きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

雨晴れを待つ限り月のこと

2020年は過酷極まれりだなぁ、とガチの年の瀬に思い知らされる。


大好きなアイドルたちの「陽性」とか、「濃厚接触者」とか。

豆腐メンタル女のメンタルはぐっずぐずで、「なんで?」「どうして?」「大丈夫かな…」みたいな自分ではどうにもできないものに対する感情が、コインランドリーの洗濯機より派手にぐるんぐるん回っている。鳴門の渦潮よりすごい勢いかもしれない。三半規管弱いからやめてほしい。ちなみに渦潮はテレビでしか見たことがない。



久しぶりのブログがこれかい!とも思うけど、整理して落ち着きたいと思います。





新型のアイツの猛追がえらいことになっているのは、ずっと目の端で捉えていた。われらがJ事務所に感染者が出るたびに、大変だなぁ、必ず元気に帰っておいでよ、とも思っていた。

けど、なんとなく、他人事だった。まさか自分の好きな人たちに降りかかるなんて考えたこともなかった。対岸の火事っていうのかな。「なるわけないだろう」じゃなくて、本当に呑気に、何も考えたことがなかった。


だから宮ちゃんの感染がわかった時、あ、そうだ、このパターンあるわ…って衝撃で、身近に感じて一気に怖くなった。症状がなくてひとまずよかったけど、安心できるわけじゃない。今、世界を陥れているすごく怖い病気で。


ほかのメンバーもみんな陰性でよかったけど、濃厚接触者に該当するのは考えてみれば当たり前。事務所も“グループは家族”って扱うくらい普段から一緒にいて仕事をしているし、デビューしたての今、そして年末、よりみんなでいる時間が長いに決まっている。



だから、何よりもまず、誰のどんな感情よりもまず、みんなが無事でいてくれること。宮ちゃんには症状が出ないまま回復してほしいし、ほかの誰も発症しないでほしい。


命より大切なものなんてない。健康より尊いものもない。身も心も元気に戻ってきてほしい。それが、何をおいても絶対で。



みんなメンタルは大丈夫だろうか、というのもちょっと心配してしまう。大きなお世話が服着て歩いているようなヲタクこと私なので。

未知の病気に対峙しなければならない状況で、隔離ってことは誰にも会えなくて。それで平気でいられる人なんていないでしょう…怖いだろうな。大丈夫かな。

アイドルをやる人の精神力は尋常じゃないだろうから私のは大袈裟やろうけど、でも不安だよなぁ、、、

それと同時に悔しい思いもあるんだろうし、誰も悪くないことやけど責任を感じる部分もあったりするだろうし、普通ではいられないよなぁ…。



と書いていたら、今日はめめ日の日でした。

目黒いろいろ教えてくれてありがとう。

目黒があんなふうに書くなんて、本当にみんな落ち込んで、つらくて悔しくて…っていう気持ちやったんやなって思う。私の想像を絶するレベルかもしれない。


けど、「グループメールでやり取りしながら一致団結してる」は、私が、そしておそらく多くの人が抱いている印象そのままの彼らで、その言葉で少し安心をもらった。


きっとそれぞれには清算しきれない気持ちを持っていると思うけど、でも、ひとりじゃないことは、きっととても大きい。


『Grandeur』プロモーション用の #ひとりじゃないって最強だ っていうタグ。

今の彼らにあるための言葉で、それをこのタイミングで世に出していることは、きっと偶然じゃない。なんて夢みがちなことを言うけれど、でも、今回のことを経て、『Grandeur』の真価が高まって輝くような、そんな気がしたりもしている。



てかもう!もうもう!!

お仕事のこと、悔しい気持ち絶対みんなあるし、気にすることもたくさんあると思うけど、ほんっとに誰も悪くない!だからとにかくそんなの気にせんと、よう食べてよう寝て元気にならんかい!って私の中の食堂のおばちゃんがお玉でフライパンをカンカン叩いとくで!!!!!!


私の情緒よ、一旦落ち着きなさい。



何か気晴らしになるようなことがあればいいな。追い詰められるようなことがなくて、少しホッとできる時間があってほしい。あったかいところで、身体も心も、健やかでいてほしい。


よく食べて、よく寝て、免疫力高めて元気に帰ってきてよ!!



それが私の、何よりも先にくる絶対的な願いです。





一方で、テレビの露出が減っていくのは寂しい。何度も言うけど誰も悪くない、どう考えても仕方のないことなのだけど、やっぱり寂しくて、悲しい。


デビューイヤーの締めくくりの時期、大型歌番組でキラキラしているその姿を見たかった。本人たちだって出たかったよね。紅白の辞退も、英断この上なしなのだけど、やっぱり悔しい。つらい。遣る瀬無い。


整理をしている気持ちたちが、何度も何度もやっぱやだー!ってひっくり返る。ぐっちゃぐちゃ。



そもそも、なんでかこういうことが起こりやすい人たち。逆境に愛されている。なんでなんやろう。


デビューした年にこんなえげつない感染症爆誕して(んなもん爆誕せんでええねん!)、デビューツアーが延期になって、ファンの前でできなくなって、舞台にも立てなくて。

全身で祝福のきらきらを受けてほしいのに、たくさん喜んでほしいのに、なかなか叶わない。せっかく年末年始に計画されていたものたちさえ奪われていく。どうにもできないタイミングに起こってくる事柄。


なんで?が、ずっと拭えない。本当は子どもみたいに駄々をこねたい。私が駄々をこねても何も変わらないし、んなもんこねくり回したところでパンひとつ焼けないのでこねないけれど。


絶対幸せになってほしい人たちなのに、どうして障害物が現れるのか。どんだけ壮大な障害物リレーに参加してんのか。神様すの担か?同担拒否か?


いろんな番組で、すっごいところをファンじゃない人にも見てほしかった。私も見たかったし、自慢に思いたかったし、お友達とキャーキャー言い合いたかった。そういうアイドルとしての喜びを、やっとやっとできたデビューだから、ひとつでも多く掴んでほしかった。


それは、これから元気になって帰ってきたらできることではある。また歌番組にも出られるし、カッケェところたくさんたくさん見られるに決まってる。


そんなことはわかっているけれど、どうしても、デビューした「今」が大事だった。何年も経ったら忘れてしまうかもしれないけど、でも夢の始まりを掴んだ「今」だから感じられるものがたくさんあると思うから。


やっぱり、悔しくて仕方ない。





そんな、モンペの心が叫びたがっているんだ!な私、昨日は『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』を妹と観てきました。

ジャニーズに全然興味ない割にバブのころから私に延々話を聞かされ続けている妹、「歌舞伎の映画観てみる?」って誘ったら、「日が合えば観てみたい」って言われて秒で約束取り付けた。


昨日の夕方、メンバーみんな濃厚接触者で隔離っていうのを知って、頭殴られたみたいに真っ白になりながら映画館まで行ったのだけど、結果から言えば、昨日観られてよかった。


何度見ても歌舞伎はすごい。圧倒的なパフォーマンス力に心奪われて、いつでも私の目がきらっきらになる。

すごいなぁ、すごい人たちと出会ってしまったなぁ。私のヲタク人生最高じゃない!?


何度も何度もそう思わせてくれる、最高のグループ。


歌舞伎を見たら、少しだけ心が晴れた。『WITH LOVE』の最後、今度はみんなで会おうよ、歌おうよって、めちゃくちゃ沁みた。

今は心に影が落が落ちて苦しい。年末年始の過ごし方がわからないくらい悲しい。でも、少ししたらまた9人に会えるから、かっこいいところをたくさん見せてくれるに決まっているから、大好きだから、頑張ろう。

絶対また会いたい。この目であの素晴らしいパフォーマンスを見つめたい。だから、元気になって帰ってくるの待ってるよ。



これからやってくる年末年始に、他Gの露出を見て羨ましくなると思う。寂しいのは、きっと寂しいまま。でも、できるだけ楽しく過ごせたらいいな。人にもなかなか会えないけれど、それでも、できる限り明るく、楽しく、健やかに。


鳴門海峡よりえげつない渦潮を心に抱えながら、今はそんなふうに思っています。


アイドルもヲタクもみんな、元気でいようね。元気でいてね。



ちなみに妹は阿部さんに興味がなさすぎて、『Maybe』になった途端ポップコーンばりばり食べ出したのが昨日のハイライトでした。やめろ!!