きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

「頑張ることはかっこいい」を証明し続けるアイドル


今日の読売新聞朝刊「先生のコトバ」に、阿部さんのインタビューが載っている。学生時代の恩師とのエピソードを語るコーナーで、阿部さんは大学と院でお世話になった先生の話をしていた。


そもそも新聞とは、

新聞【しんぶん】
ニュースの速報を中心とする定期刊行物。時事報道,意見伝達,娯楽提供,広告媒体の機能をもち,世論の動向に大きな影響力がある。現代ジャーナリズムの主要なにない手であり,重要なマス・メディアである。


自担、新聞に載る。すごい。

しかも教育面。つまり、「この人の話は若い人を育てるのにタメになる」と思われている証し。すごい。かっけぇ!

自分の武器を求めて大学に進学した阿部さんは、アイドルとしての武器をちゃんと手に入れることができたし、その武器は現行で増えていて、努力がどんどん実を結んでいる。



いつも思うけど、「自分には取り柄がない」と思っていた思春期の阿部さんが、自分の強みは「勉強」であると導き出して、アイドルを生きる世界で役立つ知識を得るための道筋を描けたことが大勝訴。

勉強と言っても、どこの大学のどんな学部でも良かったわけではない。興味の中で未来を見据えて、答えを出せた17とか18歳の阿部さんになんかあげたい。好きなものたらふく食べさせてあげたい。でも、たらふくは食べなさそう。





今回のインタビューはお世話になった先生の言葉がキーワードなので、基盤は聞いたことのある話でも、角度が違ってめちゃくちゃおもしろかった。しかも先生のインタビューまであるよ!だから話が立体的に感じられて、より心が震えてしまった。


先生から「目標設定がきちっとしていて、きめ細かく計画を立てるタイプ」って言われてたけど、めちゃくちゃ緻密そうだし、そういう人じゃないとSnow Manやりながら大学院卒業は無理だ。ほんとなんか、もう、言葉が月並みですが、すごいですね。すごすぎですね。




阿部さんはそんなに自己肯定感が高いタイプの人間じゃないと思うけど、その隙間を埋めるための努力ができる人。なんとなくごまかしたり、妥協したりしない。きっとSnow Manがあったからそういうふうになれたところもあるんだろうな。



アイドルを休んで受験勉強したこと、「仕事と学業どちらに重点を置いてるんだ」と双方に求められながら両方大切だと貫いたこと、大変な思いをして卒論を書き上げて、さらに大学院に進んで得られた経験、、、なんかわたしが書きながら血を吐きそう。

そんな疑似的な感覚を得るくらい大変な日々だったはずで、いや、大変って書くのは簡単だな。通った人にしかわからない世界だから、1リットルの涙を見ながらこたつでウトウトしつつ卒論書いてたようなわたしには何もわかるはずもないけど、でもそれでもわたしも卒論しんどかったよ……。その上で、阿部さんの道は字面だけで血を吐きそうではある。


だって、帝劇と卒論の時期が被ってたって恐ろしすぎんか……。仕事と学業の両立が大変なのは漠然とは感じられるけど、帝劇×卒論はやばいってわかる。だってあの公演数やで……しかも賢い大学の賢い学部の卒論やん……(言い方)。当時どれくらいガリガリだったのでしょうか阿部さん。肉、肉食べて……。




アイドルして、大学もちゃんと行って、学科の成績優秀者3名がもらえる学業優秀賞までもらって、さらに大学院進学まで勧められるって相当だな。なににも手を抜かず、資質と努力のなす業。


一体、何時間睡眠でしたか…?
阿部さん、舞台の期間中になると休みはとにかく寝て終わるらしいけど、それってこういう日々を送っていた影響なのでは、、。

研究室に泊まり込みで卒論や修論書いてたんやもんね。やる時はやる!寝られる時はとにかく寝る!が、しみ付いてそう。




それから学業もアイドルもどちらも大切にできていたのは「負けず嫌いだから」って言うけど、言い換えてみれば、阿部さんの中で両方がしっかり引き合っていたからじゃないだろうか。

その両方のバランスが絶妙に支え合ったり、高め合ったりしているような。アイドルと学生、どっちの阿部亮平もあるのが大切だったような気がする。




私が出会った阿部さんは院も卒業してたしクイズも呼ばれてたし、今とそこまで変わりないけれど(それでも、やっぱり去年と違う顔してるな、と思う時もありながら)、過去を後追いしていると、確実にどんどんいい顔になっていて、いい雰囲気になっている。

それは、大人になってるとか、垢抜けてきているというのももちろんあるけど、とてつもない日々を成し遂げて、今その部分が評価されるようになって、多方面で役立ち始めていることに本人も手応えを感じているからじゃないだろうか。


アイドルとして何者でもなかった(と思っていた)自分の足元を固めて、経験に裏打ちされる自信となって阿部さんを輝かせているのではないかな。




「将来的に舞台の演出に関わりたい」と言ったことを「演者側の阿部ちゃんが、裏方の技術にも興味を持っているのは面白い」と肯定して協力してくれる先生の存在は、阿部さんの大きな励みになっただろうな。良い先生と出会えたね。

学生時代に出会う人、影響を受ける事柄は、自己を形成する上でとても重要なはずだから、出会いに恵まれてよかった。わたしは記事を読んで、この先生がいなかったら今の阿部さんにはなってないんだろうなって思ったもん。


そして先生から「阿部ちゃん」って呼ばれてるの、めちゃくちゃかわいいね。
 




わたしは阿部さんの「頑張ることはかっこいい」を証明し続けるところを本当にかっこいいと思うし、尊敬しているし、人として憧れる。今回のインタビューはきっと、誰かの価値観を変えたり誰かの背中を押すものになると思う。わたしももう少し頑張りたいな、頑張ることは終わらないな、と思わされたり。


きっと近い将来、阿部さんの武器を駆使したステージを見られる日が来る。その時は先生やお友達にも見てもらえるよね。

そんな日を、めちゃくちゃめちゃくちゃ楽しみに待っています。