これ、だいぶ前に書き始めたやつ。確か、ふっかがアー写で風吹かしてたころだな…半年近く前?まだ『D.D.』聴いたことない時代。寝かせすぎやろ、と、ふと読み返して投下する。
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9人になったSnow Manの形って、ジャニーズでもちょっと特殊かな?と思って、そんなあれやこれやをこねくり回して考えていた。
こんなことを考え始めたのは、むむめめららって、いわゆる2期生だよね?って思いついたのがきっかけ。
増員組とか弟組(?)とか呼ばれているのを見ながら、自分にとって一番近い解釈を探していたころ。いつまでも増員組なんてよそよそしいのも嫌だなぁとか思っていて。
7年強もの長い時間(前身グループから数えれば10年)6人でやってきたところに、新メンバーが3人加入したSnow Man。
しかも特にデビューのため、ではない。
ジャニーズのデビュー組の多くは「デビュー時に集められる人たち」か「元々Jr.の頃からユニットを組んでた人たち」で、あとは長年続くユニットがデビューする時に+1名加入するパターンが多いのかな。それと「ユニットとユニットを足したもの」っていうのもあるか。
Snow Manのような例はあまりない気がする。
詳しく調べてないし、私の今思いつく範囲なので断言はできないけど。
さっき書いた「期生」っていう概念は、女子ドル界ではごく当たり前にあるものなんだと思う。私は女子ドル詳しくないけど、唯一通った乃木坂46で学んだ。古くはモー娘。かもしれないなぁ。
数年ごとに新メンバーが増えて層になっていく。新メンバーがセンターを取る。その形に似ていると思った。
いや、これ以上は増えないはずだし、それはもう大丈夫ですけど。
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2013年ごろ、乃木坂ちゃんに2期生が入ってきた時のこと。私は彼女たちを見始めたところだったし、そんな熱心に追いかけていたわけではなかった。推しメン橋本奈々未様は不動の前列だったので特に煽りもなかったけれど、現場は荒れに荒れていた印象。
どんなものでも、新しいエネルギーが加えられる時は反発が起きやすい。自分にとっての「安定」とか「普遍」が変わることへのストレス。どうなるかなんて分からないけれど、不安な気持ちが強いからこそ拒絶したり否定したりする。
それは今は私も分かるかな。
好きなものの形が変わるのは、怖い。
でも、乃木坂ちゃんも、しばらくしたら落ち着いた。人間は情が移る生き物だから、本人たちだって仲良くなるしヲタクも受け入れていて、いつの間にか、その形も普通になり得るのだと知った。
Snow Manの変化は、私にとってその時と似ている感覚だった。そう思うと、この環境がストンと治まってなんだかすっきりした。
違う点を挙げるとすれば、新メンバーそれぞれにアイドルとしての背景があって、ファンを持っていることかな。
むむめめららはいわゆる同期。
同じ条件下で集められた人たちなのだから、仲が深まって当たり前だ。どこの世界でもきっと、同期って心強いもんね。
こないだのむめらのらじらーめちゃくちゃかわいかったもん!特別のびのびとしてて、素な感じが際立ってる気がして、まるごと愛くるしかったナァ。
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6人と3人が早々からお互いに受け入れ合っていたのがSnow Manの良いところ。女だったらきっと、あそこまでスッといかない。男同士ってあっさりしてるな!いいな!って思わされる。
雑誌のインタビューなどで語られてきた、すの6の「3人が来てくれたことには感謝しかない」っていう言葉や、それを裏付ける姿を感じられることがうれしい。だってめちゃくちゃ素敵じゃない?
それは3人からの視点でも同じ気持ちで、受け入れてくれたことを喜んでいる。ラウールの「僕を変えてくれたのは8人。子ザルだった僕を受け入れてくれた」って言葉は忘れられない。
お互いに感謝を基盤にして関係をつくれた9人が人として好きやし、その基盤の上にまた新たな形を作り上げているのを見ていてわくわくする。理想の職場第1位あげちゃう!
Snow Manのように、長く一緒に活動してきた人たちにハマると、本人たちの関係性がしっかりでき上がっているので見られるから安定感がある。特に私はもう大人な彼らに出会ったから、何の不安もなかった。あべふかは同期!ゆり組はエモ!みたいな。
そこに3人が増えたことで、グループ内に新しいペアが増えるので、謎に両思いのあべめぐとか、謎に分かち合ってそうなあべこじとか、謎に末っ子にいじられてるあべラウとか、メンバーの数だけ関係の構築をリアルに見て取れるのがすごく興味深い。
この二人仲良くなったなぁとか、話し方変わったな、とか、えっ、このメンバーでごはん行ったの?とか。どんどん距離感変わってるでしょう?そういうの楽しいよね。
安定した関係性はストレスなく見られて、包まれてる感じがして居心地がいい。新しい関係性には、ちょっとした刺激も感じられて変化が楽しい。あれだ、例えるならネルネルネルネだ。違う。
これが一度で二度おいしいというやつ。今のすのーまんには安定と刺激が共存する。こんなの、同時に楽しめることなんてめったにない。ネルネルn
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9人になってからのパフォーマンスも、私にはドハマりしている。ものすごくかっこいい。
フォーメーションダンスを、きれいなだけじゃなくて躍動的に創り出せるのってSnow Manだからこそ!って感じがする。余ってるポジションなんてひとつもなくて、9人で魅せる迫力は本物。
D.D.みたいなガッシガシ踊って、アクロの組技があるような曲をデビュー曲でできるのは、Snow Manだからだと言うまでもない。Crazy F-R-E-S-H Beat初見のインパクトは異常だった。そして中毒性がすごいのだということは、YouTubeの再生回数が物語っている。
MIHやCry outのスピード感はもちろん、終わらないMemoriesみたいなミディアムバラードでも踊って魅せて展開していくフォーメーション。なるほどたまらん!
ファンがずっと気にしているアクロバットのことを本人たちだって考えているのは当然で、むめらが「6人の時は全員アクロバットをできるのがすごかったのに、自分が来てから見せられていないのが悔しい」と言っているのを聞くと切ない。
それと同時に、Snow Manをパワーアップさせるのが使命だと思っている3人なので、きっとものすごく努力していて、近い将来見せてくれるに違いないなと確信めいたものも持っている。
パフォーマンスはSnow Manの要で、彼らが確固たる自信をもって取り組んでいるもの。阿部さんも「Snow Manを知ってもらえさえすれば、パフォーマンスで引き込む自信がある」って言ってるもんね。この考えに触れた時は本当に痺れた。感電した。うちのBSくらいビリビリしてるわ(最近BSが見れません)(最近ツイッターでボヤいてること第1位)。
今の迫力あるフォーメーションダンスにアクロがガチで加わるなんて、この世界を支配しちゃうかもしれないね。
安定と刺激。
その両方を楽しめる今って、めちゃくちゃ貴重だ。グループが変わっていく、固まっていく、その移ろいに居合わせる贅沢さ。
だってまだまだ発展途上。
でもよそよそしいわけじゃなくて、ちゃんともう仲良し。誰かが誰かを邪険にしたり距離を置いたりすることもなく、至って平和な人柄の人たち。めちゃくちゃハイクオリティな武器を持っている、おバカなノリの男子たち。
だから見てて楽しくて、ニヤニヤして、そういうのが、夢中にさせる一端かな。
Nine to be oneness.
その姿、しかと。