きのこ狩りの残党

私が見ているアイドルの世界

『素顔4』Snow Man単独に溺れるヲタク


先週火曜日、待ちに待っていた『素顔4』が届いた。
Snow Man盤とジャニーズJr.盤。フラゲフラゲ


『素顔』といえば、いわゆる黄金期あたりにVHSつまりビデオで出ていたJr.コンの映像。1〜3までうっかり現役で知っているし、押し入れひっくり返したら多分出てくる。

20年近くして、素顔という商品がすっかり忘れ去られたころ(しかもビデオて)、まさか「4」が発売されるとは。その上自分もまだジャニヲタで、何ならJr.を追いかけてるとは。もうすぐデビューするけどね!



Snow Man盤を手にした時の不思議な愛しさは、どんなふうに例えればいいのだろうか。デビュー前にSnow Man単独のDVDなんてうれしいね。非公式グッズとかいじられるパッケージデザインも、王子の庭で鍛えられた影響か何の文句もなく「カワイイ!」ってなってる私、低燃費。




すの盤、Jr.盤ともに本編とドキュメンタリー、あとたまアリのダイジェストも付いている。円盤5枚分。その中から私が迷うことなくレコーダーに入れたのは、Snow Man盤の単独本編。


初めて、Snow Manのコンサートを体感した場所。

そして9人体制が本格的にスタートした、あの日、あの場所。


映像化されると知ってから、もう一度あの時間を繰り返すことを心待ちにしていた。うまく説明はできないけれど、それくらい自分にとって特別なコンサートで。



(手前味噌な感想文はこちら)



だから迷わず単独から観ることにした。考えてたというよりは手が勝手に動いてたので、本能的に。




◇ ◇ ◇




一度目に観終わった後、Snow Manを好きになってよかった!って心底思った。



THE・ありきたり。ありきたりの中のありきたり。ありきたりオブありきたり。


凡人すぎて泣ける…感性が来い!





去年の1月は暗闇だったね〜、なんて最近笑っていた。

繰り返し語られる増員ショックのことも1年経ってみると、スーパーの人参詰め放題大安売りの如く、悲しみをこのビニールいっぱいに詰め込みましょう!さあ!!みたいに見えて滑稽かもしれない。大失恋したかのようにシクシクしていた私たち。

けど、今そんなふうに笑えるのは、ひとえにSnow Manが6と3を確固たる9にしてくれたからで、新体制発表からの彼らの姿勢には全くブレがなかったと、改めて思い返す。



9人体制のお披露目になった単独の空気は、独特だった。

新体制を受け入れている人、受け入れていない人、元々すの担の人、新メンバーのファン──ただのワクワクだけじゃない、なんとも言えない緊張感。その中に身を置いた私は、ドドドドド新規だった。ポツン、とそこにいるような気もした。その空気に少し飲まれいてたようにも思う。



沼に堕ちて3ヶ月、そもそも6人の関係性や立ち位置を何となく掴みながらも咀嚼しきれてはいなくて、だから余計に落ち着かなかったのかもしれない。


今の気持ちで横アリにいたかった!

この人はこんな表情で踊るんだな。
メンバーと目を合わせる時、こんな笑い方するんだな。
踊り方の癖、カメラアピールの空気。
このペアのこの感じ。


そういうのちゃんと知ってたかった。


……ただ、自担しか見れない女こと私には意味ないかもしれn



なので、今DVDを見ている私と当時の私では受け取り方も微妙に違う。彼ら自身の環境も随分違う。そんな単独の映像はとてつもなく新鮮に感じるし、自分の初心を手に取るような俯瞰的な感覚で観た。



◇ ◇ ◇



「常に全員がステージにいるコンサートにしたかった」ということを、ヒカルがインタビューで言っていた。

だからユニットはあるけど、ソロがない。


お披露目に際して、きっとファンに伝えたいことはいくつかあって、あくまで憶測やけど私が感じたのは、9人でやっていく覚悟を見せること、少し形は変わるけど気持ちはこれまでと何も変わらないこと、だからこれからも応援してほしいこと。

それを示すための一つとして、常に全員がいるステージだったのだと思う。


一人一人の顔を見ていたら、それが形だけじゃないこともわかる。みんなめちゃくちゃ生き生きしていて、最初から最後まで9人の心が一貫して揃っている感じ。

実際に横アリにいる時も、“これから9人で”という明確な決意や覚悟に触れたのだけど、円盤だと細かい表情まで見えるからか、その気持ちの強さを感じる。


全員まったくお揃いの衣装でのオープニング、
アイコンタクトの空気、
キメるとこはキメるパフォーマンスの精度、
セトリから感じる優しいメッセージ、

「大丈夫だよ!安心して!」
を全力で伝えてくれる空間だったな。



◇ ◇ ◇



自分でも驚くほど感動して、好き!ってなったのが『Happiness』の空気感。


会場中に散らばったみんながそれぞれわちゃわちゃしてて、掛け値なしに楽しそうで。増員して2ヶ月半ってまだそんなに経ってないのに、9人でやっていくっていう意識が急激に仲を深めたのだろうし(きっと相性もよかった)、でもそこに無理はなくて、ただただ自然体で羨ましくなるくらい楽しそうな。


めぐさくこじのダルマさんが転んだ何あれ!!あれこそまさに一つだけのハピネス!見つけましたァァァ!!!!!!



デビューが発表されるってうれしいだけじゃなくて、相当精神修行だった。チクチクと積み重ねたフラストレーション、環境が変わる不安、もっとこうだったらいいのにっていう勝手な気持ち。もういっそ出家でもするか、俗世を捨てて尼さんになった方がいいかと。嘘やけど。


でもHappiness見てたら、そういうの全部まとめてどうでもいいなって思った。


ただシンプルに、何この愛しい人たち!っていう気持ちに満たされた。Snow Manに出会えてよかった、好きになった私大正解!めちゃくちゃ大好き!!!!!!


ドーパミンどーん!



原点回帰。
発売が2ヶ月遅れたけどそんなのも必然的で、今見られてよかった気がする。




あとこれはちょっと対照的な話なのだけど、MIHのラウールのシャウトが衝撃的だった。

多分っていうかおそらくっていうか間違いなく、当時は阿部さん追いかけるのに夢中で耳に入っていない。


今とは別人と言ってもいいくらい幼いラウールが叫ぶ声に、いろんな感情を見た思いがする。

小さな小さな、みんなに守られているラウールの覚悟。



この時に、ラウールは少年である自分と別れたのかもしれない。等身大の経験を飛び越えて、大人になる道を選んだんだというか。

なんて勝手に思う。


今のラウールはかわいくてかっこよくて、頼もしさも感じるような可能性の塊で、目の離せない9人のセンターになったけど、このかわいいかわいいラウールのことも忘れたくないな。



◇ ◇ ◇



今回、阿部さんのツボとか何も書けなかったけど、阿部亮平さんに関しては恋のチャベちゃんすぎて瀕死の致死のkoi-wazuraいいいいいい!って感じです。

大好き大好き!最高大好き!




Snow Man大好きです。出会えて、ほんとにほんとによかった。


早くお友達各位と見たい。
それと、どうしても単独ばっか観てしまうけど、デビューまでに円盤制覇しないと!


Jr.担も、あと9日で卒業です。