去年の夏、「大好き」の後ろを彩ってくれている名もなき彼らに目を向けた。
え!?すごいね!?
みんなダンスがきれいで、パフォーマンスのクオリティが高くて、仲良さそうでおもしろくて。その夏の公演で「いろんなことをさせてもらえて、こんなに楽しくてやりがいがあったのは初めて」と言っていた人たち。
私の「大好き」が親しいメンバーもいて、自然と応援したくなった名もなき7人だった。
夏以降、早く公式のユニットになればいいのになぁと思っていたし、友達ともよくそんな話をしていた。
結局、衝撃的に別のユニットが生まれて、7人は解体。私は彼らのことを隣の区画から見ているだけの、彼らにとって何でもないヲタクだったけど、解体されて寂しかったなぁ。彼らが公式になって「大好き」と一緒にやっていく、そんな関西の世界はおもしろそうだな!?と思えた夏だったから。
4人は新しいユニットに、あとの3人はそこにいなかった。そういう類の残酷さ、とかは、今は置いておくとして。
3人の中に、前々から気に入っている子がいた。出会いは3年前の滝沢歌舞伎ZEROで、そのころ私はJr.のことは関西どころか東京のことも別に詳しくなかったから、南座に出ていたJr.の子たちの中でSnow Manの9人以外は誰のことも知らなかったのだけど。
彼は2幕でチャイナという役をしていた。………チャイナという役?え?あれチャイナっていう役なの?チャイナって呼んでるけどマジでチャイナやっkまぁどうでもええ。
チャイナはめちゃくちゃおもろかった。南座で観た、その全部のチャイナがおもしろくて普通に声出して笑った。どんな子なのだろうと双眼鏡で見てみれば、お丸の横で渋みのイケメン俳優かな?くらいに端正な顔立ちをしていてびっくりした。新橋演舞場では違う子がチャイナをやっていたけれど、私のナンバーワンチャイナは間違いなく彼だ(ナンバーワンチャイナというダサさ)。
チャイナだけじゃなくて、Snow Manが白塗りのお化粧中に関ジュが大喜利をしていた(?)浜松屋も毎回おもしろくて、後から知ったけどオチを担当していたのが彼だった。私の双眼鏡はずっと阿部さんに向けられつつ、ラジオスタイルで聴いている浜松屋を本当に楽しみにしていた。関西圏で生まれ育った私の笑いのツボにきれいにハマったよね。
興味のなかった関ジュに好感を持ったのはこのときが最初で、だから、私にとって彼が残した役割は大きい。
名前を調べて、名前を覚えて。いわゆる担当になるとかそういうことはなかったけど、なんとなく動向を見ている。そんな存在になった。
ダンスがうまい。その情報をどこで知ったのか、それさえ覚えていないけど、去年の夏、サマスぺで実際に見たらマジでうまくてびっくりした。自担ロックオン体質なのに割と彼を見たのだから、なんか本気ですごかった。そういうこと。
ほんで最後の浴衣の衣装なんて旅館の浴衣みたいの着せられて、温泉旅行デートかよ?と思ったよね(?)
友達と、あのユニットが公式になったらあの子のメンカラは絶対青だとか、でも自担とメンカラメドレーしてほしいから何かの手違いでオレンジになれ!とか、そんな話をしていたのもなつかしい。ガチで願っていた、何かの手違いでどうにかオレンジ。メンカラ決めるときに記録がうっかり1行ずつズレるとか(地味め)。
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表現者としての才能が光っていた人だと思う。佇まいに華があった。
どこまでいっても私は彼にとって情と愛着が湧いているだけの「よそ」のヲタクで、それはこの3年変わらなかったけれど、でもなんとなく、いつも躍進を願っている応援者で。
後ろにいるのはもったいないから前に出てきてほしいって、たびたび思っていたな。
なぜそれが流出するのかわからんカメラロールとかも見たけど、ウケた(ウケた)。まぁちょっと気を付けてがんばんなよォ。そんなふうに目の端で捉えながら応援していた。
だから去年の秋の終わり、ユニットに入れなかったときは「何で!!!!!?」って割とガチめに憤慨したし、その時期に更新されたブログが切なすぎてちょっとしょんぼりした。新しいユニットを新年まで直視できなかったりもした。
また何かチャンスがあればいいのに、歌舞伎出るか?おれがおまえのためのユニットつくったる!(だからキミカレやれし?????)くらいに思っていた。どうやって?
新年にコンサートのステージ上で見つけたときは、友達と揃ってバクステに釘付けになったのだからおもしろい。お互いの自担がトロッコで目の前を通っていった後だったのに。「いたんか…!」という驚きと、衣装じゃなくてTシャツを着ている対比的な切なさと、あとやっぱり顔がきれい。
別の公演のアンコールで真横の花道に来たときは、友達とえげつないほど湧いた。あんたこんなとこおったんか…!
前のおばけうちわのとあ担に彼のファンだと勘違いされて、気付いてもらえるように一緒にアピールしてもらうくらいに湧いてたの、冷静になるとおもろいな。なんも言ってないのに一緒にアピってくれるいい奴だったんだよね、とあ担。おばけうちわ、裏にポジションのカンペ装備だったとあ担。
そのとき私は「腹筋見せて」のうちわを持っていて、見せてはくれなかった、けど、なぜか見つめてくれた。何の時間?と思ったけど、見つめてくれてサンキューな。めっちゃブルベだったよね(感想がブルベ)。そして指ハートもらってた友達。近過ぎてちょっと反り返ってたの笑う。
花道にいる間ずっと見てたけど、ファンサの丁寧さが沼るオンナをあちこちに爆誕させそうだな、と思った。あとやっぱり顔がきれいだった。
てか腹筋、見せてくれても良かったのに…バキバキそうジャン…。
少し前、某舞台にピンチヒッターで登場した幻の1公演。突然の出演情報にちょっと胸が高鳴った。やったれ!このチャンス掴んで、うまいことちょっと前に出よや!!ていうかあんたが出るなら私も観に行きたいけどな?それは?
結果として、時を同じくして出たいろいろな情報から、すべてが終わってしまうのだけど。
ああいうのって何が本当かわからないし、アイドルとしての興味しかなければ邪魔でしかないので私は適度な距離少し遠目、くらいでいるのだけど(これは自担となるとまた別だと思う)、幕引きが「退所」だったので、それなりの理由があるのかもしれない。
火のないところに煙は立たないので身辺をきちんとできない面があったのだろうとは思っているけれど、どこまで本当かわからないので鵜吞みにしたくない気持ちがあるし、やっぱり寂しいなとか、あの才能がもったいないなあと思ってしまう。
顔は端正で、なんとなくミステリアスで、口を開けばシュールで面白いなんて、ど真ん中になれるジャン。
きっときっと、何者かになれたのにな。
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あの夏も幻。島動画のあれこれが削除されてしまって、なんだかなかったことのようになってしまって、私はあんなに大好きだったのに、それが寂しい。
あのフォーメーションのブレソル、また観たかった。
自担と同期で、仲良く撮ってた島動画とか好きだった。これからも見たかったナァ〜。リーダーのブログに書いてあった4人のグループLINEの話とかも好きだったな。仲良しやん!!ってうれしくなっちゃったな。
才能や芸よりも身辺が先をいってしまってそれで終わってしまうということは、タイミングが合ってなかったのかもしれないし、運命が違うのかもしれない。
でも私はアイドルとしての彼に自担とはまた違うかたちのキラキラしたものや楽しみをもらった、それもまた事実で。そういうアイドルがいたのだということをここに置いておきたかった。
多分これからも年1とか年2くらいでチャイナを思い出すだろうし、チャイナの話をすると思う。
この先、彼がどんな道を選んで歩んでいくのか、結局あの事務所のヲタクな私はそこに興味はないけれど、でも、どうかどうか幸せな人生になったらいいなと願っています。