きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

憧れが幻になる

衝撃的な1日が終わろうとしている。

 

昨日の0時過ぎに入ってきたニュース。

Snow Man増員。

呑気な私は、友達から送られてきた記事の画像を見て「タッキー新社長!?」「3月に単独!?ええ!!?」ってトンチンカンなことを思ってた。左上の写真なんて目にも留めなかった。

 

Snow  Manが好きだと思ってまだ1カ月半レベルの私でさえ、頭の後ろを殴られたみたいだった。だから、ずっとすのを応援してきた人の心の内は計り知れない。

 

あの6人だから好きになったのに。

6人の空気が好きなのに。

嫌だ。

泣きそう。

 

それが本音。

 

眠れなかった。目を閉じてみたけど、ずっと考えごとしてて一瞬寝てるような浅い眠りだった。

 

朝になるとツイッターのTLは荒れに荒れた。私の思いと同じものが異口同音に並んでいた。仲良くしてくれてるすの担さんとLINEやツイッターで一緒に落ち込んだ。それぞれに悩んで、もがいて、涙を流していた。

 

私はビビりだから、ふっかの口から語られたという増員についてのコメントは聞けなかったし、新聞だって一番最初に見たもの以外は見れなかった。だから情報が偏ってるかもしれない。それでも、あんまり知りたくなかった。受け入れられなかった。

 

その反面、思うのは、Snow Manはみんなどんな気持ちでいるのだろう。

一番困惑したのはメンバーだと思うし、今も、ファンがどんなふうに思ったのか、この増員を受け入れてくれるのか、すごく気になってるんじゃないかな。

私は彼らが嫌な思いをするのが一番嫌で。もう前を向いているなら、それでいい。元気でいてほしい。安心してほしい。笑っていてほしい。

現実はそんなに簡単ではないとしても。それでも私の一番の願いはそこにある。

 

6人の絆の強さは、出会ってたった1カ月半の私にだって伝わってきた。

これまでも何度か聴いたことがあったけれど、一昨日『Snow  Dream』を聴いた時、初めて「どれだけ愛の深い歌なんだろう」って思った。メンバーそれぞれの名前が織り込まれた歌詞に乗せて届けられる6人の夢。

こんな曲を歌ってくれるなんて、ファンにとってどれだけうれしいだろう。宝物だろう。私も、やっとそれを感じられるだけ気持ちが膨らんだんだな。なんだか誇らしい気持ちにさえなった。

 

6人が夢を描いて、そこを目がけて駆け抜ける。いろんなものを乗り越えて、諦めないで、その絆を離さない。白く眩しい光を放つ、こんな素敵な夢があるなんて。

 

「否定しないで受け入れるべき。否定してメンバーを悲しませることはやめてほしい」他Gを好きな人が言っていた。そんなことはみんな分かってる。決定事項は覆らないし、そうできるのが一番いい。

でも、そんなのすぐに無理でしょう。あなたには経験がありますか。それができたのなら、とても崇高な方だと思うけど、みんなそんなに崇高な人間ではない。

 

変わらないでいてほしかったもの。変わらないと信じていたもの。それが一夜でこんなに変わってしまうなんて。

誰も悪くない。加入する彼らが悪いわけじゃない。彼らのファンだって苦しい。そんなのみんな分かってる。

 

みんな正解だよ。その正論も、苦しむヲタクの心の内も。全部正解。正解を出すには時間がかかることもある。思いが強ければ強いほどに。

 

2019年、私は歌って踊るSnow  Manに会いに行くのが夢だった。ステージで輝く6人を必ず見るんだって楽しみにしてた。あの、私を魅了したパフォーマンスをこの目で見ることを心から夢見ていた。

でも、それはもはや幻。

 

なんて儚いんだろう。運命は、どこにあるのかな。