きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

桜の本質

滝沢歌舞伎ZERO』南座公演千穐楽おめでとうございます!!無事に華やかに終わったみたいで、ほんまによかったなあ。出演者、関係者の皆さまおつかれさまでした!

私の南座は、一足早く23日に終了。最初は行ける予定のなかったものが、ご縁に恵まれて、結果3回もあの圧倒的な桜の世界を見ることができた。ほんとうにほんとうに幸せ。

 

エンターテイメントといえばジャニーズを見て育ってきて、でもずっと嵐の世界の人間だったからアイランドや歌舞伎を通ってくることはなくて。だから2018年終わりからこの3ヶ月、とてつもなく新鮮な、そして蓋を開けてみたらとっても私好みの世界があって、「やっと出会えてうれしい」そんな気持ち。

 

こんなにおもしろい世界ならもっと早くに見てみたかったけど、今、Snow Manがやっていた「ZERO」だからこんなに好きになれたんだろうな、と思う。この時、この場所で出会う必然。

 

23日は2階1列目のど真ん中あたりで、それはそれは「ZERO」の計算通りかのように、全ての演出が私まで届いて感動した。回を重ねて観ても、落ちてきた桜が舞い上がるところは圧巻だな。300万枚の桜の塊が一度地に着いて舞い散らばる美しさは言葉にならない。その中で踊るSnow Manは桜の化身のようで、桜ってほんとうは儚いとか繊細とかじゃなくて、こんなふうにたくましい花なんじゃないだろうか。

この感動を伝えるには、わたしには語彙力が足りない。

 

2階1列目に二度も入ることができて思ったのは、1階より迫力には欠けるのだろうけど、前に遮るものが何もなくて、舞い上がる桜も雪みたいな紙吹雪もキラキラも小判も本物の雪も全部が煌めいて見えて、その先のSnow Manもよく見えて、わたしの目の前に広がる世界が一番きれいなんじゃないかな!ってこと。近くで観れるのは違う感動があるって分かってるけど、今回は何だか特等席で観れた気分。今のわたしに与えてもらった特等席。巡ってくる座席は、いつもすべてがそう。その時その時に見るべきアングル。これは誰にでも言えること。

 

「WITH LOVE」で並んでるSnow Manを見てたら泣けてしまった。舞台のいちばん前に立つ姿が誇らし気で、ただただ眩しくてかっこよかった。デビューしてるとかしてないとか関係なく、こんなに上質なエンターテイメントを、素晴らしい世界をつくり上げられる人たちに出会えたことがうれしい。幸せだったなぁ。

 

お稽古の期間も短い中、どれだけ努力をして、研鑽を重ねたのだろう。涼しい顔で舞台に立ってるけど、どれだけひたむきに汗を流してきたんだろうな。年が明けてから幕が上がるまでにいろんなことがあったから、大変なことも多かっただろうな。それでも魂に訴えかけるようなパフォーマンスも、Snow Manだけじゃなく出演者誰もが楽しそうなお芝居も、どの公演でも「観てくれる人のために」っていう気持ちがこもっていたのが感じられた。すごかった。圧倒的に美しくて、ほんっとにすごくて、めちゃくちゃ楽しかった!!!!!!

 

わたしの周りにある、「今」の空気が揺さぶられる。ふつうに生きてる「当たり前」が揺れる。

そんな感じかな。

 

京都に始まり、京都に終わった2月ももうおしまい。ほんとにたくさん京都に行ったし(ZEROがなくても行った)、ほんとにたくさんの人と出会ったし、たくさん笑って、たくさん好きー!って言って、ちょっとだけ泣いて。そんな、すの担になって初めての現場のこと、わたしはこの先もたいせつに心に持っていくんだろうと思う。

 

京都で今年いちばん早い、見事な満開の桜でした。ほんとにほんとにありがとう。また、4月。

f:id:metan220:20190226152123j:image