きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

銀河鉄道、金剛山を走る


グレショーおもしろいよ、の感想文も3回目ですね。

私は自分の好きなものを見て見て!!ってしたいだけの子どもなので(子どもなのか婆なのかどっち)、書くだけ書けば誰かが見てようが見てまいがどっちでも満足な自己中なんやけど、もしも、ブログ読んでグレショー見てくれた人がいたらこっそり教えてください。

聞いてフフッて喜ぶだけです。自己中。


Aぇに興味ある人多いんじゃないかという当社比での推測から、手前味噌ですが、私から見ているとAぇちゃんこんな人たちだよっていうブログも置いときますね。


手前味噌では味噌汁も作れんのんよ。手前味噌コスパ悪。不便な世の中やな、味噌煮込みうどん作らせろコノヤロ!

…団子汁なら作れる?(作れません)



さて、劇団タンクトップス『銀河鉄道の夜』の世界も第3回。全5回なのでもう折り返しです。寂しい…。観れば観るほど好きな世界で、生で観れたらどれだけ良かったかなって思う。2週間後には銀鉄ロス待ったなし。

めっちゃ観てるもん。虚無の昼休みにすぐ観ちゃう。だってグレショーって20分しかないんですよ、体感秒。一瞬なので、寝起き通勤通学朝ご飯昼ご飯夜ご飯寝る前など隙間時間のお供にぜひ!

「、」とか「。」とかなく漢字並んでるとお経みが出てくるね。


観客の心に刺さるパフォーマンスを!ダンススキルとは違う、難解な表現にリチャードが挑む!!

⚠︎7/5(土)25:40まで!


今週はお知らせが早め(の予定で今書いてます)(書き始めて4日目、先週より早めにあげれるか怪しくなってきた)(書き始めて5日目、もう金曜日です)(ガチの日記か)。

結局土曜日でした。アハハ。





今回のお稽古部分はリチャ回。リチャはパフォーマンスに自分のスタイルがしっかりあるし、Aぇや関ジュの世界においてはトップレベルなので、チョビさんからの指導も3手も4手も先のところという感じがした。

パフォーマンスに対する意識が高い、角度も鋭い。歌もダンスもその才能がデフォルトで血に溶け込んでいる。カ◯リミットくらいサラサラっと。って書いたところでカ◯リミット検索した。粒やん。今日の今日まで粉やと思ってた…飲んだことないねんカ◯リミット…すまんかった。

えっと…なんか飲むビタミンの粉くらいサラサラっと。


グレショーを通して、どの作品でも、いつ何をやってても器用だなぁと思う。アリーズの時のうさぎとか社長とか、1つの作品での複雑な演じ分けもできる。今回はその器用なリチャにも課題がボッコボコ出ていて、銀鉄の世界で求められているレベルの高さを感じるし、「ダメ出しされたところに追いつく前にダメ出しが溜まっていく」って苦戦しているリチャが生き生きとしていて良かった。

Jr.の世界でこういう舞台に立つ時、リチャは周りのレベルに合わせると、すぐできてしまっているような気がする。だから銀鉄は、自分のスキルのその先を求められておもしろかったんじゃないかな。なーんていうのは他担の想像ですけど。


リチャのザネリが素晴らしい。ザネリはジョバンニとカンパネルラのクラスメイトで、ジョバンニに意地悪ばかり言うジャイアンスネ夫のハイブリッドみたいなやつやねんけど(1人ドラえもんか)、めちゃくちゃ嫌なやつ。めちゃくちゃ嫌な上に、すぐにジョバンニにサスペンダーをバチン!ってされるやつ。

あと、ジョバンニの病気のお母さん役もすごかった。完全にその世界の枠からはみ出てた!ジョバの母ちゃんエキセントリックすぎて絶対病気じゃないというか、何か別の病気やと思う。何の病気?点滴ブッチーン引っこ抜いてるけど、ねぇ何の病気?おかんがあの情緒の中ジョバは家でどんな感じで過ごしてるわけ?ご飯食べてても宿題しててもおかん突然踊り出すやん絶対。

おかんのカツラかぶってるリチャが妙にかわいいので、リチャは女顔やと知った2021夏。


そうそう、あとこれずっと書きたかったのだけど、クラスメイトたちの団体芸(呼び方)のクオリティすごいのよ。前回初めてあの団体芸を見て、「あっ、これやばいやつ」って察知した。もちろんいい意味、いい方の“やばい”。

Aぇってみんな、こんな美しい動き方できたっけ?全身の隅々まで意識を向けて、力強く素早く、そして周りと息を合わせて動く。

銀鉄が私の心を打つひとつには「息が合っている」というところがあると思う。息が合ってるか合ってないかって私にはとても重要で(よくブログ読んでくれてる人はちょこちょこ目にするワードかも)、Aぇを見始めたころは息が合っているように見えないことの方が多かったけど、今はもうガンガンに合うようになった。そこまでの過程を見るのも楽しかったし、銀鉄では息が合う、その一段上のクオリティのものを見せつけられている。

舞台の上、摩訶不思議な世界で息ぴったりに全力でちょっとアホなことを言ったりしたりする人たち。その動きが尋常じゃなくキビキビしている人たち。一見アホみたいな動きやのに揃いすぎてて見惚れる。息を呑む。アホなことするクオリティじゃないのよ。すっごいのよ。

この団体芸を授けてくれたチョビさんに感謝と何がしかのカレーに使えるスパイスを贈りたい。あと、ハム。


あ、今突然わかったけど、銀鉄のパフォーマンスを見ているときのドキドキとかワクワクって、私が初めてSnow ManPPPを観て夢中になった時の感覚とすごく似てる。だから私がもし今Aぇ担じゃなかったとしても、この作品を見ていたら確実に堕ちているんじゃないかな。本当にすごい!すごいからみんなに見せたい!見て見て!!ってこんなに思ったの久しぶりやもんね。


今、ザネリとマルソとカトウともう1人が「ラッコの毛皮!ラッコの毛皮!ワー!!!」って頭ん中でくるっくる回ってるもんな。手には世界でいちばんくだらない食べ物・わたあめと光るひよこ。





「パフォーマンス力でお客さんを魅了する」がコンセプトの銀鉄。さっき書いた団体芸もそうやし、なるほど確かにパフォーマンス要素がたっぷりで、歌って踊るシーンも多い、どこかで聴いたことあるような曲もある。そのギリギリのラインが天才的で大好き。


星めぐりの歌』はジョバンニとカンパネルラが交換日記を通して作った、「いつか2人で歌おうね」って約束していた(激重な約束の)歌なんやけど、カンパネルラが勝手にお祭りでクラスメイトと歌うことにしていた。必殺カンパネルラの天然!

カンパネルラはいじめられているジョバンニにもやさしいクラスの人気者で、みんなが周りに寄ってきて才能を褒められて、それはそれでまんざらでもなくうれしそうな天然根アカタイプ。

激重ジョバ門vs天然カンパネルチェ、ファイッ!という図を毎週見せつけられている我々、今週は『星めぐりの歌』をお祭りの舞台で披露するカンパネルチェとクラスメイト、その後方から突き抜けるほどのジト目で見ているジョバ門!!いっそ清々しい。


合唱曲なのにBメロからビジュアル系バンド調にアレンジされている。めちゃくちゃロック、ガチロック。途中でみんな髑髏のネックレスとか鋲がついたマスクとか眼帯とかしだす。あれ、ここライブハウスやったかな?

ほんでカンパネルラは、どこでその編曲能力を身につけたんや。天才か、小室の遺伝子か。あんたは星空のどこにその刹那みたいな感情を見出したんや。

いや、小室やったらロックにはならん。


星めぐりの歌はカンパネルチェがメインボーカル、両サイドにはリチャ末がいる。婆的には金剛力士像みたいにリチャ末が挟んでくれることの安心感がすごいし、金剛リチャ末像に挟まれて大晴くんがメインで歌える桃源郷みたいな竜宮城みたいな世界観、うれしすぎて私が溺れそうです。金剛山かな?そしてBメロに入る時のリチャの醸し出すエモさよ。ザワは君と僕、僕と君。

あ、あと鋲マスクの小島がアイメイクの濃さも相まって完全にNANAの世界の人なので見てほしい。めちゃくちゃカッケェよ。



もう1つ、銀河鉄道が現れた時の曲がめちゃくちゃカッケェの。めちゃくちゃEDM。めちゃくちゃPERFECT HUMAN。ていうかPERFECT HUMAN超えてるし、むしろFANTASTIC TRAIN。楽屋の外まで響くくらい爆音でかけたいよな、なぁ、カンパネルチェ?

これジャニヲタみんな好きやと思うなぁ。みんな、はわからんけど、私と好きなものが似てる人は多分みんな好き。案の定、正門担のくまは好きだった。イントロから高まるタイミングまで同じで、あの人とは好きが似すぎている。


この曲もリチャ末がもたらす安定感がすごい。フォーメーションダンスの中心にリチャ末。並んでいるとサイズ感もいい感じのリチャ末。細かい振りもがっつがっつ合わせてきて、2人が踊ってると場が締まって見えて、うまいなあと思う。

私はザワの「歌う」というパフォーマンスをめちゃくちゃ尊敬の目で見ていて(大好きです)、魅惑のハイトーンボイス、伸びやかで声の艶もすごい。今回は、その上ラップもいけるんだぁ…!ってなった。リチャは低めの声で、なんか楽器っぽいというか、いい意味で癖があるのに、そこに溶け込んでアクセントになる声。聴き心地の良い歌を歌う人。

そんな2人がシンメ的にパフォーマンスしている掛け合わせの妙…!さすが真夜中に金剛山登っただけある。関係ない。普段は大晴くん中心にしか見てないのに、めずらしく婆は金剛山に胸熱。

もちろん、こじまさや(小島と佐野です)もとってもいい。まず、長身のビジュアル。ビジュアルは大事です、ステージ映えするのがアイドルのお仕事やもん。180cmのこじまさや、顔が小さいし手足も長いし、タンクトップにサスペンダーに短パン、ティアドロップ型のサングラスで頭にライト、首には東海道新幹線もしくは東北新幹線のカラーリングのスカーフが流線を描く。こんなにトンチキなのにサマになってしまってるのは、モデル体型の成す業じゃね?

ちょっと海女さん風味もあるのはなぜだろう。

リチャ末と鹿殺しの劇団員さんのラップからメロディライン乗せてくる小島、もしくは佐野。とても良い。そこのマネばっかしてる、文字で。


このフォーメーションダンスが結構すごい。振りが細かいし、目まぐるしく変わっていくし、上手に必要なところに椅子を置くし。舞台上でさりげなく小道具の位置変える流れってすごいよね。美しくて好き。Perfumeっぽい雰囲気のある振り、完全なる縄跳びダンス。ここだけでも見てほしいしAぇは夏松竹でやってほしい。


短いお稽古期間でお芝居だけじゃなくパフォーマンスまで緻密に仕上げてくるのすごいよ〜!!Aぇはいったいどこまでいくんやろうな!

観客の心に刺さるパフォーマンスを!ダンススキルとは違う、難解な表現にリチャードが挑む!!

⚠︎そろそろ見たくなってくれた人いるかな!?(長く語りすぎて離脱されてる説)期限はあと12時間!


今週も、あなたの20分を私にください!





Aぇはみんな、それぞれの得意分野や強みがはっきりしている。強いところはガン!って強くて、弱いところは極端に弱いけど、6人集まったらグラフがバランスよくでっかい正六角形になるようなイメージ。みんなが弱いところを補い合っていて、結果的に強いという理想系。

事務所からは「死ななければオッケー」ってNGも出されずにいろんな挑戦をして(事務所むちゃくちゃやなとは思うけど、そんなAぇがすごく好き)、技や武器をたくさん増やしている。

バラエティでは激辛、バンジー、電気ビリビリとか、お笑い芸人でもやらんって言われるような品揃えに月1本のガチの舞台。そこに個人仕事も加わったり、最近はレギュラー外のバラエティでも見るようになって、忙しすぎん!?って心配すると同時に、結成時はいびつなバランスだった人たちが一丸となっていくのに大きく作用している今の日々を、ヲタクとして尊くも思う。


グレショーを見ていると、絶対デビューしてほしいけど、今のこの姿をもっともっと見ていたいという矛盾が生まれてしまうなぁ。

近い過去に、大好きがJr.からデビューしていくのを見てきたのもあって、Aぇが今やっていることはJr.だからこそできる挑戦だと強く感じる。

デビューはしてほしい、デビューすることがあの世界では正義だと私は思っている。でも、今、何者でもないジャニーズJr.としてAぇ! groupというバッジをつけて武者修行に明け暮れる日々も正義であり、だからこその自由であり、儚くて尊い。儚いから夢中になるし、のびのびしているその自由をずっと見ていたいと思わせる。


ただ、今の評価よりも、世界に出てからが本番だから、土の中にいる今のうちに武器をどんどん手に入れていること、カブトムシのツノのようにメキメキと成長しているところを見ると、近い将来世界は彼らの手の中のような気もするし、末恐ろしいなとも思う。

ヲタクとしていろんな気持ちを抱きしめながら、デビューまで追いかけたいなと改めて思うなどさせられるグレショーです。


詳しくもないのにカブトムシに例えたの、なんなん。