きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

コントラスト

アイドルには光と影って切っても切り離せないなと思う。

もちろんキラキラした佇まいに惹かれるわけだけど、光の強い場所はやっぱり影も濃い。

 

最近よく耳にする「パニック障害」について考えたりしている。心に関係する病気は複雑で、原因も一つではないだろうし、実体はないし、その分苦しいね。

わたしは心がなかなか弱いタイプで、20代後半ぐらいはすごく病んでた。転職した仕事がうまくいかなくて辞めて、自分に失望して落ちて、沈み込みすぎて電車に乗れなかったこともあった。ショッピングモールに行くとめまいがした。人も物も多くて、耳鳴りとか、動悸、冷や汗が出て気分も悪くなって、立ってられない感覚。病院勤めの妹に言わせれば「適応障害」「鬱の始まり」やったらしいけど、当時は病院にも行かず、なんやかんやしてる間に今ではすっかり元気です。

 

何が言いたいのかというと、彼らとは背負うものが違うけど、こんなただの一般人の私でも突然似たような症状が出たりする。つまり、誰にでもなり得る、とても身近に潜む病気なんだろうな。いわちや聡ちゃんが心が弱いとかではなく、芸能界で生きるってこちらの予想を遥かに超える大変さなんだろう。テレビの前でキラキラ笑わなければいけないのはマスト。裏でだって好き勝手できるわけじゃないだろうし、弱さを見せる場所、吐き出せる場所はちゃんとあるのだろうか。足りるのだろうか。

 

なんて書いてたら、らぶさん全員の退所か。私がジャニヲタに戻ってきた時にはすでに見かけることがなかったからあんまり話せるようなこともないけど、一度だけ少クラで見たことのあるパフォーマンスはすごくクールな感じがかっこよくて、今はこんなシュッとしたユニットがあるんやなってどきっとした覚えがある。みんな小顔でジャニーズ体系できれいな子たちやなって。

 

近キョリ恋愛のドラマ見てた時はあらんくんめっちゃかっこいいやん!ってなったし。ながつくんはお坊さんのトンチキな月9出てる時かわいかったなあ。そんな人たちがフッといなくなる世界。

それでも普通に世界は回っていくし、テレビの中に残っている人たちは変わらず煌めいているし。今日も少クラでかっこいいパフォーマンスしているのを私は見てる。誰も触れなくて、触れられなくて。進行形で何か抱えてる人だってたくさんいるはず。アイドルの世界って、夢か幻か霞なのか靄なのか。

 

アイドルが健やかに変わらずに活動できる条件って、一体どれだけのものが揃えば叶うのだろう。

 

らぶさんは6人でどこかで再始動したらいいなあ。とか、何もわからないながらも思ってみる。すごい輝いてたもんね。何もわからないので何も言わないべきなんやろうけど、そんなふうに思っています。

 

光の強いところは、影が濃い。