きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

現場初めの縁起がいい

遅遅ですが、あけましておめでとうございます。今ごろ新年の挨拶してるのなんて私くらいやで、ほんまに。

カウコンで年越しができて、隣は仲良しの青色のくま。幸みっちみちの2023年の幕開けを背に走り出した今年も、用法用量を守ってヲタクをしていきたいと思います。


自担にはきっちり会う、会いたい友達に会う。
楽しいことを楽しく、影はなく。
カラッと明るく健やかな1年でありますように。

あと、体力がほしい。これは切実。




2023年の現場初めは大阪で、「ふぉ~ゆ~ Good Job LIVE 2022~U.とYouで大丈夫さ」1月12日夜公演、場所はフェスティバルホール

ん?現場初めってカウコンになるんか?カウコンは現場納めと現場初めが地続きで、そこは微妙なラインか~新年明けて迎えたのは初めての現場やから、やっぱ現場初めかな?

どっちでもええな。


私の仲良しに「越岡狂いの辰巳担」がいるのだけど、彼女は大学時代からのリア友で、ヲタクとしての付き合いの方が後からついてきたもの。その辰巳担がちょこちょこふぉゆの現場に誘ってくれ、喜んでお邪魔しているここ数年。

だって、ふぉ~ゆ~っていいもんねぇ!!!!(大声)自担をつくるような気持ちとはまた別やけど、とっても好きです。今回も声を掛けてもらって、行く行く~!と二つ返事で行ってきた。

なんやかんやと年に1回くらいふぉゆの現場にお邪魔している私は、ふぉゆの「お友達」(ふぉ~ゆ~のファンはお友達と呼ばれているらしい)のお友達の距離からは詰められないので、いつでも新規の顔をしている。とか言いながらこの奇禍が訪れる直前、2019年は確かふぉゆの現場と自担(阿部さん)の現場の数が同じか、ふぉゆの方が多かったみたいなこともあった。ちょっとうける。

辰巳担がいつからか「越岡さんかっこいい!」「越岡さんリアコ!」「めっさん赤の服着てきて!」と言うようになったので、よっしゃ、まかせとき!と、越岡担の顔をして真っ赤なニットを着て行く。いつも冬なので、いつもニット。赤ってホラ、派手でしょう。めちゃくちゃ主張強い色のくせして新規のムーブキメてる。

コッシャン(と越岡くんのことを呼んでいる)は自分のファンへのファンサが手厚いようで、その恩恵にあやかり、私が人生でいちばん目が合っているアイドルは、阿部さんでも大晴くんでもなくコッシャンだと思う。なんか…ありがとうなコッシャン…。


私がふぉゆの現場に喜んでお邪魔するのは、友達に誘われたからというだけじゃなくて、彼らのつくるものがとてもおもしろく魅力的だからで、毎回「いいな!」「おもしろいな!」「国民的アイドルになってくれ!」という感想を抱いて帰ってくる。マジで国を背負ってほしいよふぉ~ゆ~国立のMCでムビステに乗ってこたつでみかん食べてくれよ。

もちろん今回もとってもおもしろくて、見応えのあるコンサートだった。楽しかったぁ!とても満ち溢れた気持ちで帰ってきたので、ちょっと感想を置いておきたいな。







席は1階12列目下手側、数字で見るとそんなに近い感じしないけど、思ったよりガンガンにステージが近い。ガンガン。程よく近くて、でもステージ全体も見渡せて見やすそう◎やったね~!

自担の現場やと落ち着きのなさが異常で、開演前に荷物が絶望的にしっちゃかめっちゃかになる私、気持ちが落ち着いてると散らからないことを知る。荷物が少ないのもあるけど、それにしても落ち着けよ30代ヲタク。


12列目から見たふぉ~ゆ~、みんなお顔のつくりまで肉眼で見えて眼福だった。ジャニーズさんだわぁ!!ってなった。縁起がいい!

アイドルのパフォーマンスを肉眼で等身大で見られる、その時々の表情までわかる距離感、いいな?これ、自担の現場なら私はこの距離でも一生双眼鏡のぞいてしまうはずで(防振双眼鏡とアクスタが命のヲタク)、でも、双眼鏡なしでコンサートを全身で浴びるのってめちゃくちゃいいやんな!最高やな!!の2時間強。めちゃくちゃいいのわかってて、きっとまた自担の現場では防振のぞくけど(そして体が歪む)。


私が前に行ったふぉゆのコンサートは2019年、奇禍前のふぉゆパラ。キャリーバッグの鍵持ってきてないくせに鍵閉めてしまったのでキャリーが開けられない2泊3日。どうする、オレ!?のグローブ座で(ABKAIと日が近くて遠征していたのですよね)(これ知ってる人は梅子通)、当時と比べたら会場のキャパも大きく、オリ曲もとっても増えていた。辰巳担が教えてくれたけど、セトリ落ちしたオリ曲もあるらしい。すごいなぁ、時間は進んでいるし、世界は広がっている。


事前に辰巳担から新曲なのだと教えてもらっていた1曲目、ロックテイストで私あの曲好き!アンコールでもやってくれたのにワンフレーズたりとも覚えてないけど、でもすごい良かった。もしかして世代的に刺さるのかもしれない。(我々が学生のころってロック流行ってたよね?)あの曲を私がまた見るチャンスがあるのか謎すぎるけれど、どこかでやったり映像が流れるときには教えてください、ふぉゆの民たち!

あと『jerry fish』(辰巳担にタイトルを聞きました)の演出がすごく好みだった。レーザーの使い方がとってもうまい!

ホールなのでメインステのみ、センステとか花道とかもなく見せ方のパターンをいくつも用意するのは難しい中で、レーザーを幕のように使ってるのが新鮮だった。レーザーに囲われているように見えたり、そこをくぐったり、手で受け止めたり、レーザーが影のように動いたり。

しかもそのレーザーがカラフルやったのとか曲がクラゲモチーフやったのもあって、一瞬スノクラゲ思い出しちゃった…(はぁと)

この演出、本当に素晴らしかったからまた見たいな。YouTubeとかあげてくれない?


あと、辰巳担が鼻息荒く「3曲目がふぉゆ棒の曲やから!!!!!!!」と言っていたので、その曲になったら教えて?忘れるかもしれんからと伝えていたら、2曲目終わった途端に、めちゃくちゃ力強く右肩を叩かれた。

あまりの勢いがめずらしくて、びっくりした。

ふぉ〜ゆ〜と梅棒さんがコラボしてつくった舞台(でいいのかな)『Only 1, NOT No.1』の曲らしく、辰巳担はふぉゆ棒大好きだったので気合の入り方が違った。ペンラを振る手にも力が漲っているのがわかる。今までになくブンっ!ブンっ!ってなってるもん。ペンラぶっ飛びそう。

辰巳担はそんなに感情を表に出す人ではないのに、ペンラのこの力強さ。ふぉゆ棒の話はよく聞いていたけど、実際に隣にいて目の当たりにしたバカデカの「好き!」の感情最高だったな。

ほんで、その曲もとっても良かった。テンポ速めでかっこいい!

ふぉ〜ゆ〜のダンスは積み重ねてきた30代の技術や経験がにじんでいる、上質で肉厚な感じ。力技だけじゃなくて、大人の足し算引き算や余裕を感じるもの。





オリ曲は聴いたことがあるようで、それでもやっぱり詳しくはないので、私のテンションが上がったのは先輩や後輩の歌が主だった。

楽しかったのはマスカラと夢ハリ、これは懐かしの兄組の世界線

心が震えたのは関ジャニ∞の『LIFE 〜目の前の向こうへ〜』。

LIFEといえば「名曲」ってこういうことやなという曲で、未来への思いを焦がすような熱く魂がこもった歌詞は、きっといろんなヲタクが自分の自担に姿を重ねるんじゃないかなぁ。

私はエイトがこの曲を出したころエイトの現場に行っていて、そのときから好きな曲だった。バンドでのパフォーマンスがかっこいいから、今Aぇ担の私はいつかAぇがやってくれたらいいのにな、でもこの曲のカバーなんて熱すぎて泣けてしまうかもしれないなぁ。逆に言えば覚悟やそれだけの力がないと、この曲をやりこなすことはできないんじゃないかという存在感。


そんなLIFEが見られてびっくりした。そもそももう何年も聴いていない曲で(iPodには入ってたのになぁ、というレベルなのでいつの話か)、イントロと歌い出しだけ聴いても、知ってる!知ってるけどこれなんやっけ!!みたいなノリだった。Bメロくらいで気付いた遅〜

ふぉゆさんはスタンドマイクで、バレエのようなコンテンポラリーのような振りをつけてパフォーマンスしていた。

そのふぉゆ解釈のLIFEがすっっっっっごくよくて!!!!!!!こんな形でもできるんだと新たな扉が開いた感じがした。

曲の熱さとコンテンポラリー的なパフォーマンスって一見噛み合わないようで、合えばとことん良いのだと知った。拍の速い振りがついてるわけじゃないのに、ぴったりと噛み合ってお見事すぎる。


すごいな、すごかったなぁ。これはきっとふぉ〜ゆ〜という人たちだからできることで、彼らの持つ実力とか経験値とか想いの部分が放つ力と相まって、こんなにズシンと胸に迫るLIFEになったんだろうな。鳥肌が立ったし、素晴らしかった。


あんなに熱くて研ぎ澄まされたパフォーマンスをこの目で見られたのは、人生の財産。



「ファンサタイムがあるから、ファンサうちわがあったら持ってきたらいいかも!」と聞いて、張り切って選抜した2枚を持っていった。

1枚は「ハートください」、もう1枚は去年のあけおめのときにくまが作ってくれた「お年玉ちょうだい?」。去年ボイビの子にお年玉をもらってしまい、なんかごめんな…中学生からお年玉ぶんどってごめんな…となったお年玉をおねだりするコイツ、コイツが火を吹く。


ファンサタイム曲、勝手に後半だと思っていたら意外と早めにきた。私はハートくださいを使っていて(いつだってアイドルからハートがほしい)、辰巳担にお年玉の方を渡していた。辰巳担はファンサうちわを持ったことがない、これが初めてだと言っていて、初めてがこれでいいのか?と思ったけれど、新年なのだからお年玉くれよ辰巳くん!

ファンサ曲のとき、目と鼻の先の舞台最下手に順番に来たふぉゆさん。でもそこで気付かれることはなくてお年玉敗訴〜!えーん!私はもらえなくてもいいから辰巳担にお年玉ちょうだいませ〜!!


と、思いきや公演後に駅に向かっていたら辰巳担が突然「辰巳くんお年玉くれたで」と言い出した。は!!!!?

ちょうど真ん前に来たときに視界が抜けてて、うちわを見た辰巳くんがちょっと考えたあとに投げチューを4回くれたらしい。た!辰巳くん!!!!!!!!!!?

しかも私それ見てたのよな、辰巳くんの投げチュー。タイミングと角度的に辰巳担になのでは?と思っていたけど本人が取り乱していなかったので、あれ?違う?となっていたら!やっぱりかよ!!!!!!!!!


辰巳担が「地蔵でごめんね」とか言うから笑った。いや〜!よかったよかった!!辰巳くんのお年玉は投げチュー4回かあ、最高。アイドルの鏡じゃん★?





ふぉゆのコンサートは「上質な居酒屋」みたいだなぁと思いながら見ていた。路地にある、おしゃれな空間でご飯もお酒もおいしい居酒屋。知ってる人だけがわかってるおいしさと居心地の良さ、みたいな。

大衆に知られるべきなのか、わかる人にだけわかればいいのか、そんなのは見る角度によって変わるもので一概にどうこうは言えないけど、でもそこにたまにお邪魔できることはとってもラッキーだと思っている。

ふぉ〜ゆ〜からはふぉ〜ゆ〜からしか得られない栄養がある。


オーラスとも知らずにお邪魔したようなレベルやけど、たくさん笑ってたくさん心震わされて。右隣の辰巳担が終始うれしそうで、ペンラの振りとかコルレスも完璧で生き生きとしていて、そんな大切な友達の大切な大好きたちを見せてもらえたことがうれしかった現場初めでした。

ふぉゆさんも、またお会いできますように!