ABKAI2019『SANEMORI』私的全2回・全日程を終えて4日。日が変わったから5日かな。
本当に本当に楽しかった。行けてよかった!
忘れないうちにそんな気持ちを残そうと思う。
ツイッターとか最初に行った時のエントリーと同じこと書くだろうから、その時はアン〇ールズの真似して「3~か~いめ~!」って言ってくれない?
2度目の観劇は、18日昼公演。
誕生日の翌日で、わたしにとっては特別。自分への誕プレになった。
ちなみに誕生日の公演は外r
1度目はE列という「阿部のまばたきさえ、おれの手中!」な素晴らしいお席、18日はまた全然違って、2階席下手側A列。
2階最前列は俯瞰で舞台を掴むことができる素敵な場所!前に人の影がないのも何だか贅沢。
このお席はぴあの先行で取ったもので、下手側げっとした自分を思いっきり褒めたい。
2階からだと中通路の演出が見えないという話を耳にしていたけれど、実際座ってみると少し下手寄りで斜めになってる席だったから見えた。よかったァ~!
通路ほぼ真上ぐらいで、下手側で輝く阿部さんガン見するよ!!
ていうか近い。
充分近いよ。これ阿部が中通路に来たら、めちゃくちゃよく見える。
まじ?大丈夫?(なにが?)突然の動悸。ぼっちだったので、胸の高鳴りを発散する術がない。みんなそういう時どうしてんの。
とりあえず海老蔵さんのブログで見たフォトスポットで写真撮って、2階のロビーで新之助さんのおにぎり食べた。おいしい。でも生き急いで食べちゃった。
なんかドキドキしすぎて息できないな。命の危険に晒されてる…もっかいトイレ行くか?そして並んだものの列が微妙に長くてやめて戻るとか、なにしてんの。
スンッとした顔で座ってたけど、違うんだよ。心の中ではこんな感じで大騒ぎだよ!
8日ぶりのかぶく阿部さんは、またうまくなっててびっくりした。
進化、成長。その姿にどんな言葉がふさわしいのかよくわからない。軽々しくは例えられない。でも、確かに前と違っていた。
声の張りとか所作とか表情とか、全部が少しずつうまくなってた。声はちょっと艶っぽくて、所作や表情はより歌舞伎に近づいている感じ。
これが正しい捉え方なのかわからないけど、歌舞伎ってサッササッサ動かなくて、動きに型があるというか、僅かに溜めがあるというか。下向くにしてもただ顔を下げるんじゃなくて、決まった軌道を描いているというか。
そういう「普通の人は、そんなふうに動かないよ」を少し入れて、ドラマチックに見せるのが歌舞伎なのかな?
阿部さん、それがくっきりできるようになってた。
ほんっとに僅かなのよ、わたし普通にボーッと見てたら多分見過ごす。
けどその「僅か」が歌舞伎らしく見える技のような気がした。
超素敵!超かっこいい!
恋です!!!!!!!!!!!!!
あべ日で、皆さんたくさんアドバイスしてくださるって書いてたもんね。
それちゃんと吸収できててすごい。自担えらい!すごいとえらいしか出てこない今のおれの偏差値は2。
阿部太郎さんは舘義仲さんより少し年上だから、忠義を尽くしながらも、お兄さんぶってるところもあったりする。殿を立てながらお友達のようで、ちょっと兄貴風吹かせる太郎さん。
これって普段と逆なのもかわいい。そして、その感じがちゃんと出てるの毎回感激する罠。
下手側通路を歩いてくる場面は、どんどん近づいてくるのドキドキした。こないだは横からだったから、正面から来るのもなかなかの…!
中通路に立ったら、ほんまに近いのよ。全然肉眼圏内。
でもヲタクだから覗いちゃった。防振。
阿部太郎さんに上から当たる照明が、目元にまつ毛の影を落としていて、それがめちゃくちゃ長くて見惚れてしまった。
美人か。
美人やな。
それから、あべだてが13日ごろからお化粧を一人でしてると共演者の中村芝のぶさんがブログに書いておられて、すごく楽しみに行ったの。
次の日、海老蔵さんがあべだてのこと、
「今日から完全に歌舞伎の化粧
最初から最後まで一人で出来るようになりましたよ」
って書いてくださったから、んんん?昨日は?え??ってなったけど笑、
でも18日も前とお化粧の雰囲気違ったから、ある程度は一人でしてたんだろうな。
中村芝のぶさんが、
「ご自分達でも出来るようになりたいとの事で熱心にお化粧方法を学ばれて
すっかり習得してしまわれていたようです
言われるまで気がつかなかったくらいですから凄いです」
って書いてくださっていたから、自分でお化粧したんだって思いながら見られた。知っててよかったな。大感謝。
共演の方、しかも本業の方にこう言っていただけるの本当にうれしい。
(ちなみに芝のぶさんは、とてもきれいな女形さんです)
海老蔵さんも「いいね!」って書いてくださって、うれしいなー!
だって阿部さんといえば超絶不器用そしておそらくなかなか大雑把ゆえに、滝沢歌舞伎ZEROの白塗りめちゃくちゃ粉飛んだりしてて愛しいの極みだったけど、その片鱗のないきっちりしたお化粧だった…。
きっと、あの場できっちりやることは当たり前なんやけど、その当たり前の裏の熱心な練習を感じられて、梅子の中のモンペが涙を禁じ得ない。誰か貸してください、バスタオル。
向上する足を止めることなく、周りの方に熱が伝わっているおれたちのすの2、めちゃくちゃかっこいい。
未来で使う鍵を一つ手に入れられそうな感じがする。
本編は、2度目だったこともあって話の筋もよく分かって(お勉強は反復だと実感)、前回理解した点と点が線で繋がっていく感覚が新鮮だった。
“源氏の白旗に命をかける人々”の奮闘は、今ではお伽話の世界の話やし、このお話も当時のことを脚色してるわけやけど、それでも志や核となるものを大切に守る気持ちは人間には本能としてあるだろうし、そこに素直に飛び込む人たちが旗に乗せて未来を繋ぐ姿はめちゃくちゃおもしろかった。
そうやってお話を理解することで、随所に出てくるあべたての存在感も際立ってくる。
すごいね。やりがいある大切な役目もらってるね。
あべだては直接関係ないけど、九郎助宅での実盛と太郎吉のやりとりが大好きだった。葵御前が男児(義仲)を生んで喜ぶ実盛(海老蔵さん)がめちゃくちゃかわいいから、みんなに見てほしい!ああいうのを「チャーミング」っていうんだわ。
大詰。
太郎吉と駒王丸が、旗が通ったら阿部太郎と舘義仲になってる演出は何度見ても良い。映像ほしい。
太郎さんは義仲を守る役目だからかな?横を向いている場面が多くて、横顔フェチにはたまらん。横顔きれいなんだよ!!!!!!
そしてそして、実盛との決闘前夜、義仲陣営でのシーンから舞台中央に実盛の部屋が現れる場面。暗転している中に行灯の灯りで実盛の部屋が浮かんで、爺実盛が語るところも好き。
形成的にも状況的にも源氏優勢の今、源氏に戻らないかと声を掛けられながら、自分一人になっても平家に尽くす志とか、でもやっぱり源氏を大切に思う心とか、白くなった髪や髭を黒く染めて若い姿で闘いたいと心の内を述べる姿は、昔の言葉使いなのに気持ちが伝わるし、なんだか胸に迫るものも大きくて。
そして、自分が負けることもわかっていて。
斎藤実盛がどんな人か、わたしは全く知らなかったけれど、人間としてとても魅力的に描かれていて、愛されるのがわかる気がした。
最後、太郎が討ち取ってしまったのが実盛だったとわかった時、黒髪・黒髭で若かりし頃の、つまり幽霊の実盛が義仲と太郎に語りかけるところ。
しかも太郎吉が小さいころに一緒に乗せてもらった馬に乗ってる。
阿部太郎さんめちゃくちゃ悔やむんやけど(そりゃそうだ)、そこで太郎さんを諭す実盛とのやり取りもいい。
「まだまだじゃのう……太郎吉」
…って幼い頃の名前呼ぶのは!反則じゃないか!!!!!
伏線回収はエモいって!言ったじゃないか!!!!!!!!!!!
言うたやんかァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
阿部太郎さんが渾身の「実盛さまァァァ!!!!!」の台詞を放つ中、わたしの心境を関ジャニ∞の名曲に乗せてお送りしました。
あそこは、阿部さんがゲネプロのコメントで言っていた「恩人・実盛への思いを、海老蔵さんへの感謝と重ね合わせて演じたい」という思いが一番こもっているところだと思う。
こんな超一流の方々の元で共に舞台をつくれたことは、阿部さんにとっても宮ちゃんにとっても、大きな大きな財産になるなあ。
最後は会場狭しと大立廻りをして、最高に華やかでかっこよくて、舞台に戻るとキラキラが降って大団円。
カーテンコールで漂う一つの舞台をつくり上げた達成感って素晴らしいなって思う。見てる側も上演中に膨らんだ感情が解放される感じで清々しい。
18日、会場前方のお席には歌舞伎がお好きなんだろうなっていう年配の方が多くて、あべだてのことはどんな風に映ったかなってドキドキしてたの。
そしたらカテコで、最前列のご婦人があべだてに向かってめちゃくちゃ拍手してくださるのが見えて、わたしが胸熱…!!
よかった!ほんとによかったね!!!
海老蔵さんを中心に三方礼する姿は凛々しくて、まるで歌舞伎界の若い若い青葉の人で、他の共演者の方のほうを振り返って拍手する姿はめちゃくちゃSnow Manの阿部亮平さん。
そしてカテコ3回目くらい?海老蔵さんに促されて、会釈をして前に出て、ダンスを披露するあべだて。
あそこ、前もあんなに手拍子あったかな!?ソッコーで、ものすごく大きい大歓迎ムードの手拍子湧き起こって、わたし泣いちゃうかと思った!
二人もすごく楽しそうだったな。
この日はダンスの振りの中に、腰元の刀に手をやったり見得をきるようなところがあって、歌舞伎の所作が入ってたの、とてつもなく感動してしまった( ; ; )
公演も折り返して、いい意味で余裕が出てきた感じがした。お客さんを喜ばせるための工夫をたくさん考えてくれてる。
阿部さん、宮ちゃんと目を合わせて本当にニコニコで踊ってて、鎧めっちゃ重いらしいのに軽々動いて見せてて、あの瞬間尊すぎてもう…!
全私スタオベ!!!
いや、もう立ってたんすけどね。
めちゃくちゃあったかくて、まぶしくて、うれしかったなあ。
最後に手を振る阿部さんはパーフェクトにアイドルで7億点!!!
そんなことを書いてる間に、残り5公演らしいです。
すっかり馴染んでるんだろうな、共演の方々のSNSにもたまに「あべちゃん」「ダテ様」って書いてもらっててありがたい。うれしいね。
発表になった時から、どうしても絶対絶対行きたかったABKAI。阿部さんが必死に食らいついて頑張って、乗り越えていくところがどうしても見たかったから。
見られてよかった。
恋の増し増しだったな。
皆さんどうぞ最後まで、怪我なく健康第一で進み続けられますよう。
あべだてにとって、次の一歩の確かな布石となりますよう。
わたしは今回も、たくさんたくさんありがとうの気持ちです。