きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

天職


『少年たち To be!』のお手紙ガチャ。
1/15人なんて割と途方もない確率に、わたしが行くときに阿部さんが読むことってあるのかな?淡く期待をしていたけど、何となく月曜日読む気がしてたんだよナァ。


で、月曜日読んだ。


わたし、変な勘がいい。
そしてわたしが行くのは今日。残念!

そういう引きがあるタイプじゃないのが悔しい。




便利な時代になったなあって毎度思うけど、ツイッターでレポしてくれているお手紙を読んだ。(どなたか知らないけどありがとう)。


お手紙の内容はやっぱり相変わらずの泥んこ具合で、かわいくて仕方なかった。なんだろう、わたし母なのかな。いや、せめて姉にして。


お手紙読んでる時、阿部さん手が震えてたっていうのも見て、エアーで沁みる…阿部さん……!ああァァァ!!やっぱり聞きたかったなー!!!運だとしても!




要約したらこんな内容だった。
要約というか要約の要約だからニュアンス変わりまくってそうだけど…笑



4年前、初めてすのすとで少年たちに主演した時、すとの先輩として平静を装おうとしたけど、急な変更の連続になかなか慣れなかったこと。
その度に、抱え込んで落ち込みやすい自分はこの仕事に向いてないんじゃないかと思ったこと。

今でも、ステージ上に立つ自分とのギャップを感じることがある。
でも、みんながキラキラしていて、逆境でも「なんとかなる」っていう姿勢に影響を受けて自分も変われたこと。自分も誰かの考え方を変えられるかもしれない。

そのためにはデビューして、僕たちのポジティブパワーをたくさんの人に伝える機会を増やしたい。

今は、アイドルを“天職”だと思っているということ。

たまにエンジンが切れるかもしれないけど、その時はみんなの存在がエンジンをかけ直してくれそうだから不安はない。
これからも、仲間として、ライバルとして末永くよろしくお願いします。



21歳の阿部さんは、そんなことを考えていたんだな。

わたしが出会った25歳の阿部さんはJr.の中でも職人集団Snow Manの一員で、キラシキラシに輝いていたから、当初はそんなメンタルの人だなんて思いもよらなかった。


今はなんとなくね、そんな変化を辿ってきたのは感じられるけど、知ったころはあまりに仕上がってるパブリックイメージ(爽やか・イケメン・院卒気象予報士のインテリ)で、ただの出木杉くんタイプだと思ってた。「ただの」出木杉くんって、出木杉くんはすんごいけど。

でもきっとわたしは、出木杉くんなら好きになってない。



Snow Manの仕事量を考えると、Jr.やりながら大学行って4年で卒業してる上に、気象予報士の資格も取って大学院も行ってるスペックえげつない。なのに急な変更に弱いとか抱え込むとか何!?ギャップで殺しにかかってるのか!?

そしてほんとよく胃潰瘍とかにならなかったね…多少胃が荒れてもお肌も強そう。え?なんの話?



21歳なんてまだまだ自分を探してるような年齢で、大学との両立も大変だっただろうし、そんなふうに心の線の細い人がよく耐えたな。この4年は学生じゃなくなって社会的にも大人になっていくような過渡期で、そもそも普通に暮らしてても大きな変化の時代。

そんな時に、いろんなことを抱えながらここまで来たんだなぁ。華やかでもあり過酷でもある場所で、向いてないんじゃないかって悩みながら、こんなところまで来てくれたんだなぁ。



阿部さんのいいな、って思うところに「他を認められるところ」っていうのがある。メンタルが弱くても厳しい世界で生きてこれる根性のある人は負けず嫌いだと思うし、そんな世界に生きてなくても、他を認めるって結構難しかったり、照れくさかったりする。けど、阿部さんは声に出して人を認められる。


みんなの姿に影響を受けたと素直に言える阿部さんが、わたしの瞼の奥でキラキラしている。


なんでも声に出して、真っ直ぐに伝えられる人は強い。


てんしょく【天職】

〔天から与えられた職務の意〕
① その人の性質・能力にふさわしい職業。 「教師を-と考える」


わたしも、阿部さんにとってアイドルは天職だと思うな。


器用にパッパッパッて何でもすぐこなせるような瞬発力はないかもしれないけど、自分のスキルや才能をエンターテイメントの世界で生かそうと徹底している考え方も、それを一つ一つ積み重ねて実行していける芯の強さも、そんな簡単に持てるものじゃないでしょ。

根底に「自分が変われたように、誰かの考え方を変えられるかもしれない」とか「誰かの力になりたい」とか、目に見えない誰かのためにっていう考え方があって、それを行動にも移せる。そういう部分が人を惹きつけるんじゃないだろうか。


自分のためにだけやってる人は、透けて見えるから。


現にわたしは阿部さんに元気をもらって生きている一人で、出会えて良かったと思っている一人で。アイドルしてくれてありがとうって、いつも思う!


TGC、キラッキラの笑顔でランウェイを歩くところ、めちゃくちゃ恋だったもんナァァ!!!!!!!!
超絶アイドルだったわ!今んとこ令和イチ!!!!!!


あのキラキラした阿部さんも、今でもステージ上の自分にギャップを感じる阿部さんも、人間味ありすぎて、まるっと愛おしい。




天職に出会えるかどうかは人それぞれで、だけど出会えただけで人生が豊かになるのを知っている。
だから、阿部さんがアイドルを天職だと思えることが勝手にうれしい。


「向いてないんじゃないか」って思っても「辞めたい」と思ったことはなくて、泥んこで駆け抜けるうちに「天職だ」って思うように変化するなんて、どんだけドラマチックかな!?

その下に幾重にも重なる努力だって、きっとみんな知ってるよ。






さて、今日はそんな阿部さんに会いに行ってきます。初めての日生劇場、きっと最初で最後の少年たち。

どんな現場もやけど、いろんなご縁が重なって行けるものだから、うれしいなー!って気持ちをたくさん抱えて行きたいと思います。楽しみ!



とりあえずわたしは、品川に着いたらコンタクト入れるのを忘れないで。