すごいなと思う。それはもちろん翔太だけじゃなくて、Snow Manみんなに言えることやけど、デビューしても、予想外に人気が突き抜けても、あぐらをかくことなく自分の特技や武器を磨いて舞台に立ってくれているんだな。感謝。


宮ちゃんのキューブフライング、近くで見ると私の軟弱すぎる三半規管がもってかれてしまいそうで、あんまり見れなかった。無念。

ただ、自分とダンサーさん2人が乗ったキューブを自力で回す時の踏ん張ってる(もっといい言い方はないのか)感じを初めて見て、すごい!!自力すごい!!!宮ちゃん力持ち……!!!!って唖然としたのち雅な笑顔でくるくる回っている姿は、様式美の真骨頂を見た気持ち。


本当は、大好きな渡辺の女とたくさん話がしたくて、でもあの子の歌舞伎が中止になってしまったから、何がしかのミラクルが起きて絶対に観てほしいとめちゃくちゃ願掛けしている今日このごろ。あんたが見なくてどうするのって本当に思っているから、神様、どうか。


❀ 腹筋太鼓

太鼓の季節がやってきた!人生1度は腹筋太鼓、と思って早2年。我らが阿部さんは今年も太鼓リーダーをやっていたようで、よきかなよきかな。


2階上手側で横原くん、下手側2階で影山くんが太鼓を叩く冒頭。3階席から見たよこぴがめちゃくちゃかっこよかったので、この日ももう一度よこぴを見た。あの子見れば見るほどめちゃくちゃかっこいいね…!でもIMPACTorsではみなとちゃんが好きです。


かげよこがドンドコ叩いてる中、暗転してる舞台にSnow Manやその他の人々が太鼓を押して入ってくるのが肉眼でガンガン見える。照明が当たっていない時の仕事人の顔は致死量だという話は何度でも書きたい。


照明がつくと、私の席から阿部さんへの道が一直線に開けていた。阿部さんがちょうど斜め延長線上の位置にいて、そこは前の列のお客さんも被らない場所で。ナニコレ…珍百景…。

斜め横のひかるの場所だと、前の列の人のシルエットとドン被りで全然見えない。だからこれはもう、ロマンスの神様に全身全霊で感謝を捧げる案件。誰か広瀬香美先生呼んできて!


下手側の人たちが叩くターン、阿部さんの頭上は薄暗い時かな。ゆっくりと右、左と視線を動かして何かを確認していた太鼓リーダー。これ前回3階席からも見えて、めちゃくちゃ恋だったやつ!何を確認してるのかは相変わらずわからないけれども、リーダーめっちゃ仕事してる。好き。


初めてこんな距離感で腹筋太鼓を見て感じたのは、妙にリアルな肌の質感。メカ太鼓が出てくるとみんな円になるので阿部さんのお顔は見えなくなったのだけど、その代わり一生背中見てた。これが阿部の肌の質感かぁ…めちゃくちゃ人間、、リアル…。何がどうだったとか肌を表す言葉が全く見つからないけど、思ったより柔らかそう…と思いながら見てました。どんな感想。


舞台より少し低い客席、それこそ盆が回り出したらメンバーは全然見えないので、かろうじて回っていったひかるが見えたら(身体が大きいので見つけられた)、「お?そろそろ阿部さん戻ってくるね」ってやっていた。どんな贅沢な目印か。

お顔は見えないことも多かったので、前回見た暗転した時のちょっと苦しそうな顔なども思い出して合わせ技で堪能した今年の太鼓。

太鼓の太い音と振動が間近で、迫力がわけわからんほどのバグった思い出。今年もメカは見られなかった。いつか見られる日は来るのか、来年へ続く。

(多分みんな来年も私はメカを見られないと思ってるでしょ)


❀ Black Gold

ブラゴの前に、IMPACTorsが出て繋いでくれる。太鼓終わりほぼそのまま出てくるのにガッシガシに踊っていて、結構な衝撃を受けた。

与えられたチャンスを逃さない泥臭さ、プロジェクションマッピングを使った演出と合致してブレない精度の高いダンス、切れないスタミナ。ああ、こういうハングリーなの久しぶりに見たかも。素直にめちゃくちゃかっこいいなと思った。特に基くんのスタミナがすごい。影ちゃんは汗かきで、みなとちゃんはかわいい。



さて、ブラゴ!

1人ずつソロで出てくるのでメキホほどのインパクトはないけれど、それぞれに見せ場があるのがうれしい。


阿部さんは翔太の次、1番の終わり。あそこはサビと呼んでいいのだろうか、ただタイトルを羅列してるだけの間奏なんじゃないだろうか?歌詞歌わせろや!と、映画公開当初はモンペを発揮していたこともあるけれど、ダンスめちゃくちゃかっこいいので許した。阿部さんうまいんだもん!

多分それぞれメンカラの照明やレーザービームが当てられているのだけど、果たして阿部さんの時のそれが緑だったのか、はっきり思い出せない。視線が阿部一直線、猫まっしぐらよりまっしぐらなので。しかも、あの手のレーザービームはデフォが緑じゃね?


にしても、にしてもにしても!!
舞台中央に現れた阿部さんめちゃくちゃかっこよかったァァ!何度だって書きたいし書くけど、小顔で長身でスタイルがいいので引きの画だとめちゃくちゃ映える。美しすぎる。

衣装は金色のジャケット、黒の変形のブラウスにめちゃくちゃ緩いワイドめなパンツ!にっ似合いすぎるんですけど…!!?

阿部さん緩いシルエット好きやもんな…絶対絶対阿部の趣味やんそのパンツは……あの線の細い阿部さんが履く緩いシルエットのパンツは恋が止まらんので………!


肝心のソロのターンは記憶の彼方に溶けていってしまった。「かっこいい」という事実だけが極太ゴシックで海馬に刻まれている。

だってね、自分のターンが終わって背筋を伸ばして颯爽とハケるところまでかっこいいの。暗いところを歩いててもかっこいいの。背筋が伸びて凛として、恋が歩いとる。あれは。


曲後半、全員揃ってからの圧巻のパフォーマンス。Snow Manのクオリティをこれでもかと見せつける世界は、私の心を揺らす。

阿部さんの立ち位置は上手側、少し斜めに見ることにはなるけれど、あんな目の前で阿部さんが踊ってるところ見れるなんて。何なら0ズレのところもあったよ、胸熱だよ。

手の描く軌道、涼やかに流れる視線の動きをこの目で見られる。贅沢の極みで世界を一周できそう。


ブラゴの振りって、阿部さんのダンスの特徴と合っていると思う。私が「折り目正しい」と呼んでいるそれは、カクカクしているわけではないけど、流しながらはめていくというよりは、きっちりきっちりキメていく印象。それとYOSHIEさんが付けてくださった振りがめちゃくちゃに合っている。だから、阿部さんがすっごくかっこよく見えるし、際立ってきれいに見える。


最後の最後、決めポーズでパンツを右手でつまんでちょっと上げる振りとスンッとした顔が上品であり挑発的であり、阿部さんサイクゥゥゥ!!!ハァァァ!大好きだなー!!!!!!(大の字)





③へ続く!