きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

秘密の花園が開けたら

6人のSnow Manが9人になって、もうすぐ半年が経つ。今朝、ふと、わたしの思考も新しい段階に入ったような感覚があったので、ちょっと覚書したい。うまく書けるかな。




わたしは1カ月強、6人のSnow Manを見ていた。その1カ月で「好き」がめっちゃくちゃ育って、崖を転がり落ちるってこれカァなんて思うレベルでころころっとSnow Manの元にやってきた。

Snow Manってすごい、楽しい、6人で幸せになってほしい。

そう思うのに時間はかからなかったし、その感情は、自分でも不思議なほど自然に心に住み着いた。



PPP(定点)のフード出の阿部担なんて言ってるけど、フードと阿部は一旦置いといても、PPPはマジでえげつない衝撃だった。こんなかっこいい曲持ってんの!?Jr.やんな??嘘でしょ!!?そしてダンスめちゃくちゃうまいな!!!?

頭の上に並ぶ「???」。漫画かよ。

Snow Man【ダンス動画】Party! Party! Party! (dance ver.) ‬



気になったらすぐ隅々まで調べる、それがヲタク。漁りまくったパフォーマンス動画(Jr.チャンネルは天才)は、どれを見ても、曲もダンスもめちゃくちゃ好みだった。
ダンスなんてやったことないどころか、超絶運動音痴超!のわたし。エンターテイメントを学んだこともないし専門的なことは何も知らないただの1ヲタクやけど、Snow Manのパフォーマンスは心のど真ん中に刺さった。
かっこいい!どきどきする!なにこの人たち!めっちゃくちゃクオリティ高い!ドンピシャに好きof好きの世界と出会ってしまった!



そして、すのちゅーぶを通して彼らの人柄を知れたのもすぐだった。Jr.チャンネルがとんでもなく優秀なのは、気になったら即見れる公式動画、しかも毎週更新ゆえに数も多いし種類も豊富。

これまでなら、個人があげた過去の動画を検索検索検索、誰かの趣味趣向で切り取られたものを見る、誰かの目を通して語られている過去の情報を読む、雑誌の後追い…その作業も楽しいけど地味に時間がかかるし、本人の実態に辿り着くまでが遠い。
Jr.チャンネルによって与えられているこのスピード感は、ヲタクの心を掴んで離さない。今のJr.はある意味最強のコンテンツを持ってると思う。




話が逸れた。

わたしの中に唐突に強く刻まれたパフォーマンスおばけ集団の素顔は、「年齢差1つのめちゃくちゃ仲良しの男子たち」というとんでもねぇギャップまで見せつけてきた。かわいかった…全員丸ごと保護だ!


7年の月日をかけて築き上げられた関係性は異常なほどに魅力的だったし、6人で共通して持っている「デビュー」という確かな目標を絶対絶対叶えてほしいと思ったし、絶対絶対うまくいく人たちだとも直感した。研ぎ澄まされたパフォーマンスの裏側にあった泥くさい空気感が、とてつもなく好きだと思えた。



そんな時に、新体制が発表になった。



ここからが本題。

当初、なんで?って思ったし、9人を好きになれた今でも、6人でダメな理由がやっぱりわからないって時々思ってしまっていたし、6人の夢をそのまま叶えられたらよかったのにって思うこともちょっとだけある。それは3人を否定してるわけじゃなくて、それだけ6人を特別だと強烈に思っている証で、飲んだ時とかに出てきちゃう思考回路。
それに関して誰かと語りたいとも思わない、そっとしといてほしい。みんなの言うこともわかるよ、でも消化できないんだよ!マイメロちゃんなんでイチゴ食べたいでーす!!

ずっと、こっそり、そんなものを抱えていた。わたし、くそ頑固なんですよね。担タレ?




でも今朝、ぼーっとMIHの定点からPPPの定点に流れた時に思った。




6人のSnow Manは、“秘密の花園”すぎたのかもしれない。


あの雄々しい雰囲気と秘密の花園って、表現としてはちょっとトンチンカンやけど(違和感の塊w)、なんていうのかな。6人がつくり上げた密度が濃すぎて、世界が出来上がりすぎていて、本人たちやファンの人たちにはそのつもりはなくても、どことなく閉ざされた世界というか。
門は狭くて、強い興味がなければその門はくぐれない。一歩足を踏み入れた瞬間、その場にいるみんなに注目される。他の世界の者は踏み込めない。
そんな見えないハードルがあったのかもしれない。


もちろん彼らは個々には砕けためちゃくちゃいい兄ちゃんたちで、その密度があのパフォーマンスを生み、阿吽の呼吸のアクロバットを生んでいるのだから、それがダメだったとは思わない。現にわたしは、仲のいい部活ノリの、近所の幼なじみみたいな6人を好きになった。


ただ、この密度が、よく言われる「安心」「安定」を生み、その場に縛り付けていた要因の一つなのかもしれないって、少しだけ思う。



あと、ジャニーズというカテゴリーの中ではメンバー揃って一見地味なお顔立ちで(これはおそらく割と多数派の意見なはず)、初見で興味が引っ張られない印象もあった。でも中に入っちゃうと沼が深すぎて、ハマる人はどハマりしてしまうような。

だってわたしも、正直なところ「パッとは………、しないな」と思ってました。全力で土下座させてくれ。こんな好きになるとは思いもよらなかった。今はみんなかっこよくもかわいくも見える。整いきってないのだって味ジャン味!ストレートにわからないスルメ的なやつだよな!最近わたしはそれを“顔の向こう側”と呼んでいます。


そこにラウールみたいなアイキャッチになるエキゾチック美!な15歳男子とか、目黒蓮という最強の魔性男子が入ってきて、パッと見たときの引きも強くなったような。みんな個々での仕事も増えてるし、それぞれに認知度が上がって、その先にはまた新しいステップがあるはず。





6人と9人を比較しようと思って動画を見てたわけじゃないけど、結果、9人になったSnow Manはすごく開けた感じがした。


新しいメンバーが入ったことで秘密の花園の濃度が薄くなって、興味本位で覗いても目立たない場所になった気がした。これが「デビュー」というものに必要な、一つのピースなのかもしれないな。デビューするにはマンパワーが必要。わかりやすく博愛される素養が必要。一部の熱狂的ヲタクがついてきてるだけでは、そのプロジェクトが成功する保証がなさすぎる。

それが寂しい、6人の世界が好きだった。そういう気持ちもわたしなりにわかるし、長くみてれば見てるほどそう思うんだろうなっていうのも理解してる。その気持ちを持てる時間を過ごしてきたことが羨ましかったりもする。でもきっと、それとこれとは別次元の話。





パフォーマンスにも厚みも迫力も出てるし、3人がSnow Manになじんでいくにつれて、圧巻のパフォーマンスが磨かれていくわくわくがある。まだまだすごいの見せてくれる、アクロだってきっと。そんな期待が高まる。



だから、新体制は夢を掴むための前向きなチャンスだった。今朝、初めてそう思えた。なんとなく視界が広がった感じがして、うれしかった。こう思えるだけの時間が経った。逆にいえば、こう思えるまでには、これだけの時間と道のりが必要だったのだ。




正直うまくいったのも結果論だし、わたしはわりとジトジトした人間なので、あの時に悲しかった気持ちとかそんな時に見た心無い言葉を忘れることはできない。だから、「やっぱシャチョーさんすごいね!」「先が見えてるね!」なんて言う気は毛頭ない。何してくれとんねん、って気持ちは拭い去れない。




それでも9人の幸せを改めて願う。3人もかわいくていいやつでよかったなぁ。6人が3人と仲良くしててうれしいなぁ。たまに見せてくれる6人の密度の濃さは最高だよな!



だから早く、夢よ叶え!