きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

夢は見ているか


京セラドームでわっしょいCAMP!





4年前の8.8ぶり、Jr.のドームコン。大阪では7/16、17と京セラドームであり、私は17日の公演に行ってきた。


いや、あっっっつ!!!!!!!!!


5月の時点で京セラがすでにめちゃ暑かったので、ビビり倒してあれやこれやと対策もしていったけど、あっっっっつ!!!!!!!!!!!!!

くまと2人、仲良く熱中症の一歩手前までいきました。私の方がマシだったのは汗腺正門だから?

東京はさらに気をつけてゆこうと誓う、くまと私。あ、今回は正門担の方のくまです。



下手側上段4列目、横花からほぼ一直線の席にいた。横花から一直線の席にいがちな京セラ(参考/iDOME初日)。外周がちゃんと見えてメインステも直線距離で近くて、見やすそうでうれしい。

ここならそんなに暑くないだろうと安堵したのも束の間、ヲタクたちの熱の高さとかメインステ寄りゆえの特効の火とかで、始まってみれば暑いでしかなかった。夏のドームに過ごしやすいところなどないのだという、この夏の悟り。

でもフランフランのミニファンは本気で有能。ずっと首からさげてたけど、そよそよと涼しい。マジで買ってよかったァ!汗腺正門のヲタクがいたら試してみてね。

なのにラストスパートあたりで充電が切れてしまい、マジの灼熱地獄を味わった。勘弁してくれ。





「わっしょい」は初めから最後まで“風邪のときに見る夢”みたいな、それだった。


開演前のタイミングでステージ上あちこちにぬるっとおチビたちが出てきて、自己紹介と自己PR。某デ◯ズニーというかテーマパークというか夢の世界の入口感があって、ジャニーズの「原始」みたいな始まり方。

そんな夢の入口でバクステに見つけました!黄色いTシャツの鈴木瑛朝くん!!!生えいさ〜〜〜!!!!!!

えいさくんは島動画で見かけて、どことなく阿部さんに似てるかわいい〜!と思ってから、お名前を覚えて注目している。上品さが似ている気がする。

えいさくんにお会いできるのを楽しみにしていたので、俄然元気が出るヲタク。えいさ!えいさ!


夢の入口で覚えているのはスケボーを「がこんがこん!」としているえいさくんと(すごい「がこんがこん」してたのが鈍臭く見えて、かわいいが過ぎた)、誰かがしゃべっているときも、子どもらしい高い声が響いていたすこやか(すこやか、ちょっと静かにしなさい?)、圧倒的アピール力の太陽と書いてひかるくん。ひかるくんはこちらのひかるともなんとなく似ているので、早くこちらのひかるもひかるくんに出会ってほしい(ひかるのゲシュタルト崩壊)。

その辺りを海馬に刷り込んでいたら、そのまま空気を巻き込むように本編が始まった。演出パイセンはこういう始め方が好きなタイプですか。


メインステに各ユニットの手描きのロゴ?が描かれた大きな幕がかかっていたので、そこがザン!と降りて始まるのかと思いきや、外周沿いに満遍なく散らばるミニムビステの目隠しからユニットごとにザンザンザン!と現れて、ぁぇ〜?

でかいとこザン!ちゃうんかい。

しかしながら横花上下の目隠しが最後まで残っており、あとはHiHi JetsとおれたちのAぇ! groupのみ。

下手側のその場所は私たちの席からいちばん近く、一直線のところにあるので、こ、これはもしや、ここにAぇが出てくるのか…!?と私もくまも落ち着きがなくなっているところに逆側にザン!とジェッツが現れた。


Aぇ目の前確定キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!


私このキター!好きで今検索してコピーしてきたのだけど、サジェストに「ネット死語」って出てきてウケた。死ぬな。


ザンッッ!と現れたAぇに、多分この日いちばん大きな声が出た。引き!良し!!!!!

大晴くんがいます!!フードかぶってます!!!顔がめちゃくちゃかわいい〜!今日もかわいいの天才!!!!!!!!!

大晴くんは登場早々に気合いのイキりをぶっ放しており、さすが天性のイキリストである(褒)。福本大晴ののっけ盛り!全部載せ!のごとくコロコロと表情を変えながら、ちっこいムビステに乗って流れていった。気合いみっちみちkawaii

前髪が揃い気味だったので美容院行ったのかな?と思っていたら、フードを取ると襟足も短くなっていて、『埼玉のホスト』の撮影終わったのかな〜最高にかわいいねぇ〜と防振を覗きながらニコニコ不可避。


ほんで夏に毛皮の衣装は、本当の意味で暑い。

夏に、しかもこの異様な暑さの中で、“めちゃ暑”“めちゃ重”のストド衣装着ちゃうAぇたちのガッツに心配しかないが!?

Aぇのアイデンティティを表す衣装で、メンカラがわかりやすく、他のグループとの被らなさとかも突き詰めたらストドになったんやろうけど、いやでもやっぱり暑いやろ!?Aぇだけ汗のかき方が尋常じゃない。ドームにどんなトッピングをするのか、きみたちは。





『PRIDE』とても良かったねぇ…!


割と序盤、バクステにバンドセットが組まれているのを見たくまが目をキラキラさせていて、私は侍かなとボーッとしていた。思えばこのとき、すでに疲れている。ドームという名の新しいスポーツやで、こうなってくると。

ちゃんとバクステの様子を見ていたくまから、「Aぇだよ」って言われて我に返った。防振を覗く動作が我ながら素早い。普段は出せん瞬発力をこういうときに見せつける。


バクステ側を向いているので、私の席から基本Aぇの顔は見えないながら、気合いみっちみちのPRIDEは極上。見えないと思いきや、ドーキーズで並んでアリーナ側向いて演奏するときがきて胸!熱!!!

誠也チャンは歌いながらバクステからセンステまで縦花を駆け抜けており、その距離が結構長くて、ザワぱいiDOMEのラウールより長距離出とるwwwなどと笑っていたけど、走る誠也、最高によかった。

ドーム中のペンライトが縦に揺れて、この広すぎる会場の空気を完全に掴んでいて最高。今回出会った美担さんに褒めてもらえたのもうれしかったなぁ。


PRIDEは今やAぇの代表的な1曲でありながら、アイドルのパフォーマンスというにはバンド色が強い、攻めた位置にある(と思う)。

ごく限られた曲数しかできないJr.のドーム(今回は2曲かな)なら、たとえばブレスルの方がウケが良さそうとか盛り上がりそうと思われる中でPRIDEというカードを切る、その気概に惚れ惚れした。


(青い文字のところにYouTubeのリンク貼ったので、興味のある方どうぞ)(こんなとこまで読んでる他担がおるとは思えんが)


あとは後半でFirebirdのめちゃくちゃ短いver.もあったな。あの短さ、新感覚。こわいぐらい短い。ありがたいけど、こわいぐらい短い。

「行くぞ京セラ!」かっこよすぎたね、せやちゃんいいね。


ユニットごとの曲披露は3〜4曲くらいあるかな?と思っていたので、2曲(てか1.5くらい)なことに肩透かし感は否めないけれど、これはこれでヲタクの勝手な期待なのだろう。

こういう機会に「踊れるAぇ」をたくさんの人に見てほしかったな、なんていう気持ちも持ってしまうそれは、東のファンの人たちは関ジュを見る機会なんてないやろうから、関ジュもすごいんやで!?を見せたくなった身内心のようなもの。すっかり西のオンナになったもので。

と言いつつリトルやアンビは私の知らないオリ曲をもらっていて、西のオンナでもなくなっている、限りなくAぇ担という現在地。でも『関西アイランド』かかった途端に急に元気出ちゃったのは、ここ数年で刻まれた西のDNA。



『JAPONICA STYLE』の大晴くん、前日の配信の時点で完璧な仕上がりで、かわいいの最上級やったから期待しかなかった。

まずストドの衣装×金の扇子が最高。意外性のある和と毛皮の相性がとても良い。 カジュアル路線でシティっぽいジェッツ・正統派の美などなど他のグループとの衣装面での対比もとてもよかった。(だからストド衣装になったのかもしれないけれど、どうか体調だけは気をつけて…!)


美がやってたのかな、金の蛇腹が手に持った箱からでろでろでろでろ落ちていくアレ、私は数年前帝劇で見たときからアレが大好きで、しかも前日は那須のでろでろがめっちゃ早く落ちてたとかいうから夢中ででろでろ見てたら、気付いたら大晴くんが踊り出してて笑った。どんたけでろでろ好きなん自分。


大量のキラキラが舞い落ちる中で、和傘だ蛇腹だドでかい布だと見せてくる演目は(演目)Theジャニーズの心象風景で、いつも、いつまでもそこにあるもので、継承され続けるものであれ。

あんなわけわかんない「豪華絢爛」みたいなトンチキワールド、あんたたちにしかやれないよ。





Jr.担の顔を持つヲタクとして、自分は「わっしょいCAMP」に期待しすぎてしまっていたなと思った。落胆したというよりは、現実を見たというか。

細切れに出てくるユニット、掴みどころのない展開、年末かというほどに往年の曲が並ぶセトリ。そんなふうに感じて消化不良を起こした。


でもそれは私の好みと合っていないというだけで、あの場を作り上げてくれた先輩たちは熱心にやってくれているに決まってる。Jr.たちだってめちゃくちゃ一生懸命にやっている。そんなの十分すぎるほどにわかることで、好きな味じゃなかっただけ、という体感。

そもそも東西のJr.が200人、日々違う場所で活動しているアイドルの卵たる彼らが同じベクトルで一つのコンサートを作り上げるなんて不可能だろう。だって、同じ夢を見ているわけではないから。だから、好きな熱量の好きなライブ感を浴びたいのなら自担のコンサートに行くべきで、今回の場合、その消化不良は身勝手なもの。よく噛め?


構成・演出はもちろん、映像での出演や声の出演と事務所総出でつくり上げられていた「わっしょい」。最近事務所がずっと揺れていて大変なことになってしまっている中で、再起を図るというと言い過ぎか、でも土台を固め直したい意図もあるのかなと感じた。

いろんなデビュー組の先輩たちがJr.の育成に携わることにはメリットもデメリットもあると思うけど、事務所には存続してもらわないと私も困るので、そこはこの「わっしょい」さえも大いに結束の手立てにしていただきたい。


その上で、私はせっかく東と西のJr.が一堂に会すのだから、それぞれの持つパフォーマンス力をぶつけ合っているところとかを見たかったのだと思う。

けれど、誰もが名前を知っているような大先輩が考えて、細やかに指導までしてくれたコンサートに出られることは、彼らにとって、きっとこの先の宝の一つになるのだろうし、事務所の伝統に触れる機会、続いていくバトンを受け取る側面もあるのかもしれないから、だから「あんなの見たかった」「こんなのしてほしかった」は野暮で、「わっしょいCAMP」は「これ」なのだ。わっしょいやもん。お神輿担いでテンションで進むノリでいいやん?知らんけど?


実際、関ジュ各位のラジオから感じ取った先輩はとてもやさしく、親身になって導いてくれていて、彼らがそれに心から感激して喜んでいるのを見ていると、よかったなぁと思う。

特に西の子たちは東の先輩との交流がなかなかないだろうから、そうやって関わることができてよかったね、とうれしい。

Aぇの全ツに来てくれたときも公演を見た後に20〜30分話してくれて、わっしょいでどんなことをやりたいかとか聞いてくれたというのだから、私もうっかり惚れてしまった。なんなら共通の好きなお洋服のブランドがあるとわかったせやちゃんに、「東京にいるなら、今時間あるから(一緒に)服見に行くかなって」と突然電話までしてくれる先輩。人間力ありすぎるだろ。お礼にハムを贈るか先輩のうちわを買いたい。


きっと今後もいろんな先輩がJr.に関わる機会が増える気がするので、先輩方にはもしよければ現在の事務所内トレンドの曲をもう少し仕入れてもらって、その辺からセトリを組んでもらえたらなおうれしいです。何卒何卒。





4年前の8.8のころ、Aぇはまだ結成して日も浅く、Firebirdを短い尺で披露したくらいの出番しかなく(今回のFirebirdよりは長かったけど)、当たり前に衣装も先輩のもの。

彼らのお顔もあどけなくて、必死で。


それが今回はメインの一角を張って、200人の中の最前列やいいポジションにいるところを見られて、4年という時の流れや積み重ね、成長を肌で感じてうれしかったし、すごいなぁってポカーンと見てしまったところもある。

顔つきにもパフォーマンスにも余裕を感じて、頼もしく笑っている彼らに会えてうれしかった。あっちぃけど、暑さを吹っ飛ばすくらい、とはいかないけど(暑いもんは暑い)、見られてよかった。



ずいぶんと遠くへきたな、と思う。4年前はただスノ担でしかなかった自分が、2023年Jr.のドームコンに入ってこんな気持ちになっているなんて、思ってもみないこと。

そう思えば、帰ってすぐに感じた不完全燃焼感だって燃焼できる気がする。なんなら今、燃焼できてるもんな。5000字ほどでよく噛みました。


このエネルギーで東京ドームは楽しみたい。「疲れた」とか「熱中症」とか言わずに、事務所の、Jr.たちの歴史の1行を目に焼き付けたいと思うから、マジで熱中症だけは気をつけたい。地球ちょっと冷えてくれ?


追い風に乗っている私の大好きなAぇ! groupがどこへ行くのか、どこまで高く跳んでゆくのか。2023年夏の出来事を。